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GUIDE / GNSS-RECEIVER

GNSS受信機(測量用)⁠と⁠は⁠?RTK・ネットワーク型RTKで使うGNSS測量機の種類(アンテナ一体型・アンテナ分離型)と、RTK精度・受信衛星・防水・価格の選び方

衛星の電波で座標を出すGNSS受信機(GNSS測量機)の仕組み、アンテナ一体型と分離型の違い、RTKとネットワーク型RTKの違い、RTK精度と傾き補正の見方、防水の等級、バッテリーと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

GNSS受信機(測量用)は、衛星の電波を受けて、その場所の座標をcm単位で出す測量機です。「GNSS測量機」⁠と⁠も呼びます。選ぶときは「持ち歩くか据えるか」「固定局を立てるか」「公共測量に使うか」の3つを先に決めます。持ち歩いて点を測るならアンテナ一体型、基準局や建機に使うならアンテナ分離型です。

GNSS受信機とは

GNSS受信機は、GPS・みちびき(QZSS)⁠・GLONASS・Galileo・BeiDouなどの衛星の電波を受けて、その場所の座標を出す測量機です。RTKでは、座標が分かっている基準局から補正情報を受けて、cm単位まで精度を上げます。

比較ページには、自社で作るか自社のブランドで売るGNSS受信機を、各社の代表の機種で載せています。車両の位置を見るGPS端末、トータルステーション、組み込み用の受信ボードは載せていません。

2つの種類

  • アンテナ一体型は、受信機とアンテナを1つにまとめ、ポールの先に付けて持ち歩く機種です。トプコンの HiPer HR、Trimble の R980、ライカの GS07、TIアサヒの GX2、マイゾックスの GW01P がこちらです
  • アンテナ分離型は、アンテナを別に立て、ケーブルで受信機につなぐ機種です。Trimble の R750-2 は持ち運べる基準局、トプコンの MR-2 は建機や車両に積む用途です
  • ビズステーションの RZS.D とコアの Cohac∞ Ten+ も分離型で、外のアンテナをつないで使います

RTKとネットワーク型RTK

  • RTKは、自分で固定局を立てて、無線で移動局に補正情報を送るやり方です
  • ネットワーク型RTKは、配信会社の補正情報をネットで受けるやり方で、固定局を立てずに1人で測れます。配信会社と通信会社の契約が別にかかります
  • トプコンの HiPer HR は、マイクロSIMを入れるとテザリングなしでネットワーク型RTKを使えます
  • 携帯の電波が届かない所では、コアの Cohac∞ Ten+ のように、みちびきの CLAS を受けて測る機種もあります

RTKの精度と傾き補正

  • RTKの精度は、決まった誤差と、基準局からの距離に比例する誤差(ppm)の足し算で書きます
  • ビズステーションの RZS.D は水平0.6cm+0.5ppm、トプコンの HiPer HR は水平(5mm+0.5ppm×D)、Trimble の R980 は水平8mm+1ppm、ライカの GS07 と TIアサヒの GX2 は水平10mm+1ppmです
  • 傾き補正は、ポールが傾いた分をセンサーで直す機能です。TIアサヒの GX2 は60°まで、Trimble の R980 は最大40°まで、トプコンの HiPer HR は15°以内を補正します

防水・使用温度・バッテリー

  • TIアサヒの GX2 は IP68、ライカの GS07 は IP66・IP68、トプコンの HiPer HR と Trimble の R980 は IP67 ⁠⁠⁠です
  • Trimble の R980 と R750-2、ライカの GS07 は-40℃から使えます
  • TIアサヒの GX2 は内部バッテリ2個で約20時間、マイゾックスの GW01P は単3電池6本で約9時間、ライカの GS07 は8時間です
  • ビズステーションの RZS.D は電池を持たず、USBの5Vで動きます。モバイルバッテリーや車のUSBから電気を取ります

値段と公共測量

  • 値段を公式に出しているのは、マイゾックスの GW01P で、希望小売価格720,000円(税込792,000円)で⁠す⁠。ほかのメーカーは販売店から見積もりを取ります
  • 公共測量に使うなら、国土地理院の測量機の級を確かめます。マイゾックスの GW01P は1級GNSS測量機に登録され、ビズステーションの RZS.D はアンテナ HX-CSX601A との組で登録されています
  • TIアサヒの GX2 は、1級GNSS測量機を申請中と仕様書に書いています

使うときの注意

  • ビルの谷間・森の中・橋の下など、空が開けていない所では精度が落ちます
  • デジタル簡易無線を使うときは、総務省への登録が必要です
  • 基準局から離れるほど、ppmの分だけ誤差が増えます
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