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GUIDE / COOLANT-PUMP

クーラントポンプとは?工作機械・研削盤で切削液を送るポンプの種類(浸漬形・自吸式・高圧形)と、吐出量・揚程・圧力・価格の選び方

工作機械や研削盤で切削液(クーラント)を加工点やろ過装置へ送るクーラントポンプの3つの種類、浸漬深さ、ダーティー液とろ過後の液の使い分け、高圧クーラントの圧力、液温と粘度、水撃の対策、値段の出し方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

クーラントポンプは、工作機械の切削液を加工点やろ過装置へ送るポンプです。タンクに沈める浸漬形、タンクの外に置く自吸式、圧をかけて送る容積式・高圧形に分かれます。選ぶときは「どの液を送るか」「揚程か圧力か」「タンクの深さ」の3つを先に決めます。

クーラントポンプとは

クーラントポンプは、旋盤・マシニングセンタ・研削盤などのタンクから切削液を吸い、加工点やろ過装置へ送るポンプです。工具と工作物を冷やし、切粉を加工点から流します。

比較ページには、自社で作るか自社の製品として売るクーラントポンプを、代表の型式の単位で載せています。商社が売る他社製品、部品や消耗品だけ、中古品は載せていません。

3つの種類

  • 浸漬形は、ポンプ部をタンクの液に沈め、モータを天板の上に置きます。川本製作所のRCC形・RCD形、テラルのVKP型、ブリンクマンのTH1702B180がこの形です
  • 床置・自吸式は、タンクの外に置いて液を吸い上げます。テラルのVKN型は、置き場所がタンクの上に限られません
  • 容積式・高圧形は、トロコイドやプランジャーで圧をかけて送ります。住友精密工業のCQTM、日本オイルポンプの2MY-2HWとYTH-EP、トクピ製作所のU-HIPRECO-185です

送る液で選ぶ

  • 切粉まじりのダーティー液をろ過装置へ送るなら、川本製作所のRCD形のような低圧・大流量の型を使います。RCD-40AE0.75は、300L/minを全揚程5mで送ります
  • ろ過したあとのきれいな液を加工点へ送るなら、揚程の高い型を使います。川本製作所のRCC2-XX/9は、45L/minを全揚程46mまで送ります
  • 油性の液は型によって使えないものがあります。日本オイルポンプのYTH-EPは、不水溶性クーラントには使えません

高圧クーラントの圧力

  • 住友精密工業のCQTMは、2.0MPa・3.5MPa・7.0MPa・10MPaの4系列から選べます
  • 日本オイルポンプのYTH-EPは最高7.0MPaで、フィルターを一体にしてあります
  • トクピ製作所のU-HIPRECO-185は最高21MPaで、スピンドルスルーの高圧切削に使います

浸漬深さと液温

  • テラルのVKP型は、浸漬深さを180mm・250mm・350mmから選べます
  • ブリンクマンのTH1702B180は浸漬深さ182mmで、同社の浸漬型ポンプは最大1.5mまで延ばせます
  • 液温は、テラルのVKP型が40℃以下、川本製作所のRCC形が0〜60℃、日本オイルポンプの2MY-2HWが-5〜80℃です

手入れと水撃の対策

  • ソレノイドバルブを急に閉めると水撃が起き、羽根車を傷めます。川本製作所のRCC形は、水中軸受のリリーフ機能で水撃を逃がします
  • 川本製作所のRCD形は、軸封が摩耗してもそこだけを替えられます

値段

  • このページに載せた製品は、どれも公式に値段を出していません。型式・出力・電圧・浸漬深さを決めて、メーカーに見積もりを頼みます
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