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GUIDE / MULTISPECTRAL-CAMERA

マルチスペクトルカメラとは?可視と近赤外を同時に撮るマルチスペクトルカメラの種類(プリズム分光式・ビデオ型・ドローン型)と、ハイパースペクトルとの違い・選び方

可視と近赤外など、決めた複数の波長の画像を同時に撮るマルチスペクトルカメラの3つの方式、ハイパースペクトルカメラとの違い、バンド数・フレームレート・接続の見方、価格の考え方をまとめます。

2026年11月5日更新

この記事の答え

マルチスペクトルカメラは、可視と近赤外など、決めた複数の波長の画像を同時に撮るカメラです。多波長カメラとも呼びます。波長の分け方と使う場所で、プリズムで分けて複数のセンサで撮るプリズム分光式、選んだ波長を動画で撮るビデオ型、ドローンに積むドローン型の3つに分かれます。選ぶときは「見たい波長」「撮る物の速さ」「撮る場所」の3つを先に決めます。

マルチスペクトルカメラとは

マルチスペクトルカメラは、離れた位置にある2〜15バンドほどの波長をしぼって、それぞれの画像を同時に撮るカメラです。目やふつうのカラーカメラでは見分けにくい成分や傷、作物の育ち具合を、波長ごとの写り方の違いで見分けます。食品・農産物の選別、プリント基板の検査、医療、畑の生育調査に使います。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社のグループの製品として日本で売るマルチスペクトルカメラを、各社の代表の型の単位で載せています。輸入品や商社が売る他社製品は載せていません。

ハイパースペクトルカメラとの違い

  • マルチスペクトルは、見たい波長をいくつかにしぼって撮ります。速く撮れ、データも小さく済みます
  • ハイパースペクトルは、スペクトルの範囲を続けて細かく撮ります。エバ・ジャパンのハイパースペクトルカメラは、最大151バンドに分けます
  • 見たい波長がまだ決まっていなければ、先にハイパースペクトルで調べ、決まった波長をマルチスペクトルで撮ります

3つの方式

  • プリズム分光式:1本のレンズから入った光をプリズムで分け、別々のセンサで同時に撮ります。どの波長もセンサの全画素で撮れ、画像の位置が初めからそろいます。例はJAIの FS-3200T-10GE-NNC と SW-4000Q-10GE ⁠⁠です
  • ビデオ型:広い範囲から見たい波長を選び、動画で撮ります。例はエバ・ジャパンの可視ビデオスペクトルカメラとワイドレンジビデオスペクトルカメラです
  • ドローン型:ドローンに積んで、畑や森を空から撮ります。例はDJIの Mavic 3 Multispectral と、ザクティの CX-GB300 ⁠⁠です

波長とバンド数

  • JAIの FS-3200T-10GE-NNC は、400〜670nmの可視カラーと、700〜800nm・820〜1000nmの近赤外の3バンドです
  • JAIの SW-4000Q-10GE は、R・G・B・NIRの4バンドです
  • DJIの Mavic 3 Multispectral は、560nm・650nm・730nm・860nmの4バンドで、RGBカメラも積んでいます
  • エバ・ジャパンのビデオスペクトルカメラは、最大12波長を選んで撮ります。ワイドレンジ型は400〜1700nmまで撮れます

速さと接続

  • 止まった物や間欠で流れる物は、エリアカメラで撮ります。FS-3200T-10GE-NNC は107fpsです
  • 続けて流れる物は、ラインスキャンカメラで撮ります。SW-4000Q-10GE は4,096画素/ラインで最大72kHzです
  • エバ・ジャパンの可視ビデオスペクトルカメラは、最大180枚/秒の動画で撮れます
  • JAIの2製品は10GigE、エバ・ジャパンの2製品はUSB3.0でつなぎます

値段

  • このページの6製品は、どれも公式に値段を出していません。波長の組み合わせ、レンズ、照明まで含めて見積もりを取ります
  • 照明の波長も、撮る波長に合わせて選びます
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