口コミを書く
GUIDE / DRAIN-SEPARATOR

ドレンセパレーターとは?蒸気・圧縮空気の配管で使うドレンセパレーター(気水分離器)の種類(サイクロン式・バッフル式・トラップ内蔵型)と、圧力・分離効率・価格の選び方

蒸気配管や圧縮空気の配管で、流れに混じったドレン(水滴)を分けて取るドレンセパレーターの3つの種類、スチームトラップとの違い、蒸気と空気での最高使用圧力、分離効率と圧力損失、付ける場所、材質と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ドレンセパレーターは、蒸気や圧縮空気の配管で、流れに混じった水滴(ドレン)を分けて取り除く器具です。気水分離器・スチームセパレーターとも呼びます。分け方で、遠心力のサイクロン式・板に当てるバッフル式・トラップまで1台に入れたトラップ内蔵型に分かれます。選ぶときは「蒸気か空気か」「呼び径と圧力」「トラップを別に付けるか」の3つを先に決めます。

ドレンセパレーターとは

ドレンセパレーターは、蒸気や圧縮空気の配管に付けて、流れに混じった水滴や管の底を流れるドレンを分けて取り除く器具です。ヨシタケは、ドレンがウォーターハンマーや減圧弁・流量計の動作不良、加熱効率の低下の原因になると説明しています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るドレンセパレーターを、各社の代表の型の単位で載せています。スチームトラップ単体、油水分離装置、セパレーターを組み込んだ減圧弁は載せていません。

3つの種類

  • サイクロン式は、流れを渦にして水滴を遠心力で壁へ飛ばします。例はTLVのDC7、ヨシタケのDS-1、フクハラのSCS020M-6RcとDCS118M-12Rcです
  • バッフル式は、本体の中の板に流れを当てて重いドレンを落とします。例はヨシタケのDS-10、ミヤワキのH3、ベンのBA-5です
  • トラップ内蔵型は、分けたドレンを出すトラップまで1台に入っています。例はTLVのDC3Sです

スチームトラップとの違い

  • セパレーターは流れの中の水滴を分け、トラップは溜まったドレンを外へ出します
  • トラップ別体のセパレーターは、下にトラップを付けて使います
  • TLVのDC3Sはフリーフロートトラップを内蔵していて、排水能力は940kg/hです

蒸気と圧縮空気での圧力

  • ヨシタケのDS-1とDS-10は、蒸気で2.0MPa、空気で1.0MPa未満まで使えます
  • ベンのBA-5は、蒸気で2.0MPa、空気で0.98MPaまで使えます
  • TLVのDC7は、蒸気とエアの両方で2.5MPaGまで使えます
  • フクハラの2製品は圧縮空気用で、使用圧力は0.1〜1.5MPaです

分離効率と圧力損失

  • TLVのDC3SとDC7は、水滴を98%分けます
  • フクハラのSCS020M-6Rcは99%、DCS118M-12Rcは99%以上を分けます(定格処理空気量時)
  • 圧力損失は、ミヤワキのH3が0.002MPa、フクハラのSCS020M-6Rcが0.5kPa以下です

付ける場所と注意

  • 蒸気や空気の主管の途中か、装置・減圧弁の入口の手前に付けます
  • TLVは、分ける力を保つために蒸気流速30m/s以下を推奨しています
  • フクハラのDCS118M-12Rcは、上り配管の真下に付けて水平配管のドレンを取ります
  • 水蒸気の除湿はできません。露点を下げるなら、後ろにエアドライヤーを付けます

材質と値段

  • 錆を嫌う配管には、TLVのDC7(ステンレス鋳鋼)やヨシタケのDS-10(SUS)を使います
  • ヨシタケのDS-1、ミヤワキのH3、ベンのBA-5は、本体がFCD450です
  • 値段を公式に出しているのはベンだけで、BA-5は15Aと20Aが35,500円、50Aが146,000円です(2026年4月版の価格表)
  • ほかの社は要見積です
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