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GUIDE / JIKI-SENSOR

磁気センサとは?ホールIC・AMR・MI・3軸磁気センサの種類と違い、動作磁界・消費電流・電源電圧の選び方

機器の開閉検知・モーターの回転角・方位や磁場の計測に使う磁気センサの3つの出力の種類、ホールICとAMRセンサの違い、動作磁界・消費電流・電源電圧の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

磁気センサは、磁石や地磁気の磁場をとらえて電気の信号に変える部品です。ホールIC・AMRセンサ・MIセンサなどがあり、出力の種類でスイッチ出力・アナログ出力・3軸デジタル出力に分かれます。選ぶときは「何を検知するか」「磁石の強さと距離」「電池で動かすか」の3つを先に決めます。

磁気センサとは

磁気センサは、磁石や地磁気の磁場を電気の信号に変える部品です。機器の基板に載せ、磁石と組み合わせて、ふたの開閉・軸の回転角・物の位置を触らずに検知します。村田製作所の説明では、AMRセンサは磁石と組み合わせて対象物の位置や動きを非接触で検知する磁気センサです。

比較ページには、日本の会社が自社で作る磁気センサを、各社の代表の品番の単位で並べています。

3つの出力の種類

  • スイッチ出力は、磁石が決めた強さより近づくとON・OFFが切り替わります。例はエイブリックの S-5712A、ロームの BU52075GWZ、村田製作所の MRMS166R ⁠⁠⁠です
  • アナログ出力は、角度や磁場の強さをそのまま電圧で出します。例はアルプスアルパインの HGARPS011A と、愛知製鋼の Type DM ⁠⁠⁠です
  • 3軸デジタル出力は、X・Y・Zの磁場をICの中で数値にして出します。例は愛知製鋼の AMI306M と、旭化成エレクトロニクスの AK09973D ⁠⁠⁠です

素子の違い

  • ホール素子は、磁束密度の大きさに応じて出力が変わります。エイブリックの S-5712A、ロームの BU52075GWZ、旭化成エレクトロニクスの AK09973D がホール素子を使います
  • AMR素子を使う村田製作所の MRMS166R は、磁気スイッチとして平均20nAの電流で動きます
  • MI素子は、愛知製鋼のアモルファスワイヤを使う素子です。Type DJ は、地磁気の1/50000のnTオーダーの変化を検出できます

動作磁界と測定範囲

  • スイッチ出力では、出力が切り替わる磁場の強さ(BOP)を磁石に合わせて選びます
  • エイブリックの S-5712A は、BOPを1.8mT・3.0mT・4.5mT・7.0mTの4段から選べます
  • ロームの BU52075GWZ は、動作点がS極9.5mT・N極-9.5mTです
  • アルプスアルパインの HGARPS011A は、動作磁界10〜120mTで角度を出します
  • 愛知製鋼の Type DM は測定レンジ±300μT、AMI306M は±1.2mTです

消費電流と電源電圧

  • 電池で動く機器では、待機中の電流が電池の持ちを決めます
  • 村田製作所の MRMS166R は、平均20nAで、小型のコイン電池でも2年以上動かせます
  • ロームの BU52075GWZ は平均5µA、旭化成エレクトロニクスの AK09973D は100Hz時に22μAです
  • 電源電圧は、村田製作所の MRMS166R が1.2〜3.6V、エイブリックの S-5712A が1.6〜3.5Vです
  • 愛知製鋼の Type DM は+5Vで、計測用の基板として使います

選ぶときに見ること

  • 磁石の強さと距離で、動作磁界に入るかを先に確かめます。メーカーに磁気シミュレーションを頼める場合もあります
  • 近くのモーター・スピーカー・鉄の部品の磁気で、誤って動くことがあります
  • 新規設計非推奨や生産終了の品番があるので、公式の供給状況を見てから決めます
  • 動作温度は、旭化成エレクトロニクスの AK09973D が-30〜85℃、アルプスアルパインの HGARPS011A が-40〜150℃です

値段

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