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インバータ・電源・溶接機・パワコンなどの装置や基板に組み込む電流センサを選ぶ、設計・開発・購買の担当の方へ

電流センサのメーカー6社比較【2026年】

電流センサは、電線やバスバーを流れる電流を、
磁気で測って信号に変える部品です。

ABOUT

電流センサとは

比較表を見る ↓

電流センサとは、装置や基板に組み込み、電線やバスバーを流れる電流を磁気で測って、
電圧や電流の信号に変える部品です。
カレントセンサとも呼びます。直流も交流も測れて、測る回路と出力の側を絶縁できます。

製品の特長

  • 直流も交流も測れる(ホール素子・フラックスゲートで磁気を測る)
  • 測る回路と絶縁できる(後ろに絶縁アンプを足さずに済む)
  • 基板に載る小さな型がある(コアレス式の電流センサIC)

使うメリット

  • 発熱が小さい(一次導体の抵抗が低い)
  • 部品点数が減る(シャント抵抗+絶縁ADCの置き換え)
  • 制御に使える速さ(応答がµsの型が多い)

選ぶときに注意すること

  1. 定格を超える電流のあとは、コアのヒステリシスで0点がずれることがある
  2. 両電源の型は、+側だけでは動かない
  3. 外の磁界の影響を受けるので、近くの大電流の線から離して付ける
  4. 高い周波数で大きな電流を流すと、コアが熱を持つ

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページによる(価格はユー・アール・ディーのサンプル価格と横河計測の本体価格⁠)⁠。方式の違いは旭化成エレクトロニクスの解説による。

LIST

電流センサの比較表

電流センサ9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

オープンループ式

2製品
株式会社タムラ製作所オープンループ式電流センサ L01Z中容量の汎用インバータの電流検出口コミを書く要見積

1シリーズ8機種で50〜600Aまでそろう、基板に載せるオープンループ式です。貫通部は15×8mmで、測定範囲は定格電流の1.25倍まであります。+5Vの単電源で動き、絶縁耐圧はAC2.5kVです。

方式
オープンループ式
定格電流
50〜600A
出力
電圧出力、定格出力電圧Vof+1.5V
電源
+5V
取り付け
基板実装、貫通部15×8mm
絶縁
AC2.5kV、50Hz、1分
記載なし
精度・応答・帯域・動作温度
公式ページへ詳細・仕様
LEM Japan株式会社オープンループ電流センサ HLSR 50-P基板に載せる小型の電流検出口コミを書く要見積

高さ12mmの平たい形で、基板に差して使うオープンループ式です。応答は2.5µsで、測定範囲は公称の2.5倍まであります。沿面・空間距離は8mmあります。

方式
オープンループ式
定格電流
50A、測定範囲125A
出力
電圧出力、2.5±0.8V
精度
±1%(25℃)
応答・帯域
2.5µs
電源
+5V
取り付け
基板実装、高さ12mm
絶縁
沿面・空間距離8mm
動作温度
-40〜105℃
公式ページへ詳細・仕様

クローズドループ式(磁気平衡式)

2製品
株式会社ユー・アール・ディー分割型直流電流センサ HCS-18-50SC-CL配線を外さずに直流を測る口コミを書くサンプル価格24,000円

分割型なのにクローズドループ式で、電線を外さずにはさんで直流を高い精度で測れます。出力精度は±1%以内、直線性は±0.2%以内です。±15Vの両電源で動かす型で、+15Vだけでは動きません。

方式
クローズドループ式(磁気平衡式)
定格電流
±50A
出力
電圧出力、±4V
精度
±1%以内
応答・帯域
200μs以下、DC〜400Hz
電源
DC±15V
取り付け
分割型、電線をはさんで取り付け
絶縁
AC2000V、1分
動作温度
-20〜+60℃
公式ページへ詳細・仕様
LEM Japan株式会社クローズドループ電流センサ LF 310-Sインバータ・溶接機の大電流計測口コミを書く要見積

