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GUIDE / PETRI-DISH

シャーレとは?研究・検査で使うシャーレ(ペトリ皿)の種類(細菌培養用・細胞培養用・ガラス製)と⁠、サイズ・滅菌・価格の選び方

微生物や細胞の培養に使うシャーレ(ペトリ皿・ディッシュ)の3つの種類、直径90mmの浅型と深型の違い、JIS K 0950の寸法、放射線・電子線・EOGの滅菌、表面処理の有無、ガラスシャーレの繰り返し滅菌と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

シャーレは、微生物や細胞を培養するための、ふた付きの浅い平たい皿です。別名はペトリ皿・ペトリディッシュです。寒天培地で細菌を育てる滅菌済みの樹脂の型、底に表面処理をした細胞培養用の型、洗って何度も使うガラスの型に分かれます。選ぶときは「何を培養するか」「浅型か深型か」「使い捨てか繰り返し使うか」の3つを先に決めます。

シャーレの意味と別名

シャーレは、寒天培地や培養液を入れて、細菌・カビ・動物の細胞を育てる皿です。食品や水の微生物検査、臨床検査、創薬やバイオの研究で使います。

比較ページには、日本法人のある会社が自社または自社グループで作るシャーレを、型番の単位で載せています。培地を入れた完成品、マルチウェルプレート、代理店が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • 細菌培養用(滅菌済みの樹脂)は⁠、ポリスチレンを成形して滅菌した使い捨ての型です。例は、アテクトの浅型シャーレ滅菌済SLE、サンセイ医療器材のシャーレCL、住友ベークライトの細菌培養用シャーレ90です
  • 細胞培養用(表面処理つき)は⁠、底に細胞がつきやすい表面処理をした型です。例は、AGCテクノグラスの付着性細胞用ディッシュ、コーニングの細胞培養表面処理ディッシュ、住友ベークライトの接着細胞培養シャーレ90です
  • ガラス製は、洗ってから滅菌し直して何度も使う型です。例は、コーニングのPYREX ペトリ皿と、コスモスビードのミニシャーレです

サイズと規格

  • よく使う大きさは直径90mmで、浅型は高さ15mm前後、深型は20mm前後です
  • JIS K 0950(プラスチック製滅菌シャーレ)では、記号90Aは、蓋の最大外径が90mm±4mm、全体の高さが15mm±2mmです
  • 深型は、培地と検体を混ぜて固める混釈培養に使います。サンセイ医療器材のシャーレFCLは、高さ19mmの深型です
  • 小さいものでは、サーモフィッシャーのNunc 細胞培養ディッシュが直径40mm、コスモスビードのミニシャーレが内径30mmです

滅菌のしかた

  • 樹脂のシャーレは、放射線・電子線・EOG(エチレンオキサイドガス)で滅菌して出荷します
  • アテクトとサンセイ医療器材は電子線、住友ベークライトは放射線、サーモフィッシャーのNunc ペトリディッシュはガンマ線です
  • AGCテクノグラスは、EOG滅菌のSH90-15の受付を一時止めていて、放射線滅菌のSH90-15Eを代わりに案内しています
  • ガラスのPYREX ペトリ皿は、オートクレーブでも乾熱でも繰り返し滅菌できます。ふたをしても気密にはなりません

表面処理の有無

  • 細胞培養用は、底に親水処理などの表面処理をして、付着性の細胞がつきやすくしてあります
  • 住友ベークライトは、接着細胞用と、細胞がつきにくい浮遊細胞用を分けて出しています
  • 寒天培地で細菌を育てるなら、表面処理の無い滅菌シャーレで足ります

培地の量と使い勝手

  • アテクトの浅型シャーレ滅菌済SLEは、底から4mmの線まで入れると15mLです
  • アテクトの滅菌シャーレφ86×13.5mmは、直径90mmの型と比べて培地を約20%減らせます
  • サーモフィッシャーのNunc ペトリディッシュは、高さがそろっていて自動ディスペンサーに使えます
  • 住友ベークライトの細菌培養用シャーレは、底にリブやリングが無く、コロニーカウンターで読めます

値段

  • 住友ベークライトの細菌培養用シャーレ90は、単価69円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • AGCテクノグラスのSH90-15Eは、500個入りで34,900円です
  • サーモフィッシャーのNunc ペトリディッシュは、320個入りのケースで29,500円です
  • ガラスのPYREX ペトリ皿は、72枚入りのケースで90,720円です
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