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材料の割れや設備の摩耗・き裂を、弾性波(AE)⁠で⁠と⁠ら⁠え⁠るAEセンサーを選ぶ、試験・品質保証・設備保全・購買の担当の方へ

AEセンサーのメーカー3社比較【2026年】

AEセンサーは、材料が割れたり擦れたりするときに出る
弾性波をとらえるセンサーです。

ABOUT

AEセンサーとは

比較表を見る ↓

AEセンサーとは、材料が変形したり、き裂ができたりするときに出る弾性波(AE)⁠を⁠、
表面に付けた圧電素子でとらえるセンサーです。
アコースティック・エミッションセンサとも呼びます。

製品の特長

  • 高い周波数をとらえる(AEは数10kHz〜数MHz)
  • 周波数の拾い方で選べる(共振型・広帯域型)
  • アンプを中に入れた型もある(線を長く引ける)

使うメリット

  • 振動や温度より先に異常に気づける(き裂・摩耗の1次の信号)
  • 壊さずに調べられる(材料・構造物の欠陥や破壊の予知)
  • 小さな試料にも付けられる(超小型は直径3mm〜6mm)

選ぶときに注意すること

  1. 共振周波数は、測る材料と出るAEに合わせて選ぶ
  2. 感度の数字は、社ごとの基準とアンプの利得を確かめて比べる
  3. 線を長く引くなら、アンプ内蔵型にするかプリアンプを別に付ける
  4. 測る物には接着か治具で付け、すき間を作らない
  5. 受け側のAEアナライザなどは別に用意する

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページ・カタログによる(価格はエヌエフ回路設計ブロックの税抜価格⁠)⁠。仕組みと使い分けは富士セラミックスとFIRST AE(信和産業)の解説による。

LIST

AEセンサーの比較表

AEセンサー6製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

共振型

2製品
株式会社エヌエフ回路設計ブロックAEセンサ AE-901S金属の突発的なAEを見る口コミを書く51,000円税抜

直径12mmの細長い共振型で、70kHzで感度が高くなります。金属の割れのような突発的なAEを見る実験室や工場の試験に使います。値段は51,000円(税抜)で公開されています。

種類
共振型
周波数
70kHz
大きさ
直径12mm×高さ40mm
使用温度
-20〜+80℃
出力・接続
不平衡(片線接地)
特長
防水・防油仕様の型もある
記載なし
感度・質量
公式ページへ詳細・仕様
信和産業株式会社AEセンサ FAEN-S150設備の摩耗・き裂の監視口コミを書く要見積

FIRST AEブランドの共振型で、150kHzに感度の山を持ちます。プリアンプを持たないぶん軽く、重さは43gです。センサの線を長く引くなら、同じ形のプリアンプ内蔵型を選びます。

種類
共振型
周波数
150kHz±20%
感度
67dB±3
大きさ
直径20mm×高さ26.5mm
使用温度
-20〜+80℃
質量
43g
出力・接続
BNC
特長
プリアンプなしの共振型
公式ページへ詳細・仕様

広帯域型

2製品
株式会社エヌエフ回路設計ブロック超小型AEセンサ AE-900M-WB小さな試料の高い周波数のAE口コミを書く109,000円税抜

直径5mm・高さ3.2mmの超小型で、1M〜4MHzの高い周波数を広く拾います。小さな試料や、付ける場所が狭い試験で使います。値段は109,000円(税抜)で公開されています。

種類
広帯域型
周波数
1M〜4MHz(-10dB)
感度
34dB±6dB(2MHz)
大きさ
直径5mm×高さ3.2mm
使用温度
-20〜+80℃
出力・接続
不平衡(片線接地)
特長
ケーブル直出し、BNC変換コネクタ付属
記載なし
質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社富士セラミックス広帯域型AEセンサ 1045S波形や周波数を解析する試験口コミを書く要見積

