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落石防護柵のメーカー8社比較【2026年】

落石防護柵は、斜面から落ちてくる石を、
道路や家の手前で受け止める柵です。

ABOUT

落石防護柵とは

比較表を見る ↓

道路・鉄道・家の裏の斜面から落ちてくる石を、
斜面の下や途中で受け止める柵です。
ストーンガードとも呼びます。支柱にワイヤロープと金網を張った従来型のほか、緩衝装置で大きな落石を吸う高エネルギー吸収型の落石防護柵があります。

製品の特長

  • 吸収エネルギー(kJ)⁠で⁠選⁠ぶ(従来型は50kJ程度、高エネルギー吸収型は3000kJまで⁠)
  • 道路際はコンクリート基礎、斜面の途中はアンカー基礎
  • 法面を覆う落石防護網や、土砂を止める柵・補強土壁もある

使うメリット

  • 落ちた石を道路や家まで届かせず、事故と通行止めを防ぐ
  • 壊れた金網やロープは、部分的に取り替えて直せる
  • 高エネルギー吸収型は、斜面に大がかりな基礎を作らずに立てられる

選ぶときに注意すること

  1. 想定する石の重さと落ちる高さから、吸収エネルギー(kJ)を出して型を選ぶ
  2. 落石を受けると柵が谷側へふくらむので、守る物との離れを確かめる
  3. 雪の多い所では、雪の重さで金網が傷まない積雪対応の型を選ぶ
  4. 落石対策便覧(2017年改訂)の実物実験で性能を確かめた製品かを見る

※仕様は各メーカーの公式の製品ページ・カタログによる。落石対策便覧(日本道路協会)⁠へ⁠の対応とNETISの登録番号は、各メーカーの記載で確かめた。

LIST

落石防護柵の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

落石防護柵15製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

従来型の防護柵

4製品
山陽ロード工業株式会社ストンゼットー低予算で長い区間を囲う道路脇口コミを書く要見積

基礎工がいらず、先に打ったアンカーに支柱をかぶせて立てる簡易な落石防護柵です。柵高は1.0m・1.5m・1.8mで、擁壁の上や山肌、カーブの多い道路脇にも合わせて張れます。めっきで耐久性を上げ、壊れた所だけ替えて直せます。

種類
従来型の防護柵
柵高
1.0m、1.5m、1.8m
支柱
鋼管(直径48.6mm)
基礎
基礎工なし(アンカーに支柱をかぶせる)
受ける面
金網(Z‑GS3)、ワイヤ(⁠直径8mm⁠)
特長
壊れた部分だけ替えて直せる
記載なし
吸収エネルギー・支柱間隔・便覧・NETIS
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
JFE建材株式会社JFE落石防護柵(SGTDタイプ)道路際の一般的な落石対策口コミを書く要見積

支柱・ワイヤロープ・金網が変形して落石の運動エネルギーを吸収する、シンプルな防護柵です。柵高は1.5〜6.0mで、積雪地には金網の上に上弦材を付けた積雪対応タイプを選べます。壊れた部品だけ取り替えて直せるので、急ぐ現場にもすぐ立てられます。

種類
従来型の防護柵
柵高
1.5〜6.0m
支柱
H形鋼
基礎
コンクリート基礎
受ける面
金網(直径3.2mm・50mm目)、ワイヤロープ
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年改訂)⁠対⁠⁠⁠⁠応
特長
積雪地には上弦材つきの積雪対応タイプ
記載なし
吸収エネルギー・支柱間隔
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東京製綱株式会社ロックフェンス道路際で50kJまでの落石を受ける口コミを書く要見積

金網とワイヤロープ、支柱の変形で落石を受け止める、いちばん基本の形の防護柵です。柵高1.5〜6.0mを支柱間隔3.0mで並べ、道路際にコンクリート基礎といっしょに立てます。擁壁や岩盤にアンカーで留めるベースプレート式もあります。

