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GUIDE / MASATSU-SHIKENKI

摩擦試験機とは?フィルム・紙・金属の滑りを測る摩擦試験機の種類(水平法・傾斜法・往復動式・触感型)と、速度・規格の選び方

滑りやすさを摩擦係数で調べる摩擦試験機の4つの種類、静摩擦係数と動摩擦係数の違い、JIS K 7125とJIS P 8147の使い分け、摩耗試験機との違いをまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

摩擦試験機は、物と物の滑りやすさを摩擦係数で調べる試験機です。摩擦測定機・スリップテスターとも呼びます。測り方で、水平法・傾斜法・往復動式・現場や触感を測る型に分かれます。動摩擦係数も見るなら水平法か往復動式、静摩擦係数だけなら傾斜法で足ります。

摩擦試験機とは

摩擦試験機は、フィルム・紙・塗膜・金属などの滑りやすさを、摩擦係数の数字で調べる試験機です。摩擦力を垂直荷重で割って摩擦係数を出します。

比較ページには、会社が自社で作る摩擦試験機を、各社の代表の型の単位で載せています。海外ブランドの輸入販売と、受託試験だけのサービスは載せていません。すり減り方を調べる試験機は摩耗試験機のページ⁠に載せています。

4つの種類

  • 水平法:テーブルを水平に動かし、静摩擦係数と動摩擦係数を測ります。例は東洋精機製作所の HM-3、安田精機製作所の No.162-FS、テスター産業の AB-401 ⁠⁠です
  • 傾斜法:斜面を傾け、おもりが滑り始めた角度から静摩擦係数を出します。例は東洋精機製作所の AN2、安田精機製作所の No.162、テスター産業の AB-502 ⁠⁠です
  • 往復動式:荷重をかけて往復させ、摩擦の変化を追います。例は新東科学の TYPE:14FW、トリニティーラボの TL201Tt、協和界面科学の TSf-303、ブルカーの UMT TriboLab ⁠⁠⁠です
  • 現場・触感型:その場で当てて測る型と、指先を模したセンサーの型です。例は新東科学の TYPE37i、トリニティーラボの TL701、カトーテックの KES-SE ⁠⁠です

選び方

選ぶときは「何を測るか」「どの規格か」「どこで測るか」の3つを先に決めます。

  • 測る値:動摩擦係数も見るなら水平法か往復動式です。傾斜法で出るのは静摩擦係数だけです
  • 規格:JIS K 7125 と ISO 8295 は水平法、JIS P 8147 は水平法と傾斜法の両方があります
  • 測る場所:切り出せる試料なら据え置きの機種で測ります。壁や肌のように切り出せない物は、TYPE37i や TL701 を使います

速度と荷重の違い

  • 東洋精機製作所の HM-3 は、5〜1500mm/min で動きます
  • テスター産業の AB-401 は、100〜1000mm/min で動きます
  • 新東科学の TYPE:14FW は、5〜6000mm/min で動きます
  • トリニティーラボの TL201Tt は、0.1〜100mm/sec で動きます
  • ブルカーの UMT TriboLab は、センサーを選んで試験荷重 1mN〜2,000N まで使えます

価格

載せた製品に、公式で価格を出しているものはありません。見積もりのときは、測る物と規格、熱盤や安全カバーの有無を先に伝えます。

使うときの注意

  • 滑る速度で摩擦係数が変わる物があるので、比べるときは速度をそろえます
  • 紙とフィルムでは、規格のおもりと速度が違います
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