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GUIDE / SAMPLER

サンプラとは?粉粒体・液体・気体用サンプラーの種類と採取量・材質・価格の選び方

品質検査・環境分析で使うサンプラ(試料採取器)の選び方。粉体用ペンシルとスコップ、手動採水器と自動採水器、気体用サンプリングポンプを、メーカー公式資料の採取量・材質・流量・操作方法で説明します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

サンプラは、検査や分析に使う試料を採る器具・装置です。粉粒体は採取口と洗いやすさ、液体は採る深さと量、気体は捕集管に合う流量から選びます。採水ボトルの容量と1回の採水量、気体の設定流量と精度保証範囲は、それぞれ分けて確認します。

サンプラとは

サンプラは、原料や環境から試料を採り分ける道具です。サンプラー・試料採取器とも呼びます。粉粒体の抜き取り検査、水質試験用の採水、空気中の成分を分析する前の採取に使います。

サンプラの比較ページでは、粉粒体の手動採取、液体の手動採取、液体の自動採取、気体の吸引採取を載せています。音楽用サンプラーと、クロマトグラフへ試料を自動注入する装置は別の製品です。

粉粒体は、採る場所と採取口を合わせる

袋やドラム缶の内部から採るなら、採取口を閉じて差し込める形を選びます。均一に広げた試料なら、底まで差し込めるスコップを使います。

  • 筒井理化学のペンシルは、取手を回して採取部を開閉します。この比較の標準仕様は、直径20mm、全長150〜500mm、採取容量2〜15mLです
  • インクリメントスコップ No.10採取用は、最大粒度10mm、容量約120mL、材質SUS304です。先ありの採取用と、先なしの縮分用を取り違えないようにします
  • ペンシルは、先端だけを外す洗い方と、全体を分解する洗い方を選べます

筒井理化学の技術解説では、粒子の形・大きさ・カサ密度の違いで起こる偏析に注意しています。採りやすさだけで決めず、試料の採取と、その後の縮分・混合などの試料調整を分けて考えます。

液体は、深さと接液部の材質を見る

採水器は、狙った水層まで下ろして試料を採る器具です。蓋を閉じる仕組みと、水に触れる部品を確かめます。

  • 宮本理研工業の万能採水器 S-2Lは、水圧を利用し、メッセンジャーなしで採水します。共通の案内は水深50mまでです。採取容量と型式ごとの寸法はメーカーへ確認します
  • 離合社の北原式B号採水器 5022-Bは、透明アクリル筒で内部を見られ、容量1000mLです。メッセンジャーを落とすと筒と蓋が下がって閉じます
  • リゴーB号透明採水器 5023-Aは、接液部に金属を使わないプラスチック製で、容量1300mLです。金属成分を調べるときは、このように接液部まで確認します

自動採水は、計量部とボトルを分けて確認する

エヌケーエスのLYSAMは、真空採水で水を吸い上げ、時刻や条件に合わせてボトルへ分配します。ボトルにためられる量が、そのまま1回の採水量になるわけではありません。

  • LYSAM-Msは、500mLチャンバーと採水量可変型トップで計量します。標準の試料ボトルは500mL×24本です
  • LYSAM-Psは、標準の試料ボトルが1L×24本です。計量部の1Lチャンバーはオプションです
  • 設置時は、採水点をチャンバーより低くし、ホースが途中で逆勾配にならないようにします

採水の時刻と分配方法を先に決めてから、ボトル容量と回収の間隔を合わせます。

気体は、流量範囲と運転条件を見る

気体用の採取ポンプは、捕集管や検知管などへ空気を通す装置です。つなぐ管の抵抗と必要流量を伝えて選びます。

  • ガステックのGSP-500FTは、タイマモードで50〜500mL/minに設定できます。定体積モードで10〜49mL/minを選ぶと、50mL/minの吸引と停止を繰り返します
  • 光明理化学工業のASP-1200は、10〜1200mL/分に設定でき、タイマーと定体積の運転を選べます
  • ジーエルサイエンスのSP200は、約0.5〜1.5L/minをつまみで調整します。可燃性・腐食性・溶媒ガスには使えません
  • SP209-1000Dualは、独立した2流路で採取します。設定範囲は20〜1000mL/minですが、100mL/min未満は流量精度の保証範囲外です。防爆構造ではありません

設定できる最小流量だけで決めず、連続吸引か間欠吸引か、精度を保証する範囲まで読みます。

価格と見積もりの伝え方

筒井理化学の税別参考価格は、No.10採取用スコップが17,000円、掲載したペンシルの標準仕様が160,000円です。ジーエルサイエンスの掲載価格はSP200が78,000円、SP209-1000Dualが360,000円で、参照ページに税区分の記載はありません。

見積もりでは、対象試料、採る場所、必要な試料量、接触する材質、洗浄方法を伝えます。気体用は捕集管と流量、自動採水器は採水点との高低差、ホース経路、ボトル分配も伝えます。

出典は比較ページの公式資料一覧にまとめています。仕様・価格の確認日は2026年10月28日です。

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