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GUIDE / JUNSUI-SEIZO-SOUCHI

純水製造装置とは?研究室・工場で使う純水製造装置の種類(RO式・カートリッジ純水器・蒸留式・超純水装置)と、水質・採水量・価格の選び方

水道水や井水から純水・超純水をつくる純水製造装置の4つの種類、純水と超純水の違い、RO式とカートリッジ純水器の使い分け、電源と価格を、メーカーの公式資料の数字でまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

純水製造装置は、水道水や井水からイオンや不純物を取り除いた純水をつくる装置です。水のきれいにし方で、RO膜のRO式、イオン交換樹脂のカートリッジ純水器、水を沸かす蒸留式、純水を磨く超純水装置の4つに分かれます。選ぶときは「使う水質」「1日に使う量」「置く場所と電源」の3つを先に決めます。

純水製造装置とは

純水製造装置は、水道水や井水から、溶けているイオンや不純物を取り除いた純水をつくる装置です。純水装置・純水器とも呼びます。研究室の分析・試薬の調製、工場の製造用水・洗浄用水、病院の器具洗浄などで使います。

比較ページには、日本の会社が自社または自社グループで作る純水製造装置を、各社の代表の型式の単位で載せています。容器入りの精製水、飲用の浄水器、イオン交換樹脂そのもの、半導体工場向けの大型プラントは別に扱います。

4つの種類

  • RO式:RO膜(逆浸透膜)で、水に溶けたイオンや不純物の90%以上を除きます。例は三浦工業の MRO-1000CG、栗田工業の マクエース MR-R型、ヤマト科学の WE200 ⁠⁠⁠です
  • カートリッジ純水器:イオン交換樹脂を詰めたボンベに水を通します。例はオルガノの G-10D形、栗田工業の デミエース DX-10 ⁠⁠です
  • 蒸留式:水を沸かして湯気を集めます。例はヤマト科学の WG1013 ⁠⁠⁠です
  • 超純水装置:純水からさらにイオンや有機物を除きます。例はアドバンテック東洋の RFU655DA、オルガノの UP-0090α-TU1、野村マイクロ・サイエンスの ミニピュア TW-300RU ⁠⁠です

純水と超純水の水質

  • オルガノの G-10D形が出す純水は、電気伝導率1μS/cm以下です
  • ヤマト科学の WG1013 と WE200 は、JIS K0557 の A4 の純水を採れます
  • アドバンテック東洋の RFU655DA と、オルガノの UP-0090α-TU1 は、比抵抗18.2MΩ・cmの超純水をつくります
  • 蒸留水は製法の途中で炭酸ガスを吸うので、電気伝導度が悪く見えることがあります

使う量で選ぶ

  • 研究室の卓上型は、分単位の採水量で見ます。ヤマト科学の WE200 は、0.5〜1.0L/minの連続採水です
  • アドバンテック東洋の RFV642HA は約12L/h、トップウォーターシステムズの TW-050-SRO は50L/hで純水をつくります
  • 工場向けは時間単位で見ます。三浦工業の MRO-1000CG は1,000L/h、三菱ケミカルアクア・ソリューションズの NDR型は0.2〜4.0m³/hです
  • 栗田工業は、1日1m³を超えて使うなら、カートリッジ純水器の前にRO膜を置くと費用の面で得になることがあると案内しています

原水と前段の装置

  • オルガノの UP-0090α-TU1 は、水道水を原水にして1台で超純水までつくります
  • アドバンテック東洋の RFU655DA は、蒸留水やRO水を原水にする2段目の装置です
  • 野村マイクロ・サイエンスの TW-300RU は、純水部と超純水部を1台にまとめています

手入れと消耗品

  • カートリッジ純水器の樹脂は、一定量を採ると飽和します。栗田工業の DX-10 は、標準採水量が約2,000Lです
  • 栗田工業は、デミエースの原水の電気伝導率を30mS/m以下にするよう勧めています
  • 現場で再生するイオン交換式は、酸とアルカリの薬品を扱います。三菱ケミカルアクア・ソリューションズの ETM型は、RO膜とEDIで再生薬剤を使いません

電源と値段

  • 蒸留式のヤマト科学 WG1013 は単相AC200Vで、ブレーカ容量30Aの設備を用意します
  • 卓上型のヤマト科学 WE200 は単相AC100〜240V、アドバンテック東洋の RFV642HA はAC100Vで動きます
  • 値段を公式に出しているのはヤマト科学とアドバンテック東洋で、いずれも税抜です。WE200 は519,000円、RFV642HA は本体のみ740,000円、RFU655DA は934,000円、WG1013 は1,188,000円です
  • ほかの会社は、設置や配管を含めた見積りで値段が決まります
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