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GUIDE / AUTO-TITRATOR

自動滴定装置とは?電位差自動滴定装置の種類(単独型・同時測定型・全自動型)と、ビュレット・検体数・価格の選び方

品質管理・研究・食品・電池材料の分析で使う自動滴定装置(電位差自動滴定装置)の仕組み、単独型・同時測定型・全自動型の違い、ビュレットの容量と分解能、多検体チェンジャ、カールフィッシャー水分計との組み合わせ、公開されている価格をまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

自動滴定装置は、滴定液を電動ビュレットで自動で加え、電極の電位の変化から終点を見つけて濃度を出す分析装置です。電位差自動滴定装置とも呼びます。動かし方で、1台で1つずつ滴定する単独型、複数の滴定を同時に動かす同時測定型、試料の計量から洗浄まで自動で行う全自動型の3つに分かれます。選ぶときは「1日の検体数」「水分も測るか」「ビュレットの容量」の3つを先に決めます。

自動滴定装置とは

自動滴定装置は、試料に指示電極と参照電極を浸し、濃度の分かった滴定液を電動ビュレットで自動で加える分析装置です。反応が進むと電極の電位が変わり、その変化が急になる所を終点として、滴定量から成分の濃度を出します。指示薬の色を目で見て判断しないので、作業者の慣れに左右されにくくなります。

比較ページには、メーカーが自社で作るか、日本法人が自社グループの製品として売る自動滴定装置を、代表の機種の単位で載せています。カールフィッシャー式の水分計だけの装置、手で使うビュレット、pH計は、それぞれ別の比較で扱います。

3つの種類

  • 単独型は、1台で1つずつ滴定します。京都電子工業のAT-710S、ハンナ インスツルメンツ・ジャパンのHI 931、メトロームのEcoタイトレーターが例です
  • 同時測定型は、1つの操作部に滴定部を何台かつなぎ、別々の滴定を同時に進めます。京都電子工業のAT-710Mと日東精工アナリテックのGT-310は最大4台、HIRANUMAのCOM-A19は最大4種類、東亜ディーケーケーのAUT-801は2系列を同時に測れます
  • 全自動型は、試料の計量・希釈・分注から滴定、電極とセルの洗浄まで自動で行います。HIRANUMAのALT-1000が例です

ビュレットの容量と分解能

  • 多くの機種は20mLのビュレットが標準で、測る量に合わせて替えます
  • HIRANUMAのCOM-A19は、1mLから50mLのヘッドに替えられ、最小滴加量は0.00125mLです
  • 日東精工アナリテックのGT-310とハンナのHI 931は、ビュレットの分解能が0.001mLです
  • 京都電子工業の20mLビュレットの精度は、±0.02mLです

検体が多いとき

  • 多検体チェンジャをつなぐと、試料を並べて続けて滴定できます
  • 京都電子工業のAT-710Sは、多検体チェンジャで最大47検体を続けて測れます
  • 日東精工アナリテックのGT-310は、12検体用と24検体用の多検体滴定装置を足せます
  • HIRANUMAのALT-1000は、15検体か60検体のサンプルチェンジャを使います
  • 測定は1検体あたり数分から10分ほどです(HIRANUMAの解説)

カールフィッシャー水分計と組み合わせる

  • 京都電子工業のAT-710Mは、電量式・容量式のカールフィッシャー水分計ともつながります
  • 日東精工アナリテックのGT-310とHIRANUMAのCOM-A19は、滴定と水分を同じ操作部で同時に測れます
  • 水分だけを測るなら、水分計の比較で選びます

データの記録

  • 京都電子工業のAT-710Sは、500検体を本体に記憶し、結果をPDFにしてUSBメモリへ保存できます
  • 日東精工アナリテックのGT-310は9999個を保存でき、USB4ポートとLAN1ポートを持ちます
  • HIRANUMAのCOM-A19は、USBメモリに約9,900データを保存できます

値段

  • 東亜ディーケーケーのAUT-801は、標準構成のシングルシステムで1,150,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • メトロームのEcoタイトレーターは、酸塩基滴定仕様で100万円〜(税抜の参考価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • HIRANUMAのCOM-A19は1,399,000円〜、ALT-1000は4,540,000円〜です(税区分の記載なし)
  • 京都電子工業・日東精工アナリテック・ハンナは、見積もりで値段を出します
  • メトロームは長期の貸し出し、ハンナはレンタルも案内しています
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