200〜1,300kHzを平らな感度でとらえる広帯域型です。波形の形や周波数の中身を見る試験に向きます。感度は53±3dBで、共振型より低めです。

種類
広帯域型
周波数
200〜1,300kHz(±6dB)
感度
53±3dB
大きさ
直径20mm×高さ20mm
使用温度
-20〜+80℃
質量
30g
出力・接続
シングルエンド
特長
バッキング材で共振を抑えた平坦な特性
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

アンプ内蔵型

2製品
信和産業株式会社防水AEセンサ FAEN-S60WI水や油のかかる設備の常時監視口コミを書く要見積

20dBのプリアンプを中に入れた防水型で、60kHzに感度の山を持ちます。水のかかる設備にも付けられ、線を長く引いても雑音を拾いにくい作りです。電源は4〜12VDCで、計測器側から送ります。

種類
アンプ内蔵型
周波数
60kHz±20%
感度
100dB±3
大きさ
直径22mm×高さ30mm
使用温度
-20〜+80℃
質量
62g
出力・接続
BNC、電源4〜12VDC
特長
20dBプリアンプ内蔵、防水型
公式ページへ詳細・仕様
株式会社富士セラミックスアンプ内蔵型AEセンサ AE144SA40-BNCケーブルを長く引く現場口コミを書く要見積

ケースの中にプリアンプを入れた共振型で、感度は117±3dBあります。振動子とアンプの間に雑音が入らないので、離れた計測器まで線を引く現場で効きます。共振周波数は140kHzで、取付面は絶縁されています。

種類
アンプ内蔵型
周波数
140kHz±20%
感度
117±3dB
使用温度
-20〜+80℃
出力・接続
取付面絶縁
特長
プリアンプ内蔵で振動子とアンプの間の雑音を遮断
記載なし
大きさ・質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

共振型2製品

株式会社エヌエフ回路設計ブロック

AEセンサ AE-901S

金属の突発的なAEを見る

直径12mmの細長い共振型で、70kHzで感度が高くなります。金属の割れのような突発的なAEを見る実験室や工場の試験に使います。値段は51,000円(税抜)で公開されています。

コスト51,000円税抜

種類
共振型
周波数
70kHz
大きさ
直径12mm×高さ40mm
使用温度
-20〜+80℃
出力・接続
不平衡(片線接地)
特長
防水・防油仕様の型もある
記載なし
感度・質量
公式ページへ
信和産業株式会社

AEセンサ FAEN-S150

設備の摩耗・き裂の監視

FIRST AEブランドの共振型で、150kHzに感度の山を持ちます。プリアンプを持たないぶん軽く、重さは43gです。センサの線を長く引くなら、同じ形のプリアンプ内蔵型を選びます。

コスト要見積

種類
共振型
周波数
150kHz±20%
感度
67dB±3
大きさ
直径20mm×高さ26.5mm
使用温度
-20〜+80℃
質量
43g
出力・接続
BNC
特長
プリアンプなしの共振型
公式ページへ

広帯域型2製品

株式会社エヌエフ回路設計ブロック

超小型AEセンサ AE-900M-WB

小さな試料の高い周波数のAE

直径5mm・高さ3.2mmの超小型で、1M〜4MHzの高い周波数を広く拾います。小さな試料や、付ける場所が狭い試験で使います。値段は109,000円(税抜)で公開されています。

コスト109,000円税抜

種類
広帯域型
周波数
1M〜4MHz(-10dB)
感度
34dB±6dB(2MHz)
大きさ
直径5mm×高さ3.2mm
使用温度
-20〜+80℃
出力・接続
不平衡(片線接地)
特長
ケーブル直出し、BNC変換コネクタ付属
記載なし
質量
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株式会社富士セラミックス

広帯域型AEセンサ 1045S

波形や周波数を解析する試験

200〜1,300kHzを平らな感度でとらえる広帯域型です。波形の形や周波数の中身を見る試験に向きます。感度は53±3dBで、共振型より低めです。

コスト要見積

種類
広帯域型
周波数
200〜1,300kHz(±6dB)
感度
53±3dB
大きさ
直径20mm×高さ20mm
使用温度
-20〜+80℃
質量
30g
出力・接続
シングルエンド
特長
バッキング材で共振を抑えた平坦な特性
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アンプ内蔵型2製品