種類
従来型の防護柵
吸収エネルギー
50kJまで
柵高
1.5〜6.0m
支柱間隔
3.0m
支柱
H形鋼
基礎
コンクリート基礎(ベースプレート式もある)
受ける面
金網、ワイヤロープ
便覧・NETIS
NETIS(過去登録)⁠S⁠K⁠‑030013‑A
特長
間隔保持材で落石のすり抜けを防ぐ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
日鉄神鋼建材株式会社落石防止柵比較的小さな落石の道路際口コミを書く要見積

間隔保持材でロープの広がりを抑え、落石のすり抜けを防ぐ従来型の防止柵です。標準型のほか曲柱・胴縁付・ベースプレートの型があり、小型重機でも立てられます。傷んだロープや金網は部分的に取り替えて直せます。

種類
従来型の防護柵
吸収エネルギー
50〜100kJ程度
支柱
標準・曲柱・胴縁付
基礎
ベースプレートタイプもある
受ける面
金網、ロープ(間隔保持材つき)
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年版)⁠対⁠⁠⁠⁠応
特長
小型重機でも立てられる
記載なし
柵高・支柱間隔
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

高エネルギー吸収型の防護柵

6製品
筑豊金網工業株式会社キャフロンネット重機の入らない斜面の小さな落石口コミを書く要見積

50kJ・100kJ以下の小さな落石に絞った防護柵で、軽いアンカー基礎で法尻から発生源の近くまで立てられます。部材が軽く、運搬もアンカーの削孔も人力でできるので、狭い場所や重機の入らない斜面に向きます。足場がいらず、伐採も最小限で済みます。

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
50kJ、100kJ以下
支柱
H形鋼(H100×100)
基礎
軽いアンカー基礎
受ける面
金網(直径3.2mm・50mm目)
便覧・NETIS
NETIS QS‑160055‑A
特長
対象岩50cm以下・落下高さ10.0m程度
記載なし
柵高・支柱間隔
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
東京製綱株式会社TSガードフェンス保全する物が近い所の大きな落石口コミを書く要見積

支柱間隔10mが標準で、従来より支柱の本数を減らせる高エネルギー吸収型の防護柵です。300kJと550kJの型があり、支柱間隔10.0mのときの張出しは最大2.7mと小さく、守る物の近くにも立てられます。基礎杭に支柱を建て込むので、コンクリート基礎がいりません。

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
300kJ、550kJ
柵高
2.7〜3.9m(⁠300kJ型)
支柱間隔
10m(標準)
支柱
鋼管(直径267.4mm)
基礎
基礎杭(コンクリート基礎なし)
受ける面
金網、ワイヤロープ
便覧・NETIS
NETIS HK‑240009‑A
特長
張出しは最大2.7m(支柱間隔10.0m)
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
日鉄神鋼建材株式会社ハイジュールネット大きな落石が来る山腹の斜面口コミを書く要見積

ワイヤロープを格子に組んだケーブルネットと緩衝装置で、250〜3000kJの落石を受け止めます。柵高3〜7m・支柱間隔5〜10mで組め、斜面に大がかりな基礎を作らずに立てられます。落石を受けても、ネットを部分的に直せば機能が戻ります。

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
250〜3000kJ
柵高
3〜7m
支柱間隔
5〜10m
支柱
ピン構造の支柱
基礎
斜面に大きな基礎はいらない
受ける面
ケーブルネット、緩衝装置
便覧・NETIS
建設技術審査証明 建審証第0801号
特長
スイスWSLの実証試験で認証
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
日本サミコン株式会社ゼロハチフェンス落石がくり返し来る道路際口コミを書く要見積

太い鋼管の支柱とリング式の緩衝装置で、支柱間隔10mのまま最大300kJの落石を受けます。支柱がほとんど動かないので、繰り返し落石を受けても支柱を替えずに済みます。直すのは当たったワイヤロープ・金網と緩衝装置だけです。