クローズドループ式で、使用温度の全域で精度0.2%を保ちます。応答は0.5µs未満と速く、出力は電流で取り出します。直径20mmの穴に一次導体を通し、パネルに取り付けます。

方式
クローズドループ式(磁気平衡式)
定格電流
300A、測定範囲500A
出力
電流出力、150mA
精度
0.2%
応答・帯域
0.5µs未満
電源
±12〜20V
取り付け
パネル取り付け、貫通穴直径20mm
動作温度
-40〜85℃
記載なし
絶縁
公式ページへ詳細・仕様

フラックスゲート式

1製品
株式会社タムラ製作所フラックスゲート式電流センサ F01Pパワコンの小電流を高精度に測る口コミを書く要見積

フラックスゲート式で温度ドリフトが小さく、-40〜+105℃で高い精度を保ちます。定格は6〜50Aで、飽和電流は定格の3倍あります。耐サージ電流を強めた、パワコン向けの型です。

方式
フラックスゲート式
定格電流
6〜50A
出力
電圧出力、+2.5V±0.625V
電源
+5V
取り付け
基板実装、一次側バスバー3本内蔵
絶縁
沿面・空間距離7.7mm
動作温度
-40〜+105℃
記載なし
精度・応答・帯域
公式ページへ詳細・仕様

コアレス式(電流センサIC)

3製品
旭化成エレクトロニクス株式会社コアレス電流センサIC CQ-3604サーボアンプのシャント置き換え口コミを書く要見積

電流センサーとΔΣモジュレーターを1つにまとめ、シャント抵抗と絶縁ADCの組み合わせをひとつで置き換えます。一次導体の抵抗が低く、シャント抵抗より発熱を抑えられます。高電圧側の絶縁電源も使わずに済みます。

方式
コアレス式(電流センサIC)
定格電流
±60A
出力
ΔΣデジタル出力
精度
総合精度0.8%F.S.
電源
AVDD5.0V、DVDD3.3V
取り付け
表面実装、12.7×10.9×2.25mm
絶縁
5kVrms、60秒
動作温度
-40〜125℃
記載なし
応答・帯域
公式ページへ詳細・仕様
旭化成エレクトロニクス株式会社コアレス電流センサIC CZ3704インバータの相電流検出口コミを書く要見積

総合精度0.4%F.S.と、クローズドループ式に並ぶ精度を出すコアレス電流センサICです。一次導体抵抗は0.27mΩで、電流を流しても発熱が小さく済みます。沿面・空間距離は8mm以上あります。

方式
コアレス式(電流センサIC)
定格電流
±54A
出力
電圧出力、5V系
精度
総合精度0.4%F.S.(0〜90℃)
取り付け
沿面・空間距離8mm以上
絶縁
3.0kVrms
記載なし
応答・帯域・電源・動作温度
公式ページへ詳細・仕様
日本テキサス・インスツルメンツ合同会社ホール効果電流センサ TMCS1123過電流検出つきの絶縁電流検出口コミを書く要見積

帯域250kHz・伝搬遅延110nsと速く、過電流を100nsで知らせる機能を持つホール効果電流センサです。5kVrmsに耐える強化絶縁で、外部の磁界は差動ホールで除きます。3〜5.5Vの単一電源で動きます。

方式
コアレス式(電流センサIC)
定格電流
連続80A
出力
電圧出力、25〜150mV/A
精度
感度誤差±0.1%
応答・帯域
帯域250kHz、伝搬遅延110ns
電源
3〜5.5V
絶縁
5kVrms、沿面・空間距離8mm以上
動作温度
-40〜125℃
記載なし
取り付け
公式ページへ詳細・仕様

そのほか

1製品
横河計測株式会社AC/DC電流センサー CT1000A電力計と組む大電流の高精度測定口コミを書く190,000円本体価格

横河の電力計WTシリーズとPX8000の電流入力に直接つなぐ、電流出力のAC/DC電流センサーです。基本確度は±(0.04% of rdg+30μA)で、帯域はDC〜300kHzです。モーターやインバータの開発で、大電流の電力を測るときに使います。

