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GUIDE / ROLL-CRUSHER

ロールクラッシャーとは?シングルロール・ダブルロール・多段ロールの違いと、ロール径・処理能力・粒の大きさの選び方

回るロールの間で原料を押しつぶして砕くロールクラッシャー(ロール破砕機)の仕組み、シングルロール・ダブルロール・多段ロールの3つの種類、歯付きロールと平らなロールの違い、入る塊と出る粒の大きさ、処理能力、異物への守り、手入れを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ロールクラッシャーは、向かい合って回るロールの間に原料をかみ込ませ、押しつぶして砕く破砕機です。ロール破砕機とも呼びます。ロールの数で、シングルロール・ダブルロール・多段ロールに分かれます。選ぶときは「入れる塊の大きさ」「出したい粒の大きさ」「1時間に砕く量」の3つを先に決めます。

ロールクラッシャーとは

ロールクラッシャーは、ロールで挟んで押しつぶす破砕機です。ロールのすき間で出てくる粒の大きさが決まり、微粉が少なく粒がそろいやすくなります。石炭・コークス・焼却灰・コンクリート廃材のほか、電池材料や半導体部品、米のような食品原料にも使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作り、公式サイトで型式と仕様を確かめられたロールクラッシャーを載せています。ジョークラッシャーと竪型ローラーミルは、それぞれ別の比較ページに載せています。

3つの種類

  • シングルロールは、1本の歯付きロールと受歯の間で砕きます。1回で大塊を小塊にでき、石炭・コークス・焼却灰に向きます。例は前川工業所のSRL-1818、近畿工業のSR3-650です
  • ダブルロールは、向かい合う2本のロールで挟んで砕きます。ロールには歯付き・波形・平らなものがあります。例は前川工業所のロールブレーカー、近畿工業のKWR-6060、杉山重工のRC-300とCRC-250、明和テクノスのMRC-400、三立機械工業のR-CLです
  • 多段ロールは、2本1組のロールを何段も重ね、何度も通して粉にします。例は新井機械製作所の4本ロール粉砕機と8本ロール粉砕機で、浸した米を米粉にします

歯付きロールと平らなロール

  • 歯や波形のあるロールは、大きな塊をかみ込みやすく、粗く砕くのに向きます。杉山重工のCRC-250は、200mmの塊を30mm程度にします
  • 2本のロールで圧縮して細かく砕く杉山重工のRC-300は、50mmの塊を0.1〜0.3mm程度にします
  • 明和テクノスのMRC-400は、解砕刃とスペーサーの組み合わせを変えて粒度を合わせます

入る塊と出る粒

  • 前川工業所のSRL-1818は、最大供給塊が約150mmで、砕いた後の粒は30〜60mmが最適です
  • 前川工業所のRBT-2416は、最大供給塊が約1〜70mmで、すき間を0.1mm単位で合わせられます
  • 杉山重工は、50mm以上の塊をRC-300に直接入れるとロールの上で転がるので、先に粗く砕くよう案内しています
  • 三立機械工業のR-CLは、大きさ5〜180mm・厚み1〜20mmの半導体部品を砕きます

処理能力と電動機

  • 前川工業所のSRL-1818は、出口30mmで15t/h、出口50mmで25t/hです。電動機は11kWです
  • 明和テクノスのMRC-400は350〜500kg/h、三立機械工業のR-CLは20〜100kg/hです
  • 電動機は、近畿工業のSR3-650が37〜75kW、KWR-6060が15kWを2台、杉山重工のRC-300とCRC-250が3.7kWです
  • 処理能力は、原料の硬さや重さ、ロールのすき間で変わります。前川工業所の値は見掛比重1.6程度の原料の参考値です

異物と手入れ

  • 近畿工業のKWR-6060は、砕けない異物が入ると緩衝装置でロール間が開き、機械を守ります。減った歯は1本ずつ替えられます
  • 杉山重工のロールクラッシャーは、従動ロールのばねで噛み込みすぎによるロールの破損を防ぎます
  • 金属を混ぜたくない電池材料や触媒には、杉山重工のセラミックロールを使います
  • 値段はどの製品も公式に出ていません。型式と原料を伝えて見積もりを取ります
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