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
最大300kJ
支柱間隔
10m
支柱
太径鋼管
受ける面
ワイヤロープ・金網、リング式緩衝装置
特長
支柱の取り替えがいらない
記載なし
柵高・基礎・便覧・NETIS
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ベルテクス株式会社ダブルフェンス300〜750kJの落石を止めたい所口コミを書く要見積

山側と谷側に阻止面を2枚持ち、山側が受けきれなくなると谷側が吸収を始めて、段階的にエネルギーを吸います。DF300〜DF750の型で300〜750kJの落石に対応し、積雪地域でも使えます。部材は1スパンごとに独立していて、壊れたスパンだけ直せます。

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
300〜750kJ
支柱
鉄筋入り高強度コンクリート
受ける面
二重の阻止面(緩衝装置つき)
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年12月)対応、NETIS申請中
特長
1スパンごとに独立していて補修しやすい
記載なし
柵高・支柱間隔・⁠⁠⁠基礎
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
前田工繊株式会社ネイチャーネット工法重機が入らない斜面や仮設の対策口コミを書く要見積

鋼材の金網の代わりに、ポリエステルの極太ラッシェル網と伸びるロープで落石を受ける繊維製の防護柵です。構造の約8⁠割が軽い繊維と樹脂なので、施工の手間を減らせます。立木を支柱にするタイプは、工事中の仮設の落石対策にも使えます。

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
50kJ、100kJ、150kJ
柵高
2.5m、3.0m
支柱
鋼管(直径114.3mm)または立木
基礎
アンカー
受ける面
ポリエステルのラッシェル網
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年改訂)⁠対⁠⁠⁠⁠応
特長
構造の約8割が繊維と樹脂
記載なし
支柱間隔
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

落石防護網(覆式・ポケット式)

3製品
JFE建材株式会社JFE落石防護網(覆式・ポケット式)切土法面の落石を法尻へ導く口コミを書く要見積

覆式は斜面の岩を金網とワイヤロープで覆い、落ちた石を金網と法面のすき間から法尻へ導きます。ポケット式は支柱で金網の上端を法面から離し、上から落ちてくる石もポケットに入れます。覆式は落石質量500〜1,500kgに合わせた3つの型があります。

種類
落石防護網(覆式・ポケット式)
支柱
ポケット支柱、ミニ支柱
基礎
アンカー
受ける面
金網(直径2.6〜4.0mm・50mm目)、ワイヤロープ
特長
覆式は落石質量500〜1,500kgの型
記載なし
吸収エネルギー・柵高・支柱間隔・便覧・NETIS
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
筑豊金網工業株式会社THK落石防護網法面の落石を覆って法尻へ導く口コミを書く要見積

ポケット式・覆式・ミニ支柱式と、ネットで覆うスロープネットの4つをそろえた落石防護網です。ミニ支柱式は覆式に地上1.0m・1.5mのミニ支柱を足し、金網の上から来る小さな落石も法尻へ導きます。落石荷重や斜面勾配を伝えると、現場に合わせて部材を決めます。

種類
落石防護網(覆式・ポケット式)
支柱
ミニ支柱(地上1.0m・1.5m)な⁠⁠⁠⁠ど
基礎
アンカー(岩用・土中用)
受ける面
金網(JIS G 3552)、ワイヤロープ
特長
ポケット式・覆式・ミニ支柱式・スロープネット
記載なし
吸収エネルギー・柵高・支柱間隔・便覧・NETIS
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
東京製綱株式会社カーテンネット沢や凹凸の多い斜面の道路際口コミを書く要見積

上が開いたネットで、高い所で落ちて跳ねてくる石まで受け止めます。弾性の範囲で設計しているので、500kJまでの落石を繰り返し受けられます。支柱間隔を30.0m程度まで広げられ、路肩に余裕のない道路際や沢の地形にも張れます。

