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GUIDE / MAMOU-SHIKENKI

摩耗試験機とは?テーバー式・往復式・学振型・ピンオンディスク式の種類と違い、荷重・規格・価格の選び方

塗膜・プラスチック・金属・繊維・ゴムのすり減り方を調べる摩耗試験機の4つの種類、テーバー式と往復式の違い、学振型の使いどころ、ゴム用の試験機、荷重・規格・設置の条件を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

摩耗試験機は、材料がこすれてどれだけすり減るかを調べる試験機です。すり減らし方で、摩耗輪を当てるテーバー式・往復してこする往復式(学振型を含む)⁠・回転させて押し当てる回転すべり式・ゴム用のドラム式などに分かれます。選ぶときは「何の材料か」「どの規格か」「何で評価するか」の3つを先に決めます。

摩耗試験機とは

摩耗試験機は、塗膜・プラスチック・金属・繊維・ゴムを決めた荷重と速度でこすり、質量・厚さ・光沢や摩擦係数の変わり方を見る試験機です。品質管理の検査から材料の開発まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る摩耗試験機を、各社の代表の型の単位で載せています。海外ブランドの輸入販売、受託試験だけのサービス、消耗品だけの品は載せていません。

4つの種類

  • テーバー式:回す試料に2個の摩耗輪を当てます。例はテスター産業の AB-101、東洋精機製作所の TS-2、安田精機製作所の No.101-H ⁠⁠⁠です
  • 往復式:試験片や摩擦子を往復させます。例はスガ試験機の NUS-ISO3、新東科学の TYPE:30S、協和界面科学の TSf-503 です。学振型の AB-301 と No.428 もここに入ります
  • 回転すべり式:回る円板や軸に押し当てて滑らせます。例はレスカの FPR2200、東洋精機製作所の 6TFA、トリニティーラボの TL204Tt ⁠⁠⁠です
  • ゴム用:研磨布のドラムや回るホイールに試験片を押し当てます。例は上島製作所の AB-6111 と AB-2012 ⁠⁠です

テーバー式の荷重と回転数

  • 東洋精機製作所の TS-2 と安田精機製作所の No.101-H は、荷重が2.45N・4.9N・9.8Nで、回転数が60・70・72rpmです
  • テスター産業の AB-101 は、荷重が2.5・4.9・9.8Nで、回転数が60・70rpmです
  • 試験中は摩耗粉を吸い取ります。TS-2 と No.101-H は吸引の掃除機が標準で付きます
  • 摩耗輪は研磨機で表面を整えてから使います。安田精機製作所は研磨機 No.101-K も作っています

学振型と往復式の使い分け

  • 学振型は色落ちや印刷面の傷みを見ます。すり減った量を測る機械ではありません
  • 安田精機製作所の No.428 は、繊維・革・引布の摩擦染色堅ろう度を評価します
  • テスター産業の AB-301 は6本掛けで、染色布のほか塗装面や印刷面も測ります
  • スガ試験機の NUS-ISO3 は、1往復ごとに摩耗輪が0.9°回り、新しい面でこすります
  • 新東科学の TYPE:30S は目視で評価する型で、往復幅は10〜50mmです

ゴムの摩耗試験

  • DIN摩耗試験は、研磨布を巻いたドラムに試験片を押し付けます。上島製作所の AB-6111 は摩耗距離が40mです
  • アクロン摩耗試験は、回す円盤状の試験片に角度を付け、砥石を押し付けます。上島製作所の AB-1500シリーズは、スリップ角が0〜45°⁠⁠⁠です
  • タイヤやベルトの材料には、荷重10〜80Nで摩擦力まで制御する AB-2012 があります

電源と置き場所、値段

  • FPR2200 や AB-301 のように AC100V で使える型があります。6TFA と AB-2012 は三相AC200Vです
  • 質量は、AB-301 が約25kg、FPR2200 が54kg、6TFA が約300kg、AB-2012 が約380kgです
  • 各社の製品ページに公開価格は出ていません。付属の摩耗輪や吸引装置までそろえて見積もりを比べます
  • 安田精機製作所はデモ機とレンタルを、新東科学と協和界面科学はデモ機の貸し出しを案内しています
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