口コミを書く
GUIDE / GAS-STERILIZER

ガス滅菌器とは?EOガス式と過酸化水素ガス式の種類と、容量・滅菌時間・排ガス処理の選び方

熱に弱い器具や製品を滅菌するガス滅菌器の3つの種類、EOと過酸化水素の違い、容量・滅菌時間・排ガス処理の見方を、公式資料の数字でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

ガス滅菌器は、熱や湿気に弱い器具や製品を、ガスで低い温度のまま滅菌する装置です。EOガスのカートリッジ式、EOガスの設備供給式、過酸化水素ガス式の3つがあります。滅菌できる物の幅を取るならEO、短い時間で回すなら過酸化水素です。

ガス滅菌器とは

ガス滅菌器は、高圧蒸気にかけられない樹脂の器具や内視鏡などを滅菌する装置です。使うガスは、エチレンオキサイド(EO、酸化エチレンとも言います)と過酸化水素です。

比較ページには、自社で作るか自社のブランドで売る日本の会社・日本法人のガス滅菌器を、型番の単位で載せています。排ガス処理装置だけの製品、受託滅菌、消耗品、中古品は載せていません。

3つの種類

  • EOガス・カートリッジ式は、カートリッジを入れてスタートを押す型です。例はイキのFRH36とFRH170、東邦製作所のCT-190CとCT-710C、ウドノ医機のGCB型です
  • EOガス・設備供給式は、ガスを設備や容器から送る据え付けの型です。例はウドノ医機のGXⅢ、ゲティンゲのGEEです
  • 過酸化水素ガス式は、真空にしたチャンバーへ過酸化水素ガスを入れる型です。例はキヤノンのES-H900とES-H1600、ゲティンゲのPoladus 150です

容量

  • 東邦製作所のCT-190Cは、19Lです
  • イキのFRH36は、約36Lです
  • 東邦製作所のCT-710Cは、71Lです
  • キヤノンのES-H900は、90Lです
  • ゲティンゲのPoladus 150は、152Lまたは154Lです
  • キヤノンのES-H1600は、155Lです
  • イキのFRH170は、約170Lです

滅菌の時間

  • 東邦製作所のCT-710Cは、55℃で3時間、40℃で5時間です。エアレーションは標準12時間です
  • イキのFRHシリーズは、エアレーションが標準14時間、最大48時間です
  • キヤノンのES-H900は、ショートサイクルが34分、標準サイクルが44分です
  • ゲティンゲのPoladus 150は、ノンルーメンが29分、フレキシブルルーメンが42分です

排ガスの処理

  • EOは毒性と発がん性のある物質です。排ガスの処理まで決めて入れます
  • イキのFRH36用のSR230aと、東邦製作所のEOSYS-MINIは、1ppm以下まで処理します
  • 過酸化水素は、最終的に水と酸素に分解されます

選ぶときの順番

  • 滅菌する物を先に確かめます。放射線滅菌済みの塩ビはEOで滅菌できません。液体と密閉された物は入れません
  • 1日に回す回数を決めます。何回も回すなら過酸化水素、1日1回で足りるならEOも選べます
  • 置き場所の電源を見ます。AC100Vで動くEOの機種と、3相200Vがいる過酸化水素の機種があります
  • 値段は公開されていないので、排ガス処理も含めて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