方式
そのほか
定格電流
1500Apeak
出力
電流出力
精度
±(0.04% of rdg+30μA)
応答・帯域
DC〜300kHz
記載なし
電源・取り付け・絶縁・動作温度
公式ページへ詳細・仕様

オープンループ式2製品

株式会社タムラ製作所

オープンループ式電流センサ L01Z

中容量の汎用インバータの電流検出

1シリーズ8機種で50〜600Aまでそろう、基板に載せるオープンループ式です。貫通部は15×8mmで、測定範囲は定格電流の1.25倍まであります。+5Vの単電源で動き、絶縁耐圧はAC2.5kVです。

コスト要見積

方式
オープンループ式
定格電流
50〜600A
出力
電圧出力、定格出力電圧Vof+1.5V
電源
+5V
取り付け
基板実装、貫通部15×8mm
絶縁
AC2.5kV、50Hz、1分
記載なし
精度・応答・帯域・動作温度
公式ページへ
LEM Japan株式会社

オープンループ電流センサ HLSR 50-P

基板に載せる小型の電流検出

高さ12mmの平たい形で、基板に差して使うオープンループ式です。応答は2.5µsで、測定範囲は公称の2.5倍まであります。沿面・空間距離は8mmあります。

コスト要見積

方式
オープンループ式
定格電流
50A、測定範囲125A
出力
電圧出力、2.5±0.8V
精度
±1%(25℃)
応答・帯域
2.5µs
電源
+5V
取り付け
基板実装、高さ12mm
絶縁
沿面・空間距離8mm
動作温度
-40〜105℃
公式ページへ

クローズドループ式(磁気平衡式)2製品

株式会社ユー・アール・ディー

分割型直流電流センサ HCS-18-50SC-CL

配線を外さずに直流を測る

分割型なのにクローズドループ式で、電線を外さずにはさんで直流を高い精度で測れます。出力精度は±1%以内、直線性は±0.2%以内です。±15Vの両電源で動かす型で、+15Vだけでは動きません。

コストサンプル価格24,000円

方式
クローズドループ式(磁気平衡式)
定格電流
±50A
出力
電圧出力、±4V
精度
±1%以内
応答・帯域
200μs以下、DC〜400Hz
電源
DC±15V
取り付け
分割型、電線をはさんで取り付け
絶縁
AC2000V、1分
動作温度
-20〜+60℃
公式ページへ
LEM Japan株式会社

クローズドループ電流センサ LF 310-S

インバータ・溶接機の大電流計測

クローズドループ式で、使用温度の全域で精度0.2%を保ちます。応答は0.5µs未満と速く、出力は電流で取り出します。直径20mmの穴に一次導体を通し、パネルに取り付けます。

コスト要見積

方式
クローズドループ式(磁気平衡式)
定格電流
300A、測定範囲500A
出力
電流出力、150mA
精度
0.2%
応答・帯域
0.5µs未満
電源
±12〜20V
取り付け
パネル取り付け、貫通穴直径20mm
動作温度
-40〜85℃
記載なし
絶縁
公式ページへ

フラックスゲート式1製品

株式会社タムラ製作所

フラックスゲート式電流センサ F01P

パワコンの小電流を高精度に測る

フラックスゲート式で温度ドリフトが小さく、-40〜+105℃で高い精度を保ちます。定格は6〜50Aで、飽和電流は定格の3倍あります。耐サージ電流を強めた、パワコン向けの型です。

コスト要見積

方式
フラックスゲート式
定格電流
6〜50A
出力
電圧出力、+2.5V±0.625V
電源
+5V
取り付け
基板実装、一次側バスバー3本内蔵
絶縁
沿面・空間距離7.7mm
動作温度
-40〜+105℃
記載なし
精度・応答・帯域
公式ページへ