信和産業株式会社

防水AEセンサ FAEN-S60WI

水や油のかかる設備の常時監視

20dBのプリアンプを中に入れた防水型で、60kHzに感度の山を持ちます。水のかかる設備にも付けられ、線を長く引いても雑音を拾いにくい作りです。電源は4〜12VDCで、計測器側から送ります。

コスト要見積

種類
アンプ内蔵型
周波数
60kHz±20%
感度
100dB±3
大きさ
直径22mm×高さ30mm
使用温度
-20〜+80℃
質量
62g
出力・接続
BNC、電源4〜12VDC
特長
20dBプリアンプ内蔵、防水型
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株式会社富士セラミックス

アンプ内蔵型AEセンサ AE144SA40-BNC

ケーブルを長く引く現場

ケースの中にプリアンプを入れた共振型で、感度は117±3dBあります。振動子とアンプの間に雑音が入らないので、離れた計測器まで線を引く現場で効きます。共振周波数は140kHzで、取付面は絶縁されています。

コスト要見積

種類
アンプ内蔵型
周波数
140kHz±20%
感度
117±3dB
使用温度
-20〜+80℃
出力・接続
取付面絶縁
特長
プリアンプ内蔵で振動子とアンプの間の雑音を遮断
記載なし
大きさ・質量
公式ページへ
Q&A

AEセンサー選びで、よくある疑問

購買担当の疑問AEセンサーの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのはエヌエフ回路設計ブロックです。一般用のAE-901Sが51,000円(税抜)、超小型で広帯域のAE-900M-WBが109,000円(税抜)⁠で⁠す⁠。富士セラミックスと信和産業は値段を出していないので、見積もりを取ります。

設備担当の疑問AEセンサーの種類と違いは?

周波数の拾い方とアンプの有無で3つに分かれます。決まった周波数で感度が高い共振型、広い周波数を平らに拾う広帯域型、中にプリアンプを入れたアンプ内蔵型です。

設備担当の疑問共振型と広帯域型の違いは?

共振型は、振動子の共振で決まった周波数の感度を高くした型で、AE-901Sは70kHzです。広帯域型は共振を抑えて広く拾う型で、富士セラミックスの1045Sは200〜1,300kHzを扱います。波形や周波数を解析するなら広帯域型、AEがあるかを見るなら共振型です。

設備担当の疑問共振周波数は、どう選ぶ?

出るAEの周波数は材料によって違うので、測る材料に合わせて選びます。表では、FIRST AEのFAEN-S60WIが60kHz、富士セラミックスのAE144SA40-BNCが140kHz、FAEN-S150が150kHzです。

施設管理の疑問アンプ内蔵型(プリアンプ内蔵)は、いつ使う?

センサから計測器まで線を長く引くときです。FIRST AEは、線が1m以上になるならプリアンプ内蔵型を使うよう案内しています。FAEN-S60WIは20dBのプリアンプを内蔵し、電源は4〜12VDCです。

工場長の疑問AEセンサーと振動センサー・加速度センサーの違いは?

振動や温度のセンサーは、き裂や摩耗が進んで起きた2次的な現象をとらえます。AEセンサーは、き裂や摩耗のときに材料から出る弾性波そのものをとらえるので、振動より先に異常に気づけます。

施設管理の疑問水や油のかかる場所で使える?

防水型を選びます。FIRST AEのFAEN-S60WIはプリアンプ内蔵の防水型で、NFの防水仕様は水面下15cmに沈めても中に水が入りません。富士セラミックスの工業用には、防水絶縁型・高温型・極低温型があります。

総務の疑問狭い場所や小さな試料に付けられる?

超小型の型があります。NFのAE-900M-WBは直径5mm・高さ3.2mmで、富士セラミックスの超小型は検出部の外径が直径3mm〜6mmです。

施設管理の疑問AEセンサーの取り付け方は?

