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GUIDE / DAKUDOKEI

濁度計とは?原理と種類・選び方・単位・使い方

濁度計(濁度センサ・濁度色度計)の原理と仕組み、ラボ用・ポータブル・プロセス用・高感度の4種類の違い、透過光と散乱光の違い、濁度の単位(度・NTU・FNU)、使い方と校正、選ぶときに見る点を、メーカーの公式資料と環境省の資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

濁度計は、水に光を当てて水の濁りの度合い(濁度)を測る計測器です。選ぶときは「どこで測るか(検査室・現場・配管や水槽で連続)」「どのくらいの濁りか(浄水のろ過水の低い濁りか、原水や排水の高い濁りか)」「光の方式(汚れ・色・泡への強さ)」「単位と校正の標準液」の4つを先に決めます。

濁度計とは

濁度計は、水の中の細かな粒子で光が散らばったり弱まったりするのを測り、濁りの量を数字にする計測器です。濁度センサ、濁度と色度を一緒に測るものは濁度色度計(色度濁度計・濁色度計)と⁠も呼びます。

比較ページには、浄水場・下水処理場・工場の用水や排水で使う業務用の濁度計を、方式ごとに各社の代表の製品で載せています。濁度を測らない水質計、粒子の数を数える微粒子カウンタ、分光光度計、標準液だけの品は載せていません。

原理と仕組み

  • 光源(LED・ランプ・レーザ)か⁠ら水に光を当てる
  • 濁りの粒子で光が散らばる(散乱光)か⁠、通り抜ける光が弱まる(透過光)
  • 散乱光か透過光、または両方の比を受光部で測り、濁りの値に換える

光の方式の違い

  • 透過光:高い濁りまで測れる。窓の汚れや水の色・泡で値が動く
  • 散乱光:低い濁りに強い。窓の汚れや水の色・泡の影響を受ける
  • 透過散乱光:水の色の影響が少なく、低い濁りまで測れる
  • 表面散乱光:水面に光を当てるので、光源と受光部が水に触れず、窓の汚れの問題がない
  • 積分球式:水道の水質検査の公定法に合わせた測り方で、卓上型に使われる

4つの種類

ラボ用⁠(卓上)

  • 水をセルに汲んで本体にセットし、検査室で測る
  • 公定法に合わせた積分球式や、低い濁りに強いレシオ測定の機種がある
  • 濁度と色度を一緒に測る型もある

ポータブル(持ち運び)

  • 電池で動き、現場でセルに汲むか、センサを水に沈めて測る
  • 工事排水・河川・貯水槽・プールの点検に持ち出す

プロセス用(連続測定)

  • 水を流し続けるフロー式か、検出部を沈める投げ込み式で、連続で測る
  • 4〜20mAやデジタル通信で、中央監視へ値を送る
  • ワイパーや水ジェットの自動洗浄が付いた型がある

高感度(低濁度)

  • 浄水場のろ過水や膜ろ過水の、0.1度を下回る低い濁りを測る
  • レーザや透過散乱の光学系で、0〜2度ほどのレンジを細かく読む

濁度の単位

  • 度:水道の水質基準で使う単位。いまはポリスチレン混合粒子で校正する
  • NTU・FTU・FNU:ホルマジン標準液で校正したときの単位。NTUはFTUと同じ扱い
  • mg/L:カオリン標準液で校正したときの表し方
  • 報告先の決まり(水道・工業用水・社内の基準)に合わせて単位を選ぶ

水道の基準

  • 水道水の水質基準は、濁度2度以下・色度5度以下(環境省)
  • 目標として、給水栓で1度、送配水施設の入口で0.1度
  • ろ過池出口の濁りを0.1度以下に保つには、高感度の濁度計で常時見張る

使い方と校正

  • セル式:セルの外側の汚れと指紋を拭き、気泡が入らないように水を入れて測る
  • 投げ込み式:センサの窓に泡が付かない、流れのある所に沈める
  • フロー式:試料水を決められた流量で流し続ける
  • 校正は標準液か、メーカーの散乱板で行う。ゼロは濁りの無い水で合わせる

選ぶときに見る点

  • 測る水の濁りの幅に合うレンジか
  • 汚れやすい水なら、表面散乱光か自動洗浄付きか
  • 出力(4〜20mA・Modbusなど)が⁠、受ける側の機器に合うか
  • SS(浮遊物質)や汚泥の濃度まで測りたいなら、固形分も測れるセンサか、SS計か

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