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GUIDE / CURRENT-SENSOR

電流センサとは?装置や基板に組み込む電流センサの種類(オープンループ・クローズドループ・フラックスゲート・コアレスIC)と、定格電流・精度・応答・価格の選び方

インバータ・電源・パワコンなどに組み込む電流センサの4つの方式の違い、シャント抵抗との使い分け、定格電流・精度・応答・電源・絶縁の見方と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

電流センサは、電線やバスバーを流れる電流を磁気で測って、電圧や電流の信号に変える部品です。カレントセンサとも呼びます。磁気の測り方で、オープンループ式・クローズドループ式(磁気平衡式)⁠・フラックスゲート式・コアレス式(電流センサIC)に分かれます。選ぶときは「測る電流の大きさ」「ほしい精度と速さ」「基板かパネルか」の3つを先に決めます。

電流センサとは

電流センサは、測りたい電流が作る磁気をホール素子やコイルでとらえ、電流に比例した信号を出す部品です。インバータ・サーボアンプ・溶接機・パワコン・EV充電器などに組み込み、制御や保護に使います。磁気で測るので、測る回路と出力の側を中で絶縁できます。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作る電流センサを、各社の代表の型の単位で並べています。

4つの方式

  • オープンループ式:ホール素子の電圧をそのまま増幅します。安く小さく作れます。例はタムラ製作所の L01Z と LEM の HLSR 50-P ⁠⁠です
  • クローズドループ式(磁気平衡式):コイルで磁気を打ち消し、精度と応答を上げます。例は LEM の LF 310-S とユー・アール・ディーの HCS-18-50SC-CL ⁠⁠です
  • フラックスゲート式:温度でオフセットがほとんど動かず、一番精度が出ます。例はタムラ製作所の F01P ⁠⁠⁠です
  • コアレス式(電流センサIC):磁気コアを使わず、ICの中で磁気を測ります。例は旭化成エレクトロニクスの CQ-3604・CZ3704 と、テキサス・インスツルメンツの TMCS1123 ⁠⁠⁠です

旭化成エレクトロニクスの解説では、値段も精度も、オープンループ式、クローズドループ式、フラックスゲート式の順に上がります。

シャント抵抗との使い分け

  • シャント抵抗は、抵抗にかかる電圧から電流を出します。旭化成エレクトロニクスの解説では、発熱が問題にならない10A以下の電流に向きます
  • 大きな電流では、シャント抵抗は発熱が増え、絶縁アンプや絶縁ADCも別に付けます
  • 電流センサは一次導体の抵抗が低く、中で絶縁もとれるので、部品点数と発熱を減らせます

定格電流と精度

  • タムラ製作所の L01Z は、1シリーズ8機種で定格50〜600Aまであります
  • LEM の LF 310-S は、公称300Aで精度0.2%です
  • 旭化成エレクトロニクスの CZ3704 は、±54Aで総合精度0.4%F.S.⁠⁠⁠です
  • ユー・アール・ディーの HCS-18-50SC-CL は、±50Aで出力精度±1%以内です
  • 電力計と組む横河計測の CT1000A は、1500Apeakまで測れ、基本確度は±(0.04% of rdg+30μA)で⁠⁠⁠⁠す

応答と帯域

  • LEM の LF 310-S は応答0.5µs未満、HLSR 50-P は2.5µsです
  • テキサス・インスツルメンツの TMCS1123 は、帯域250kHz、伝搬遅延110nsです
  • 横河計測の CT1000A は、DC〜300kHzまで測れます
  • 分割型のユー・アール・ディーの HCS-18-50SC-CL は、応答200μs以下、DC〜400Hzです

電源と取り付け

  • 基板に載せる型は+5Vの単電源が多く、タムラ製作所の L01Z・F01P と LEM の HLSR 50-P は+5Vで動きます
  • LEM の LF 310-S は±12〜20V、ユー・アール・ディーの HCS-18-50SC-CL はDC±15Vの両電源です。両電源の型は+側だけでは動きません
  • 配線を外さずに付けたいときは、電線をはさむ分割型を選びます

値段

  • 値段を公式に出しているのは2製品です
  • ユー・アール・ディーの HCS-18-50SC-CL は、サンプル価格24,000円です
  • 横河計測の CT1000A は、本体価格190,000円です
  • ほかのメーカーは見積もりで、数をまとめると価格を相談できます
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