コアレス式(電流センサIC)3製品

旭化成エレクトロニクス株式会社

コアレス電流センサIC CQ-3604

サーボアンプのシャント置き換え

電流センサーとΔΣモジュレーターを1つにまとめ、シャント抵抗と絶縁ADCの組み合わせをひとつで置き換えます。一次導体の抵抗が低く、シャント抵抗より発熱を抑えられます。高電圧側の絶縁電源も使わずに済みます。

コスト要見積

方式
コアレス式(電流センサIC)
定格電流
±60A
出力
ΔΣデジタル出力
精度
総合精度0.8%F.S.
電源
AVDD5.0V、DVDD3.3V
取り付け
表面実装、12.7×10.9×2.25mm
絶縁
5kVrms、60秒
動作温度
-40〜125℃
記載なし
応答・帯域
公式ページへ
旭化成エレクトロニクス株式会社

コアレス電流センサIC CZ3704

インバータの相電流検出

総合精度0.4%F.S.と、クローズドループ式に並ぶ精度を出すコアレス電流センサICです。一次導体抵抗は0.27mΩで、電流を流しても発熱が小さく済みます。沿面・空間距離は8mm以上あります。

コスト要見積

方式
コアレス式(電流センサIC)
定格電流
±54A
出力
電圧出力、5V系
精度
総合精度0.4%F.S.(0〜90℃)
取り付け
沿面・空間距離8mm以上
絶縁
3.0kVrms
記載なし
応答・帯域・電源・動作温度
公式ページへ
日本テキサス・インスツルメンツ合同会社

ホール効果電流センサ TMCS1123

過電流検出つきの絶縁電流検出

帯域250kHz・伝搬遅延110nsと速く、過電流を100nsで知らせる機能を持つホール効果電流センサです。5kVrmsに耐える強化絶縁で、外部の磁界は差動ホールで除きます。3〜5.5Vの単一電源で動きます。

コスト要見積

方式
コアレス式(電流センサIC)
定格電流
連続80A
出力
電圧出力、25〜150mV/A
精度
感度誤差±0.1%
応答・帯域
帯域250kHz、伝搬遅延110ns
電源
3〜5.5V
絶縁
5kVrms、沿面・空間距離8mm以上
動作温度
-40〜125℃
記載なし
取り付け
公式ページへ

そのほか1製品

横河計測株式会社

AC/DC電流センサー CT1000A

電力計と組む大電流の高精度測定

横河の電力計WTシリーズとPX8000の電流入力に直接つなぐ、電流出力のAC/DC電流センサーです。基本確度は±(0.04% of rdg+30μA)で、帯域はDC〜300kHzです。モーターやインバータの開発で、大電流の電力を測るときに使います。

コスト190,000円本体価格

方式
そのほか
定格電流
1500Apeak
出力
電流出力
精度
±(0.04% of rdg+30μA)
応答・帯域
DC〜300kHz
記載なし
電源・取り付け・絶縁・動作温度
公式ページへ
Q&A

電流センサ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問電流センサの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのは2製品です。ユー・アール・ディーの分割型直流電流センサHCS-18-50SC-CLはサンプル価格24,000円、横河計測のAC/DC電流センサーCT1000Aは本体価格190,000円です。ほかのメーカーは見積もりで、数をまとめると価格を相談できます。

設備担当の疑問電流センサの種類と違いは?

磁気の測り方で4つに分かれます。ホール素子の電圧をそのまま使うオープンループ式、コイルで磁気を打ち消すクローズドループ式、精度を一番上げたフラックスゲート式、磁気コアを使わないコアレス式です。旭化成エレクトロニクスの解説では、値段も精度もオープンループ式、クローズドループ式、フラックスゲート式の順に上がります。

設備担当の疑問オープンループとクローズドループの違いは?