種類
落石防護網(覆式・ポケット式)
吸収エネルギー
500kJまで
支柱間隔
30.0m程度まで
受ける面
金網、ワイヤロープ(縦3.0m・横6.0m)
便覧・NETIS
NETIS(過去登録)⁠S⁠K⁠‑980029‑VE
特長
上が開いていて高い所の落石も捕捉
記載なし
柵高・支柱・⁠⁠⁠基礎
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁

2製品
日鉄神鋼建材株式会社ハイジュールネット(崩壊土砂対応型)がけ崩れの土砂を斜面で止める口コミを書く要見積

崩れてきた土砂をケーブルネットで受け、すり抜け防止の金網で流れ出しを抑える防止柵です。土砂の衝撃力100・150・200kN/m²の3つの型があり、実験では合計約300tの土砂を捕捉しました。小規模な土石流にも使えます。

種類
崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁
吸収エネルギー
土砂の衝撃力100〜200kN/m²
柵高
3.0〜6.0m
支柱
ピン構造の支柱
基礎
斜面に大きな基礎はいらない
受ける面
ケーブルネット、すり抜け防止の金網
便覧・NETIS
建設技術審査証明 建審証第0801号
特長
実験で約300tの土砂を捕捉
記載なし
支柱間隔
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
前田工繊株式会社ジオロックウォール巨大な落石や斜面崩壊の待ち受け口コミを書く要見積

土とジオシンセティックスで作る、待ち受け型の落石防護補強土壁です。Ⅰ型〜Ⅲ型で500〜5500kJの落石に対応し、巨大な落石や大規模な斜面崩壊の対策にも使えます。衝撃を壁の中で吸うので、支持力の小さな地盤でも大がかりな地盤改良がいりません。

種類
崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁
吸収エネルギー
500〜5500kJ
基礎
大がかりな地盤改良はいらない
受ける面
土とジオシンセティックスの補強土壁
便覧・NETIS
NETIS HR‑990009‑V(掲載期間終了)
特長
受撃体を替えて直せる(Ⅱ型・⁠⁠⁠Ⅲ型)
記載なし
柵高・支柱間隔・⁠⁠⁠支柱
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

従来型の防護柵4製品

山陽ロード工業株式会社

ストンゼットー

低予算で長い区間を囲う道路脇

基礎工がいらず、先に打ったアンカーに支柱をかぶせて立てる簡易な落石防護柵です。柵高は1.0m・1.5m・1.8mで、擁壁の上や山肌、カーブの多い道路脇にも合わせて張れます。めっきで耐久性を上げ、壊れた所だけ替えて直せます。

コスト要見積

種類
従来型の防護柵
柵高
1.0m、1.5m、1.8m
支柱
鋼管(直径48.6mm)
基礎
基礎工なし(アンカーに支柱をかぶせる)
受ける面
金網(Z‑GS3)、ワイヤ(⁠直径8mm⁠)
特長
壊れた部分だけ替えて直せる
記載なし
吸収エネルギー・支柱間隔・便覧・NETIS
公式ページへ
JFE建材株式会社

JFE落石防護柵(SGTDタイプ)

道路際の一般的な落石対策

支柱・ワイヤロープ・金網が変形して落石の運動エネルギーを吸収する、シンプルな防護柵です。柵高は1.5〜6.0mで、積雪地には金網の上に上弦材を付けた積雪対応タイプを選べます。壊れた部品だけ取り替えて直せるので、急ぐ現場にもすぐ立てられます。

コスト要見積

種類
従来型の防護柵
柵高
1.5〜6.0m
支柱
H形鋼
基礎
コンクリート基礎
受ける面
金網(直径3.2mm・50mm目)、ワイヤロープ
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年改訂)⁠対⁠⁠⁠⁠応
特長
積雪地には上弦材つきの積雪対応タイプ
記載なし
吸収エネルギー・支柱間隔
公式ページへ
東京製綱株式会社

