口コミを書く
GUIDE / YUATSU-MOTOR

油圧モーターとは?アキシャルピストン・ラジアルピストン・オービット・走行用の種類と違い、トルク・回転数・価格の選び方

作動油の圧力で軸を回す油圧モーターの4つの種類(アキシャルピストン・ラジアルピストン・内接ギアのオービット・減速機付きの走行用)の違い、サイズとトルクの決め方、ドレン配管・作動油・ブレーキの注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

油圧モーターは、作動油の圧力を受けて軸を回す機械です。油圧ポンプが送った油で、建機の走行や巻上げ、コンベアや船の甲板機械を回します。種類は、速く回すアキシャルピストン、ゆっくり大きな力で回すラジアルピストン、小さく軽い内接ギアのオービット、減速機まで一体にした走行用の4つです。選ぶときは「必要なトルク」「回転数」「取付の形」の3つを先に決めます。

油圧モーターとは

油圧モーターは、油圧ポンプから送られた作動油の圧力を受けて、軸を回す力に変える機械です。小型で軽いわりに大きな力が出せるので、建設機械・特装車・農業機械・船の甲板機械で使います。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社グループのブランドとして売る油圧モーターを、各社の代表の型式の単位で載せています。代理店が売る他社製品、油圧ポンプ・油圧シリンダ、部品だけ・中古品は載せていません。

4つの種類

  • アキシャルピストンモータは、ピストンが斜めの板を押して回ります。川崎重工業のM7V112は、最高50MPaで最高3,550min⁻¹まで回せます
  • ラジアルピストンモータは、ピストンが偏心したカムを押して回る低速高トルクの形です。川崎重工業のスタッファモータ HM(HD)B125は、2,050cm³の容積で定格100kWを出します
  • オービットモータは、内歯の歯車の中を外歯の歯車が遊星運動して回ります。日本オイルポンプのORB-A080、ダンフォスのOMT 160、Parker TAIYOのLSHT TC0036がこの形です
  • 走行用モータは、油圧モータに減速機を組み込んだ形です。神崎高級工機製作所のKWM-13S-186Dは減速比14.37:1、不二越のPHV-1Bは2速の走行モータです

サイズとトルクの決め方

  • サイズはトルクと回転数で決め、連続と断続の許容値の両方に収めます
  • 起動のときはトルクが下がります。ダンフォスのOMT 160は、圧力差200barで起動のとき340Nm、回り始めると460Nmです
  • 低い回転で使うなら、最低の回転数も見ます。Parker TAIYOのLSHTは、小形で20rpm、中形と大形で30rpmから回せます

ドレン配管・作動油・ブレーキ

  • 戻り側の圧力が高いときは、ドレン配管をつなぎます。LSHTは高圧仕様のシャフトシールで、ドレン配管なしで付けられます
  • ダンフォスのオービタルモータは、運転温度で35mm²/sになる作動油を選び、汚れは20/16(ISO 4406)⁠よ⁠り清浄に保ちます
  • ブレーキに使うときは、ダンフォスはブレーキングトルクを作動トルクの約1.2倍にすすめています

値段

  • 掲載した7製品とも、メーカーの公式サイトに値段は出ていません。押しのけ容積・圧力・回転数と、取付や軸の形を伝えて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