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GUIDE / ENBUNKEI

塩分計とは?食品工場・厨房で使う塩分計の種類(ペン型・センサー分離型・卓上型・屈折計式)と、測定範囲・精度・価格の選び方

食品工場・厨房・漬物や水産の加工場で液の塩分濃度を測る塩分計の4つの種類、電導度式・イオン電極式・屈折計式の違い、測れる上限と精度、熱い液や固形物の測り方、校正と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

塩分計は、液に溶けている食塩の濃度を測る計器です。塩分濃度計とも呼びます。形と測り方で、手に持って測るペン・ポケット型、センサーを液に浸けるセンサー分離型、カップに液を入れる卓上型、屈折率から塩分を出す屈折計式に分かれます。選ぶときは「何を測るか」「何%まで測るか」「どこで使うか」の3つを先に決めます。

塩分計とは

塩分計は、スープ・たれ・漬け液・塩水などに溶けている食塩の濃度を、数字で出す計器です。液の電気の通しやすさやナトリウムイオンで測る電極の型と、光の曲がり方(屈折率)で測る屈折計の型があります。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社のブランドで売る塩分計を、各社の代表の型の単位で載せています。家庭用だけの品、販売終了品、海水・水槽用だけの品は載せていません。

4つの種類

  • ペン・ポケット型:手に持ったまま、センサーに液を載せるか浸けて測ります。例はアタゴのPAL-SALT、堀場製作所のLAQUAtwin-Salt-22、シンワ測定の72799、マザーツールのPSA-311です
  • センサー分離型:センサーを本体から離し、鍋や容器の液に浸けて測ります。例はカスタムのSA-02です
  • 卓上型:カップ型の電極に液を入れて、机に置いたまま測ります。例はアタゴのES-421です
  • 屈折計式:屈折率を測って食塩の塩分に換えます。例はハンナのHI 96821です

測り方の違い

  • 電導度式は、液の電気の通しやすさから塩分を出します。アタゴのPAL-SALTとES-421がこの方式です
  • イオン電極式は、ナトリウムイオンから塩分を出します。堀場製作所のSalt-22がこの方式で、ほかのイオンの影響を受けることがあります
  • 屈折計式は、溶けている成分をまとめて数字に出します。醤油や味噌汁、ラーメンのスープには電極の型が合い、ハンナはHI 96821を食品の測定には向かないと書いています
  • 滴定(モール法)の値とずれるときは、アタゴのPAL-SALTなら係数を設定して合わせられます

測れる上限と精度

  • アタゴのPAL-SALTとES-421、カスタムのSA-02は、10.0%まで測れます
  • マザーツールのPSA-311は12%まで、堀場製作所のSalt-22は25%まで、ハンナのHI 96821は28.0g/100gまで測れます
  • アタゴのPAL-SALTとES-421の精度は、0.99%まで±0.05%です。シンワ測定の72799は±0.2%です
  • 堀場製作所のSalt-22は読み値の±10%、マザーツールのPSA-311は0.5%F.Sと、精度の書き方が社ごとに違います

熱い液と固形物

  • アタゴのPAL-SALTは、サンプル温度5〜100℃まで測れます
  • マザーツールのPSA-311は0〜50℃、ハンナのHI 96821は10〜40℃で、温度を自動で補正します
  • ハムや干物など固形物は、細かく刻んで水で薄め、その液を測ります。アタゴのPAL-SALTは、希釈倍率を入れると元の塩分を表示します

校正と手入れ

  • アタゴの塩分計は、空気でゼロ点を合わせます
  • ハンナのHI 96821は、精製水や蒸留水で合わせます
  • シンワ測定の72799は、使う前に導電率1413μS/cmの標準液で校正します
  • カスタムのSA-02は校正ができないので、ずれを見たいときは別の塩分計と見比べます

値段

  • 値段を公式に出しているのは5社6製品です
  • カスタムのSA-02は24,200円(税別)、マザーツールのPSA-311は25,000円(税抜)、シンワ測定の72799は26,570円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • アタゴのPAL-SALTは37,400円(税込)、ハンナのHI 96821は49,000円(税抜)、アタゴの卓上型ES-421は104,500円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 堀場製作所のSalt-22は、値段を公式の製品ページに書いていません
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