ロックフェンス

道路際で50kJまでの落石を受ける

金網とワイヤロープ、支柱の変形で落石を受け止める、いちばん基本の形の防護柵です。柵高1.5〜6.0mを支柱間隔3.0mで並べ、道路際にコンクリート基礎といっしょに立てます。擁壁や岩盤にアンカーで留めるベースプレート式もあります。

コスト要見積

種類
従来型の防護柵
吸収エネルギー
50kJまで
柵高
1.5〜6.0m
支柱間隔
3.0m
支柱
H形鋼
基礎
コンクリート基礎(ベースプレート式もある)
受ける面
金網、ワイヤロープ
便覧・NETIS
NETIS(過去登録)⁠S⁠K⁠‑030013‑A
特長
間隔保持材で落石のすり抜けを防ぐ
公式ページへ
日鉄神鋼建材株式会社

落石防止柵

比較的小さな落石の道路際

間隔保持材でロープの広がりを抑え、落石のすり抜けを防ぐ従来型の防止柵です。標準型のほか曲柱・胴縁付・ベースプレートの型があり、小型重機でも立てられます。傷んだロープや金網は部分的に取り替えて直せます。

コスト要見積

種類
従来型の防護柵
吸収エネルギー
50〜100kJ程度
支柱
標準・曲柱・胴縁付
基礎
ベースプレートタイプもある
受ける面
金網、ロープ(間隔保持材つき)
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年版)⁠対⁠⁠⁠⁠応
特長
小型重機でも立てられる
記載なし
柵高・支柱間隔
公式ページへ

高エネルギー吸収型の防護柵6製品

筑豊金網工業株式会社

キャフロンネット

重機の入らない斜面の小さな落石

50kJ・100kJ以下の小さな落石に絞った防護柵で、軽いアンカー基礎で法尻から発生源の近くまで立てられます。部材が軽く、運搬もアンカーの削孔も人力でできるので、狭い場所や重機の入らない斜面に向きます。足場がいらず、伐採も最小限で済みます。

コスト要見積

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
50kJ、100kJ以下
支柱
H形鋼(H100×100)
基礎
軽いアンカー基礎
受ける面
金網(直径3.2mm・50mm目)
便覧・NETIS
NETIS QS‑160055‑A
特長
対象岩50cm以下・落下高さ10.0m程度
記載なし
柵高・支柱間隔
公式ページへ
東京製綱株式会社

TSガードフェンス

保全する物が近い所の大きな落石

支柱間隔10mが標準で、従来より支柱の本数を減らせる高エネルギー吸収型の防護柵です。300kJと550kJの型があり、支柱間隔10.0mのときの張出しは最大2.7mと小さく、守る物の近くにも立てられます。基礎杭に支柱を建て込むので、コンクリート基礎がいりません。

コスト要見積

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
300kJ、550kJ
柵高
2.7〜3.9m(⁠300kJ型)
支柱間隔
10m(標準)
支柱
鋼管(直径267.4mm)
基礎
基礎杭(コンクリート基礎なし)
受ける面
金網、ワイヤロープ
便覧・NETIS
NETIS HK‑240009‑A
特長
張出しは最大2.7m(支柱間隔10.0m)
公式ページへ
日鉄神鋼建材株式会社

ハイジュールネット

大きな落石が来る山腹の斜面

ワイヤロープを格子に組んだケーブルネットと緩衝装置で、250〜3000kJの落石を受け止めます。柵高3〜7m・支柱間隔5〜10mで組め、斜面に大がかりな基礎を作らずに立てられます。落石を受けても、ネットを部分的に直せば機能が戻ります。

コスト要見積

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
250〜3000kJ
柵高
3〜7m
支柱間隔
5〜10m
支柱
ピン構造の支柱
基礎
斜面に大きな基礎はいらない
受ける面
ケーブルネット、緩衝装置
便覧・NETIS
建設技術審査証明 建審証第0801号
特長
スイスWSLの実証試験で認証
公式ページへ
日本サミコン株式会社