測る物に接着して使うことが多い品です。富士セラミックスはマウンティングアダプタを用意していて、付け外しが楽になります。FIRST AEはマグネットで付ける治具をそろえています。

設備担当の疑問AEセンサーの感度の数字は、そのまま比べられる?

そのままでは比べられません。富士セラミックスは0dB=1V/m/sを基準にし、アンプ内蔵型はアンプの利得を含んだ値です。1045Sは53±3dB、アンプ内蔵のAE144SA40-BNCは117±3dBです。

TYPES

AEセンサーの種類の違い

共振型

振動子の共振を使い、決まった周波数で感度を高くした型です。AEがあるかどうかを確かめる試験や現場の監視で使います。共振周波数は、測る材料に合わせて選びます。

向いている使い方

  • 金属の割れの発生を見る
  • 設備の摩耗・き裂の監視
  • 現場で感度をかせぎたい

根拠:振動子の共振を利用した高感度のAEセンサです。(出典1)

この種類の2製品を表で見る

広帯域型

バッキング材で振動子の共振を抑え、広い周波数を平らな感度で拾う型です。波形の形や周波数の中身を見る試験に向きます。感度は共振型より低めです。

向いている使い方

  • 源波形の解析
  • 周波数の分析
  • 小さな試料の研究

根拠:バッキング材を充填することにより振動子の共振を抑えて平坦な周波数特性にしています。(出典1)

この種類の2製品を表で見る

アンプ内蔵型

ケースの中にプリアンプを入れた型です。振動子とアンプの間に雑音が入らず、計測器まで線を長く引けます。アンプを動かす電源は計測器側から送ります。

向いている使い方

  • 計測器まで線を長く引く
  • 雑音の多い工場の設備
  • 水のかかる場所の常時監視

根拠:ケース内にプリアンプを内蔵することにより、振動子とプリアンプの間に混入する雑音を遮断しています。(出典1)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

AEセンサーの主なメーカー3社

株式会社エヌエフ回路設計ブロック

直径12mmの細長い共振型で、70kHzで感度が高くなります。

神奈川県

信和産業株式会社

FIRST AEブランドの共振型で、150kHzに感度の山を持ちます。

東京都

株式会社富士セラミックス

200〜1,300kHzを平らな感度でとらえる広帯域型です。

静岡県

出典
  1. 富士セラミックス AEセンサ 製品ラインアップ
  2. 富士セラミックス AEセンサ イントロダクション
  3. 富士セラミックス 広帯域型AEセンサ(カタログ)
  4. 富士セラミックス アンプ内蔵型AEセンサ(カタログ)
  5. エヌエフ回路設計ブロック 一般用AEセンサ AE-901・AE-904・AE-905シリーズ
  6. エヌエフ回路設計ブロック 超小型AEセンサ AE-900M・AE-900M-WB・AE-903N
  7. NFネットショップ 汎用AEセンサ AE-901S
  8. FIRST AE AEセンサ・ケーブル・治具
  9. FIRST AE Acoustic Emissionとは
  10. FIRST AE ブランド
  11. 信和産業 会社概要
掲載基準

材料試験・構造物の検査・設備の監視で、材料が割れたり擦れたりするときに出る弾性波(AE)をとらえる圧電式のAEセンサーに限ります。日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売り、公式サイトで今案内していて、周波数・感度・寸法を公式資料で確かめられた型番を1社2製品まで載せます。AE用のプリアンプ単体(preamplifierで扱います⁠)⁠、加速度センサー・振動センサー(shindou-sensorで扱います)、⁠A⁠Eアナライザなどの受け側の装置、取付治具・ケーブルだけの品、中古、販売店・代理店が売る他社製品は除きます。日本フィジカルアコースティクスは2022年1月に事業を終え、ペリテックのPMU-AE100と三菱電機エンジニアリングのSineWave形AEセンサは生産・販売を終えたため載せていません。キスラーの8152Cは、日本語の公式ページで周波数などの仕様を確かめられず載せていません。感度は各社の基準(0dB=1V/m/sなど)と、アンプ内蔵型はアンプの利得を含んだ値で、社をまたいでそのまま比べられません。

AEセンサーを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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