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GUIDE / BOLT-TENSIONER

ボルトテンショナとは?大型ボルトを油圧で締める工具の種類(標準・自動復帰・多段)と、ボルト径・最大軸力・油圧の選び方

風力発電・プラント・圧力容器の大型ボルトを油圧で引っ張って締めるボルトテンショナの3つの種類、トルクレンチとの違い、ボルトの突き出しの条件、ボルト径・最大軸力・油圧の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

ボルトテンショナは、大型ボルトを油圧で引っ張って伸ばし、ねじらずに軸力で締める工具です。油圧テンショナーとも呼びます。ピストンのつくりと戻し方で、一段の標準型・ピストンが自動で戻る自動復帰型・ピストンを重ねた多段型に分かれます。選ぶときは「ボルト径と軸力」「周りと上の空間」「ボルトの本数」の3つを先に決めます。

ボルトテンショナとは

ボルトテンショナは、ボルトのねじをつかんで油圧で引っ張り、伸びたあいだにナットを回して座面に着け、油圧を抜いて締め終える工具です。ナットを回して締めるトルク法と違って、ねじや座面の摩擦の影響を受けません。風力発電の基礎、圧力容器、熱交換器のフランジなど、大きなボルトを正確に締める現場で使います。

3つの種類

  • 標準型は、ピストンが一段の型です。全高が低く、外径は多段型より大きくなります。
  • 自動復帰型は、締めたあとにピストンが自動で戻る型です。本数の多いフランジで手間を減らせます。
  • 多段型は、ピストンを重ねて外径を小さくした型です。ボルトの間隔が狭い場所に向き、全高は高くなります。

選ぶときに見るところ

  • ボルト径と軸力を先に決めます。日本プララドのBE-HTS40は、M48〜M64に使えて最大軸力は1273kNです。
  • 周りの空間を測ります。ITHのMSK48-10.9は外径112mm、ES48-10.9は外径158mmです。
  • 上の空間を測ります。ITHのES48-10.9は全高171mm、MSK48-10.9は全高290mmです。
  • 本数が多いなら連結を考えます。日本プララドは、フランジのボルトを20本同時に締める例を載せています。
  • ポンプの圧力を合わせます。表の製品は135MPaから150MPaです。

使う前に確かめること

  • ボルトの突き出しは、ナットの上面からボルト径の1倍以上いります。足りなければボルトを交換します。
  • ボルトの頭を締める使い方はできません。
  • 高圧の油圧ポンプとホースは別に用意します。

トルクレンチとの違い

トルクレンチはナットを回すので、摩擦のばらつきが軸力に出ます。ITH-ジャパンの解説では、トルク法の締付係数は1.6〜2.0です。ボルトテンショナはボルトをまっすぐ引っ張るので、ねじりの力が残らず、緩みの原因も減らせます。

値段

表の5社とも、公式に価格を出していません。見積もりで確かめます。日本プララドは販売のほかレンタルも受けています。

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