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GUIDE / HENIKEI

変位計とは?工場・試験機・設備監視で使う変位計(変位センサ)の種類(接触式デジタル・差動トランス・渦電流式)と、測定範囲・分解能・精度の選び方

物の動きや位置のずれを測る変位計の3つの種類、接触式と非接触式(渦電流式)の違い、差動トランス(LVDT)の仕組み、分解能と精度の比べ方、つなぐ機器と価格の出し方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

変位計は、物の動きや位置のずれを電気の信号に変えて測る計測器です。変位センサとも呼びます。測定子を当てて数字で出す接触式デジタル(リニアゲージ)、差動トランスなどでアナログの信号を出す接触式、金属に触らずに測る渦電流式の3つに分かれます。選ぶときは「何mmまで動くか」「どこまで細かく測るか」「触ってよいか」の3つを先に決めます。

変位計とは

変位計は、部品の高さや厚み、試験体の伸び縮み、構造物のずれ、回転する軸の振れなど、物の動きや位置のずれを測る計測器です。センサが動きを電気の信号に変え、コントローラやデータロガーで数字にして記録します。

比較ページには、日本の会社が自社で作る変位計を、各社の代表の型の単位で並べています。

3つの種類

  • 接触式デジタル(リニアゲージ):測定子を当て、中の光学式スケールで動きを読んで数字で出します。例は小野測器のGS-3830B、キーエンスのGT2-H12、パナソニックのHG-S1032です
  • 差動トランス式などの接触式:鉄心やロッドの動きを、差動トランスやポテンショメータでアナログの信号に変えます。例は坂田電機のEDL-5050W、新川電機のLF-100、共和電業のDTP-E-1KSです
  • 渦電流式:金属に触らずに、センサの先から金属までの距離を測ります。例は新川電機のFK-202F、キーエンスのEX-V05です

差動トランス(LVDT)の仕組み

  • コイルの中を鉄心が動くと、鉄心の移動量に比例した電圧が出ます。この電圧から変位を求めます
  • 摩擦や反力の無い構造なので、試験機や構造物の動く変位も追えます
  • 坂田電機のEDL-5050Wは、測定範囲が±25mm、非直線性が0.5%F.S.以内です

接触式と渦電流式の違い

  • 接触式は、材質を問わずに測れます。そのかわり測定子で押すので、柔らかい物や薄い物は変形しないか確かめます
  • 渦電流式は、触らずに測れて、油滴やオイルミストの影響を受けません。測れるのは金属だけです
  • キーエンスのEX-V05の仕様は、鉄(S45C、SS400)を測ったときの値です。アルミ・銅・ステンレスは別に確かめます

分解能と精度の比べ方

  • 小野測器のGS-3830Bは、分解能0.1μm、指示精度1μmです
  • キーエンスのGT2-H12は、分解能0.5μm、指示精度2μmです
  • パナソニックのHG-S1032は、分解能0.5μm、全範囲の指示精度3.0μm以下です
  • 精度は、指示精度・直線性・非直線性と、メーカーで書き方が違います。同じ項目どうしで比べます

測定範囲と使う場所

  • 長く測るなら、共和電業のDTP-E-1KSが1000mm、新川電機のLFシリーズはストロークが400mmまであります
  • 水や油がかかる所では、GT2-H12とHG-S1032のIP67、GS-3830BのIP66Gを見ます
  • 熱のある所では、新川電機のFK-202Fのセンサが-40〜+177℃、LF-100が-20〜+150℃で使えます

つなぐ機器と値段

  • 多くの変位計は、センサだけでは測れません。HG-S1032はコントローラHG-SC101など、GS-3830BはゲージカウンタDG-5100につなぎます
  • 共和電業のDTH-A-50はデータロガーUCAM-80Aなど、新川電機のLF-100はVM-21Dにつなぎます
  • 比べた9製品は、どれも公式サイトに価格を出していません。センサとつなぐ機器をまとめて見積もりを取ります
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