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GUIDE / X-RAY-INSPECTION-SYSTEM

X線検査装置とは?食品・医薬品のライン型と電子部品のマイクロフォーカス透視型の違いと、検査幅・X線出力・価格の選び方

食品・医薬品の異物検査や電子部品の中の検査に使うX線検査装置(X線異物検出機)の2つの種類、金属検出機との違い、デュアルエナジー、設置の届け出、検査できる大きさと洗える機種の選び方を、メーカーの公式資料でまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

X線検査装置は、X線で透かした画像から、中の異物や欠け・形の不良を見つける装置です。X線異物検出機・X線検査機とも呼びます。食品・医薬品の包装品を生産ラインに流して全数を見るライン型と、基板や電子部品を台に載せて拡大して見るマイクロフォーカスの透視型に分かれます。値段を公式に出しているメーカーは無く、どれも見積もりです。

X線検査装置とは

X線検査装置は、品にX線を当てて、透けて写った濃淡の画像から中の異物・欠品・形の不良を見つける検査装置です。包装したままの食品に混じった金属・石・ガラス・骨を見つけたり、基板のはんだの中のボイドを壊さずに見たりします。

比較ページには、日本の会社が自社で作るX線検査装置を、各社の代表の型式の単位で載せています。カメラで外から見る外観検査装置、寸法を測るX線CT、金属検出機は載せていません。

2つの種類

  • ライン型は、生産ラインにベルトで品を流し、1個ずつ異物・欠品・形を見ます。例はアンリツのKXE7534AWHZE、イシダのIX-EN-5592、システムスクエアのSX2-2554HWとSXP-2044W、エー・アンド・デイのAD4991-2510です
  • マイクロフォーカスの透視型は、焦点の小さなX線管で、部品を台に載せて拡大して見ます。例は松定プレシジョンのμB3600、マーストーケンソリューションのMUX-3400、島津製作所のXslicer SMX-1010、東芝ユニファイドテクノロジーズのTXV-CH4090FDです

金属検出機との違い

  • システムスクエアの解説では、X線検査機は金属のほか、石・ガラス・骨・プラスチックの異物も見つけます。アルミの包材の中も見られます
  • 金属検出機は金属の異物が得意で、アルミ箔やサビ状の金属も見つけます
  • 骨やガラスを見たいならX線、金属だけでよいなら金属検出機で足ります

骨やガラスを見るデュアルエナジー

  • 高いエネルギーと低いエネルギーの2つの画像を撮り、物の違いから異物を見分けます
  • アンリツのKXE7534AWHZEは、2種類のセンサで残骨や異物を見分けます
  • イシダのIX-G2は、性質の違う2枚の画像を比べて、重なった品の中の異物を見つけます

検査できる大きさと重さ

  • アンリツのKXE7534AWHZEは、最大幅390mm、最大高さ220mmで、最大5kgまで流せます
  • イシダのIX-EN-5592は、最大検査幅550mm、最大検査高さ270mmで、オプションで最大30kgまで流せます
  • システムスクエアのSXP-2044Wは、最大幅190mm、最大高さ100mmの小型の機種です
  • 透視型では、島津製作所のXslicer SMX-1010に、350×450mm以下、高さ100mm以下、最大5kgのワークを載せられます

異物のほかに見られること

  • エー・アンド・デイのAD4991-2510は、形状・個数・位置・質量推定まで見ます
  • システムスクエアのSX2-2554HWは、異物・相対質量・形状を同時に見ます

洗えるかどうか

  • システムスクエアのSX2-2554HWは、装置全体でIP66相当です
  • エー・アンド・デイのAD4991-2510は、検査室内がIP66準拠で、水で洗えます
  • アンリツのKXE7534AWHZEは、コンベア部がIP66相当です

設置の届け出と安全

  • システムスクエアの解説では、使うのに資格は必要ありません。設置の予定日の30日前までに、管轄の労働基準監督署長へ届け出ます
  • 外へ漏れるX線は、アンリツのデュアルエナジーセンサ搭載モデルで1.0μSv/h以下、島津製作所のXslicer SMX-1010で1μSv/h以下です

値段

  • 表の9製品は、どれも値段を公式に出していません
  • 見積もりを取るときは、検査する品・大きさ・重さ・ベルト速度・見たい異物を伝えます。品のサンプルを流して感度を確かめてから決めます
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