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GUIDE / GAUSSMETER

ガウスメーター(テスラメーター)⁠と⁠は⁠?磁束密度を測るガウスメーターの種類(ハンディ・据置・コイル式・NMR式)と、測定範囲・交流・価格の選び方

磁石・モーター部品の着磁や、加工後の残留磁気を数字で測るガウスメーター(テスラメーター)の4つの種類、ガウスとテスラの違い、交流の周波数、パルス磁界の測り方、校正と記録、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ガウスメーターは、磁石や機械のまわりの磁束密度を数字で測る測定器です。テスラメーター・磁束密度計とも呼びます。手に持つハンディ型、机に置く据置型、コイルでパルスや交流の磁界を測る型、NMRで磁場の絶対値を測る型に分かれます。選ぶときは「どこまでの強さを測るか」「交流も測るか」「記録を残すか」の3つを先に決めます。

ガウスメーターとは

ガウスメーターは、磁石・モーター部品・加工したワークのまわりの磁束密度を、プローブを当てて数字で読む測定器です。着磁した磁石の確認、加工や脱磁のあとの残留磁気の確認、食品工場の除鉄マグネットの点検などに使います。

ガウス(G)とテスラ(T)は磁束密度の単位の違いで、測定器としては同じものです。カネテックのTM-901の分解能0.01mTは0.1Gにあたります。計量法では、mTとGを切り替えて表示する計測器は国内で売れないため、国内向けの型はmTで表示します。

比較ページには、日本の会社が自社で作るガウスメーターを、型式の単位で載せています。輸入品を売る会社の製品、基板に載せる磁気センサ単体、磁束を測るフラックスメータは載せていません。

4つの種類

  • ハンディ型:電池で動き、手に持って測ります。例は電子磁気工業のGMH-201、カネテックのTM-901、日本電磁測器のGV-400B、マークテックのJTM-2000D型、マグネットラボのML-3GT、MAGNIXのTGM-4000です
  • 据置型(卓上):AC電源で動き、検査台や装置の横に置きます。例は電子磁気工業のGM-6006、マグネットラボのML-20D、MAGNIXのHGM3-3000Pです
  • コイル式:コイルで磁界を捉え、パルスや交流の磁界を測ります。例は日本電磁測器のGP-300と、電力テクノシステムズのTMM-Ⅲです
  • NMR式:原子核磁気共鳴で磁場の絶対値を測ります。例はエコー電子のETM-1000FとETM-1600Fです

日本電磁測器の解説では、磁石の着磁量や残留磁気はホール素子、着磁のパルス磁界はサーチコイルで測ります。

直流と交流

  • 電子磁気工業のGM-6006は、交流を20Hz〜20kHzまで測れます
  • カネテックのTM-901は、交流を40〜500Hzで測れます
  • 日本電磁測器のGV-400Bは、交流を50〜300Hzで測れます
  • MAGNIXのHGM3-3000Pは、交流を20〜500Hzで測れます
  • マークテックのJTM-2000D型と、MAGNIXのTGM-4000は直流だけです

着磁器が出すパルス磁界は、パルス用の測定器で測ります。日本電磁測器のGP-300は9.999Tまで直読し、マグネットラボのML-3GTは1回のパルスのピークを保持します。

測定範囲と分解能

  • 電子磁気工業のGMH-201は、±3000mTを1レンジで測ります
  • MAGNIXのHGM3-3000Pは、30mTから30Tまで4レンジを切り替え、分解能は0.01mTです
  • マークテックのJTM-2000D型は、0〜20mTと0〜200mTの2レンジで、残留磁気の確認に向きます
  • エコー電子のETM-1600Fは、測定精度が0.1μTです

校正と記録

  • MAGNIXのテスラメーターは、標準磁石による日々の校正が要らない作りです
  • 日本電磁測器のGV-400Bは、プローブを替えると自動で校正します
  • マグネットラボは、JEMICで校正した標準器をもとにトレーサビリティを作っています
  • 測定値は、GMH-201とGV-400BがBluetooth、TM-901とGM-6006がUSBでPCへ送れます

送電線や変電所の磁界

送電線や変電所のまわりのμT単位の交流磁界は、磁界測定器で測ります。電気設備技術基準の解釈では、JIS C 1910-1:2017に適合した測定器を使います。電力テクノシステムズのTMM-Ⅲはこれに適合していて、0〜625μTを測れます。

値段

値段を公式に出しているのは、エコー電子のNMR磁場測定器です。ETM-1000Fが1,177,000円、ETM-1600Fが2,640,000円(どちらも税込)⁠で⁠す⁠。ハンディ型と据置型は、どのメーカーも公式に値段を出していないので、見積もりで確かめます。

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