オープンループ式はホール素子の電圧をそのまま増幅し、安く小さく作れます。クローズドループ式はコイルで磁気を打ち消すので、精度と応答が上がります。LEMのHLSR 50-Pはオープンループ式で応答2.5µs、LF 310-Sはクローズドループ式で精度0.2%、応答0.5µs未満です。

設備担当の疑問フラックスゲート式は何がいい?

温度でオフセットがほとんど動かず、一番精度が出る方式です。タムラ製作所のF01Pは定格6〜50Aで、-40〜+105℃で高い精度を保ちます。つくりが複雑なぶん、ほかの方式より高くなります。

設備担当の疑問シャント抵抗と電流センサの違いは?

シャント抵抗は抵抗にかかる電圧から電流を出すので、大きな電流では発熱が増え、絶縁には絶縁アンプやADCを別に付けます。旭化成エレクトロニクスの解説では、シャント抵抗は発熱が問題にならない10A以下の電流に向きます。電流センサは磁気で測るので、それより大きな電流でも発熱が小さく、中で絶縁もとれます。

設備担当の疑問コアレスの電流センサICとは?

磁気コアを使わず、ICの中のホール素子で一次導体の磁気を測る部品です。旭化成エレクトロニクスのCZ3704は総合精度0.4%F.S.、一次導体抵抗0.27mΩです。テキサス・インスツルメンツのTMCS1123は帯域250kHzで、5kVrmsの強化絶縁です。

工場長の疑問電流センサの精度はどれくらい?

公式の値では、LEMのLF 310-Sが0.2%、旭化成エレクトロニクスのCZ3704が0.4%F.S.、ユー・アール・ディーのHCS-18-50SC-CLが±1%以内です。電力計と組む横河計測のCT1000Aは、±(0.04% of rdg+30μA)で⁠⁠⁠⁠す⁠。

設備担当の疑問配線を外さずに付けられる電流センサは?

コアが2つに割れる分割型を選びます。ユー・アール・ディーのHCS-18-50SC-CLは電線をはさんで付ける分割型で、クローズドループ式なので±1%以内の精度があります。動かすには±15Vの両電源を使います。

施設管理の疑問電源は何を用意する?

基板に載せる型は+5Vの単電源が多く、タムラ製作所のL01Z・F01PとLEMのHLSR 50-Pは+5Vです。テキサス・インスツルメンツのTMCS1123は3〜5.5Vで動きます。LEMのLF 310-Sは±12〜20V、ユー・アール・ディーのHCS-18-50SC-CLはDC±15Vの両電源です。

設備担当の疑問電流センサの絶縁はどれくらいとれる?

旭化成エレクトロニクスのCQ-3604は5kVrms、タムラ製作所のL01ZはAC2.5kV、ユー・アール・ディーのHCS-18-50SC-CLはAC2000Vです。基板に載せる型は、沿面・空間距離でも見ます。LEMのHLSR 50-Pは8mm、タムラ製作所のF01Pは7.7mmです。

TYPES

電流センサの方式の違い

オープンループ式

磁気コアのすき間に置いたホール素子の電圧を、そのまま増幅して出す型です。部品が少なく、4つの中で一番安く作れます。精度と温度ドリフトはクローズドループ式に及びません。

向いている使い方

  • 汎用インバータの相電流
  • 基板に載せて数を使う
  • 値段を抑えたい

根拠:価格: 安価 オープンループ < クローズドループ < フラックスゲート 高価(出典1)

この方式の2製品を表で見る

クローズドループ式(磁気平衡式)

コアに巻いたコイルに電流を流し、測る電流の磁気を打ち消して、その電流から値を出す型です。オープンループ式より精度が高く、応答も速くなります。打ち消す電流のぶん、電源の電流は多く使います。

向いている使い方

  • サーボ・溶接機の制御
  • 精度と応答を両方ほしい
  • 電流出力で長く引き回す

根拠:精度: 低い オープンループ < クローズドループ < フラックスゲート 高い(出典1)

