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GUIDE / PREAMPLIFIER

プリアンプとは?業務用の種類・チャージアンプとの違い・選び方

施設放送・計測マイク・電荷入力・微小電圧のプリアンプについて、入力形式・利得・周波数帯域・雑音・電源・価格の見方を、メーカーの公式資料で整理しました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

プリアンプは、マイクやセンサの小さな信号を後段の機器へ渡す前置増幅器です。最初に電圧入力か電荷入力かを決め、接続先に合う利得・周波数帯域・電源を選びます。計測マイク用は、電圧を大きくするより、信号を忠実に伝える役割を持ちます。

プリアンプとは

小さな信号を、放送機器・分析器・ADコンバータなどの前で受ける増幅器です。電圧を増幅する型、マイクの出力を伝える型、電荷を電圧に変換するチャージアンプでは、入力回路も利得の単位も違います。

比較ページでは、施設放送や研究・検査で使う単体の型を扱います。家庭専用オーディオ、センサ内蔵品、スペクトラム分析器の内蔵アンプ、商社が輸入販売する他社製品は含めません。

用途と入力で選ぶ

  • 施設放送には、入力の優先順位やラックへの取り付けを確認します。TOAのPP-025C⁠は入力8系統で、優先機能とチャイムを備えます
  • 計測マイクには、口径・バイアス・給電方式を合わせます。リオンのNH-22Aは定電流2〜4mAで動き、UC-52・UC-54・UC-57・UC-59に対応します。UC-54にはUA-12を使います
  • 電荷出力センサには、チャージアンプを使います。小野測器のCH-1200A⁠は電荷を電圧へ変換し、加速度・速度・変位を選んで出力します
  • 微小電圧には、信号源に合う入力抵抗と雑音性能を選びます。NFのSA-240F5は40dBで増幅し、DC〜20MHzを扱います

利得と周波数帯域は一緒に読む

  • タートル工業のT-01LNAは、増幅率10倍時にDC〜約15MHz、31.6倍時にDC〜約7MHz、100倍時にDC〜約2MHzです。必要な帯域を通せる増幅率を選びます
  • インターマインドのIMP240は、平衡入力で0〜60dBの利得を切り替えます。IMP243は不平衡入力・40dB固定で、入力方式も違います
  • NFの9917は、AE信号用で2kHz〜1.2MHzを扱います。後段の同社AE機器から信号ラインで電源を供給します

チャージアンプの感度と低域特性

電圧利得のdB・倍と、電荷感度のmV/pCは同じ指標ではありません。センサ感度を入力する設定範囲も、アンプそのものの電圧利得とは区別します。

  • ANSeeNのAMP01は、光電子増倍管の出力延長用で、50Ω負荷時の利得が10V/Vです。AMP03は出力整形用の電荷有感型で、高インピーダンス負荷時に10mV/pCです
  • 昭和測器のModel-4001B-⁠50は、放電時定数をLONG・SHORTで切り替えます。ゆっくり変わる力や圧力を扱うときは、上限周波数だけでなく低域の応答を確認します。完全な直流を無期限に測る型とは区別します

雑音・電源・価格の確認

NFの技術解説は、初段で発生したノイズが後段でも増幅されるため、初段の低雑音性能が重要だと説明しています。帯域を広げれば雑音も増えるので、必要な帯域に絞ります。

  • 雑音電圧密度のnV/√Hzと、実効値のμVrmsはそのまま大小を比べません。周波数・帯域・入力抵抗などの条件を合わせます
  • 電源は機種ごとに違います。SA-240F5は外部直流電源と接続ケーブルを別に用意し、T-01LNAは006P型9V乾電池で動きます
  • 公開本体価格は、T-01LNAが49,000円税別、SA-240F5が231,000円税抜、AMP01・AMP03が各165,000円税込です。電源・ケーブル・収納ケースを含むか確かめて、同じ構成で見積もりを取ります

仕様と価格は2026年10月28日に確認しました。TOAのPP-025Cの利得・帯域は、この比較では未確認のため、記載なしとしています。表にない値は、上の公式資料とメーカーへの問い合わせで確認してください。

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