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GUIDE / VOLUMETRIC-FLASK

メスフラスコとは?研究室・品質検査で使うメスフラスコ(全量フラスコ)の種類(透明・茶色・樹脂製)と⁠、許容誤差・JISクラス・栓・価格の選び方

溶液を決まった体積に調製するメスフラスコ(全量フラスコ)の3つの種類、JISクラスAとクラスBの許容誤差の違い、茶色(褐色)と短形の使いどころ、PP・TPX・PFAの樹脂製、栓の規格、校正証明書と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

メスフラスコは、溶液を決まった体積に正しく調製するための首の細いフラスコです。JISでは全量フラスコと呼びます。種類は、透明のガラス・石英、光をさえぎる茶色のガラス、割れないPP・TPX・PFAの樹脂製に分かれます。選ぶときは「どこまでの精度がいるか(クラスAかBか)⁠」「光や金属の溶出を避けたいか」「割れない器具にしたいか」の3つを先に決めます。

メスフラスコとは

メスフラスコは、首の目盛線まで液を入れたときに、表示の容量になるように作ったフラスコです。標準液や試料を、決まった体積に薄めて調製するときに使います。AGCテクノグラスの技術情報では、メスフラスコはメスシリンダーと同じく、入れた量が正しくなる受用(TC)の体積計です。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売るメスフラスコを、100mLの型で載せています。混ぜる・加熱するフラスコ、目盛で途中の量を読むメスシリンダーは別のページで扱います。

3つの種類

  • 透明(ガラス・石英)は⁠、JISクラスAなどの許容誤差が決まった型です。AGCテクノグラスの5640FK100S、クライミングのCL2030-07-10、コーニングの5640-100、宮原計量器製作所のメスフラスコ(白)、フロンケミカルの石英製NR4503-003があります
  • 茶色(褐色ガラス)は⁠、光をさえぎる型です。AGCテクノグラスの55640FK100Sは、外表面にだけシルバーステイン処理をしています
  • 樹脂製は、割れる心配のない型です。ニッコー・ハンセンのPP製とTPX製、サンプラテックのPFA製、サーモフィッシャーのPP製(Nalgene)があります

許容誤差とJISクラス

  • 100mLのクラスAでは、AGCテクノグラスの5640FK100Sが±0.1mL、コーニングの5640-100が公差0.08mLです
  • AGCテクノグラスの短形5670FK100Sは、JISクラスBで±0.24mLです
  • 樹脂製では、サーモフィッシャーの4000-0100PKがクラスBで±0.16mLです。ニッコー・ハンセンのPP製とTPX製は目安目盛です
  • 宮原計量器製作所は、標準品のSGと高精度品のHGの2つの許容誤差から選べます

茶色と短形の使いどころ

  • 茶色は、光で変わりやすい試料を調製するときに使います。AGCテクノグラスの55640FK100Sは、透明の型と同じJISクラスAの±0.1mLです
  • 短形は首の短い型です。AGCテクノグラスの5670FK100Sは、栓がTS19で、標準の100mL(TS13)⁠よ⁠り大きくなります

樹脂製の選び方

  • PP製は安く、ニッコー・ハンセンの303104は使用温度範囲が0〜121℃です
  • TPX製は高い温度まで使え、ニッコー・ハンセンの303004は20〜150℃です
  • PFA製は金属を含まず、不純物の溶出がとても少ないので、サンプラテックの18155はICP分析の試薬調製に使えます
  • オートクレーブは精度に響きます。サーモフィッシャーの4000-0100PKはキャップを外してからかけ、ニッコー・ハンセンのポリ栓はかけられません

栓の規格

  • 100mLでは、AGCテクノグラスの5640FK100Sとフロンケミカルの石英製NR4503-003がTS13です
  • コーニングの5640-100は、No.13の共通テーパーストッパーが合います
  • サーモフィッシャーの4000-0100PKは、20mmのスクリューキャップで閉じます

使い方と読み方

  • ガラス体積計は20℃の水の体積で検査しているので、液の温度を合わせてから量ります
  • 液面は、メニスカスの最深部と目盛線の上縁を、横から水平に見て合わせます

校正証明書と値段

  • AGCテクノグラスは、トレーサビリティ関連書類を一式10,000円、社内検査成績書を1計量点7,000円で出し、JCSS校正証明書付きのメスフラスコも用意しています
  • 100mLのガラス製は、AGCテクノグラスの5640FK100Sが2,810円(標準価格)、クライミングのCL2030-07-10が税込2,728円です
  • 樹脂製は、ニッコー・ハンセンのPP製303104が税抜1,080円、サンプラテックのPFA製18155が19,600円(標準小売価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • コーニングの5640-100は、12本入りのケースで24,420円です。税込・税抜・ケース単位が混ざるので、単位をそろえて比べます
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