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GUIDE / ONDO-KOUSEIKI

温度校正器とは?ブロック式・液槽式・表面温度校正・黒体炉の違いと、温度範囲・安定度・価格の選び方

温度計や温度センサを基準と比べて確かめる温度校正器の4つの種類、比較校正と定点校正の違い、低温と高温の校正、持ち運び、価格の見方を、主なメーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

温度校正器は、温度計やセンサを基準の温度と比べて確かめる装置です。校正する相手で、差し込むブロック式、浸ける液槽式、当てる表面温度校正、向ける黒体炉の4つに分かれます。選ぶときは「校正する相手」「校正する温度」「持ち運ぶか」の3つを先に決めます。

温度校正器とは

温度校正器は、温度計や温度センサが正しい値を示しているかを、基準の温度と比べて確かめる装置です。校正炉やドライウェルとも呼びます。自分で決めた温度を作れるので、社内の校正室や工場の現場で、測定器を確かめられます。

比較ページには、自社で作るメーカーと、自社グループの製品を売る日本法人の温度校正器を、代表の型式の単位で載せています。校正の受託サービスと、電圧を出して指示計を確かめる校正器は載せていません。

4つの種類

  • ブロック式(ドライウェル):金属のブロックの穴にセンサを差し込みます。例はチノーのKT-H503、フルークの9142、テストーのThermator IIです
  • 液槽式:シリコンオイルなどに浸けます。例はチノーのKT-B22です
  • 表面温度校正:平らな校正面にセンサを当てます。例は安立計器のACSⅡ-1000とACSⅡ-4000、理化工業のST-CAL2です
  • 黒体炉(放射温度計用):熱を出す面に放射温度計を向けます。例はフルークの9133です

比較校正と定点校正

  • 比較校正は、校正済みの標準温度計と並べて比べる方法で、好きな温度で校正できます
  • 定点校正は、金属の凝固点や三重点など決まった温度で校正する方法です。不確かさは小さくなりますが、決められた温度しか校正できません
  • 現場の温度計は、比較校正で確かめます。この表の校正器も、ほとんどが比較校正に使う型です

校正する温度

  • チノーのKT-H503は、-100〜50℃です
  • テストーのThermator IIは、-35〜165℃です(表面は-25〜150℃)
  • フルークの9142は、-25〜150℃です
  • チノーのKT-B22は、-20〜100℃です
  • 安立計器のACSⅡ-4000は、表面と内部のどちらも30〜500℃です
  • 熱電対をもっと高い温度で校正するなら、チノーのKT-F311(200〜1100℃)のような電気炉の比較校正装置を使います

安定度と温度分布

  • 安定度は、同じ場所の温度がどれだけ揺れないかです。テストーのThermator IIは±0.005℃以下、フルークの9142は±0.01℃です
  • 温度分布は、場所によってどれだけ差があるかです。安立計器のACSⅡ-1000は、ブロック表面で±0.1℃です
  • 複数のセンサを同時に校正するなら、温度分布も見ます

持ち運ぶか、据え置くか

  • 持ち運ぶなら、フルークの9133は4.6kg、9142は8.16kg、チノーのKT-H503は約12kg、テストーのThermator IIは約13kgです
  • 理化工業のST-CAL2は、校正炉ユニットが約4.7kgです
  • 校正室に置くなら、チノーのKT-B22は約100kg、安立計器のACSⅡ-4000は校正ブロックユニットが70kgです

価格の見方

  • 安立計器のACSⅡ-1000は1,300,000円、ACSⅡ-4000は4,000,000円です(どちらも税別の希望小売価格)
  • 理化工業のST-CAL2は、標準価格750,000円です
  • チノー・フルーク・テストーは、問い合わせて見積もりをとります
  • 校正器そのものの校正費用と、基準に使う標準温度計も、予算に入れておきます

手入れと校正器そのものの校正

  • 校正器も定期的に校正します。チノーのKT-H503は、JCSS校正証明書をオプションで付けられます
  • 液槽式は、液の手入れと交換の手間を見ておきます
  • ブロック式は、穴の径とセンサの太さを合わせます
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