ゼロハチフェンス

落石がくり返し来る道路際

太い鋼管の支柱とリング式の緩衝装置で、支柱間隔10mのまま最大300kJの落石を受けます。支柱がほとんど動かないので、繰り返し落石を受けても支柱を替えずに済みます。直すのは当たったワイヤロープ・金網と緩衝装置だけです。

コスト要見積

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
最大300kJ
支柱間隔
10m
支柱
太径鋼管
受ける面
ワイヤロープ・金網、リング式緩衝装置
特長
支柱の取り替えがいらない
記載なし
柵高・基礎・便覧・NETIS
公式ページへ
ベルテクス株式会社

ダブルフェンス

300〜750kJの落石を止めたい所

山側と谷側に阻止面を2枚持ち、山側が受けきれなくなると谷側が吸収を始めて、段階的にエネルギーを吸います。DF300〜DF750の型で300〜750kJの落石に対応し、積雪地域でも使えます。部材は1スパンごとに独立していて、壊れたスパンだけ直せます。

コスト要見積

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
300〜750kJ
支柱
鉄筋入り高強度コンクリート
受ける面
二重の阻止面(緩衝装置つき)
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年12月)対応、NETIS申請中
特長
1スパンごとに独立していて補修しやすい
記載なし
柵高・支柱間隔・⁠⁠⁠基礎
公式ページへ
前田工繊株式会社

ネイチャーネット工法

重機が入らない斜面や仮設の対策

鋼材の金網の代わりに、ポリエステルの極太ラッシェル網と伸びるロープで落石を受ける繊維製の防護柵です。構造の約8⁠割が軽い繊維と樹脂なので、施工の手間を減らせます。立木を支柱にするタイプは、工事中の仮設の落石対策にも使えます。

コスト要見積

種類
高エネルギー吸収型の防護柵
吸収エネルギー
50kJ、100kJ、150kJ
柵高
2.5m、3.0m
支柱
鋼管(直径114.3mm)または立木
基礎
アンカー
受ける面
ポリエステルのラッシェル網
便覧・NETIS
落石対策便覧(2017年改訂)⁠対⁠⁠⁠⁠応
特長
構造の約8割が繊維と樹脂
記載なし
支柱間隔
公式ページへ

落石防護網(覆式・ポケット式)3製品

JFE建材株式会社

JFE落石防護網(覆式・ポケット式)

切土法面の落石を法尻へ導く

覆式は斜面の岩を金網とワイヤロープで覆い、落ちた石を金網と法面のすき間から法尻へ導きます。ポケット式は支柱で金網の上端を法面から離し、上から落ちてくる石もポケットに入れます。覆式は落石質量500〜1,500kgに合わせた3つの型があります。

コスト要見積

種類
落石防護網(覆式・ポケット式)
支柱
ポケット支柱、ミニ支柱
基礎
アンカー
受ける面
金網(直径2.6〜4.0mm・50mm目)、ワイヤロープ
特長
覆式は落石質量500〜1,500kgの型
記載なし
吸収エネルギー・柵高・支柱間隔・便覧・NETIS
公式ページへ
筑豊金網工業株式会社

THK落石防護網

法面の落石を覆って法尻へ導く

ポケット式・覆式・ミニ支柱式と、ネットで覆うスロープネットの4つをそろえた落石防護網です。ミニ支柱式は覆式に地上1.0m・1.5mのミニ支柱を足し、金網の上から来る小さな落石も法尻へ導きます。落石荷重や斜面勾配を伝えると、現場に合わせて部材を決めます。

コスト要見積

種類
落石防護網(覆式・ポケット式)
支柱
ミニ支柱(地上1.0m・1.5m)な⁠⁠⁠⁠ど
基礎
アンカー(岩用・土中用)
受ける面
金網(JIS G 3552)、ワイヤロープ
特長
ポケット式・覆式・ミニ支柱式・スロープネット
記載なし
吸収エネルギー・柵高・支柱間隔・便覧・NETIS
公式ページへ
東京製綱株式会社