この方式の2製品を表で見る

フラックスゲート式

コアの中のコイルを高い周波数で動かして磁気を測る型です。温度でオフセットがほとんど動かず、4つの中で一番精度が出ます。つくりが複雑なぶん、値段は高くなります。

向いている使い方

  • パワコンの直流の漏れ検出
  • 小さな電流を高い精度で
  • 温度が大きく変わる場所

根拠:フラックスゲートは、電流検知技術の中で最も高精度が求められる用途に適しています。(出典1)

この方式の1製品を表で見る

コアレス式(電流センサIC)

磁気コアを使わず、ICの中のホール素子で一次導体の磁気を直接測る型です。小さく、表面実装で基板に載せられます。外の磁界の影響を打ち消すしくみを持つ型が増えています。

向いている使い方

  • サーボアンプ・ロボット
  • 基板を小さくしたい
  • シャント抵抗の置き換え

根拠:コアレス電流センサーとは、一次導体に電流を流し発生する磁界を磁気コアを介さず直接ホール素子で電圧として取り出し(出典1)

この方式の3製品を表で見る
MAKERS

電流センサの主なメーカー6社

旭化成エレクトロニクス株式会社

電流センサーとΔΣモジュレーターを1つにまとめ、シャント抵抗と絶縁ADCの組み合わせをひとつで置き換えます。

東京都

株式会社タムラ製作所

1シリーズ8機種で50〜600Aまでそろう、基板に載せるオープンループ式です。

東京都

日本テキサス・インスツルメンツ合同会社

帯域250kHz・伝搬遅延110nsと速く、過電流を100nsで知らせる機能を持つホール効果電流センサです。

東京都

株式会社ユー・アール・ディー

分割型なのにクローズドループ式で、電線を外さずにはさんで直流を高い精度で測れます。

神奈川県

横河計測株式会社

横河の電力計WTシリーズとPX8000の電流入力に直接つなぐ、電流出力のAC/DC電流センサーです。

東京都

LEM Japan株式会社

高さ12mmの平たい形で、基板に差して使うオープンループ式です。

東京都

出典
  1. 旭化成エレクトロニクス 電流センサーの種類と特長
  2. タムラ製作所 電流センサ オープンループ方式
  3. タムラ製作所 電流センサ クローズドループ方式
  4. タムラ製作所 電流センサ フラックスゲート方式
  5. タムラ製作所 L01Z シリーズ
  6. タムラ製作所 F01P ファミリ
  7. ユー・アール・ディー HCS-18-50SC-CL
  8. 旭化成エレクトロニクス CQ36 シリーズ
  9. 旭化成エレクトロニクス CZ370・CZ372 シリーズ
  10. LEM LF 310-S
  11. LEM HLSR 50-P
  12. テキサス・インスツルメンツ TMCS1123
  13. 横河計測 AC/DC電流センサー CT2000A・CT1000A・CT1000・CT200・CT60
  14. LEM ⁠⁠⁠⁠⁠⁠拠点
  15. ユー・アール・ディー 会社概要
掲載基準

インバータ・電源・パワコン・溶接機・ロボットなどの装置や基板に組み込んで、直流と交流の電流を磁気で測る電流センサ(オープンループ式・クローズドループ式・フラックスゲート式・コアレス式の電流センサIC)と、電力計につなぐAC/DC電流センサーに限ります。メーカーが自社で作るか自社の型番で売り、公式サイトで今案内している製品で、日本法人のある会社だけを載せています。手で持って電線をはさむクランプメータ、交流だけを測る変流器(CT・カレントトランス)、テスターや電流計そのもの、代理店や商社が売る他社製品、販売終了品は除いています。甲神電機と日置電機は公式サイトがこちらから開けず、TDKとインフィニオン テクノロジーズ ジャパンは製品ページの文字を取れず、アレグロ・マイクロシステムズは日本法人を公式で確かめられなかったので、今回は載せていません。横河計測のCT1000Aは公式に方式が書かれていないので「そのほか」にしています。

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