カーテンネット

沢や凹凸の多い斜面の道路際

上が開いたネットで、高い所で落ちて跳ねてくる石まで受け止めます。弾性の範囲で設計しているので、500kJまでの落石を繰り返し受けられます。支柱間隔を30.0m程度まで広げられ、路肩に余裕のない道路際や沢の地形にも張れます。

コスト要見積

種類
落石防護網(覆式・ポケット式)
吸収エネルギー
500kJまで
支柱間隔
30.0m程度まで
受ける面
金網、ワイヤロープ(縦3.0m・横6.0m)
便覧・NETIS
NETIS(過去登録)⁠S⁠K⁠‑980029‑VE
特長
上が開いていて高い所の落石も捕捉
記載なし
柵高・支柱・⁠⁠⁠基礎
公式ページへ

崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁2製品

日鉄神鋼建材株式会社

ハイジュールネット(崩壊土砂対応型)

がけ崩れの土砂を斜面で止める

崩れてきた土砂をケーブルネットで受け、すり抜け防止の金網で流れ出しを抑える防止柵です。土砂の衝撃力100・150・200kN/m²の3つの型があり、実験では合計約300tの土砂を捕捉しました。小規模な土石流にも使えます。

コスト要見積

種類
崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁
吸収エネルギー
土砂の衝撃力100〜200kN/m²
柵高
3.0〜6.0m
支柱
ピン構造の支柱
基礎
斜面に大きな基礎はいらない
受ける面
ケーブルネット、すり抜け防止の金網
便覧・NETIS
建設技術審査証明 建審証第0801号
特長
実験で約300tの土砂を捕捉
記載なし
支柱間隔
公式ページへ
前田工繊株式会社

ジオロックウォール

巨大な落石や斜面崩壊の待ち受け

土とジオシンセティックスで作る、待ち受け型の落石防護補強土壁です。Ⅰ型〜Ⅲ型で500〜5500kJの落石に対応し、巨大な落石や大規模な斜面崩壊の対策にも使えます。衝撃を壁の中で吸うので、支持力の小さな地盤でも大がかりな地盤改良がいりません。

コスト要見積

種類
崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁
吸収エネルギー
500〜5500kJ
基礎
大がかりな地盤改良はいらない
受ける面
土とジオシンセティックスの補強土壁
便覧・NETIS
NETIS HR‑990009‑V(掲載期間終了)
特長
受撃体を替えて直せる(Ⅱ型・⁠⁠⁠Ⅲ型)
記載なし
柵高・支柱間隔・⁠⁠⁠支柱
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Q&A

落石防護柵選びで、よくある疑問

購買担当の疑問落石防護柵の単価・値段は?工事費はどう見積もる?

載せた8社15製品は、どれも公式サイトに値段を出していません。柵高・支柱間隔・延長と、想定する吸収エネルギー(kJ)、基礎の条件をそろえて、メーカーか施工会社に見積もりを取ります。山陽ロード工業のストンゼットーのように、基礎工をなくして手間を減らす製品もあります。

設備担当の疑問落石防護柵の種類は?従来型と高エネルギー吸収型の違いは?

従来型は金網とワイヤロープ、支柱の変形で落石を受け、東京製綱のロックフェンスは50kJまでです。高エネルギー吸収型は緩衝装置でエネルギーを吸い、日鉄神鋼建材のハイジュールネットは3000kJまで受けます。同社は、従来の待ち受け型の柵は最大100kJ前後で、それより大きい落石は落石防護擁壁で受けていたと説明しています。

設備担当の疑問高エネルギー吸収型落石防護柵は何kJまで止められる?

ベルテクスのダブルフェンスは300〜750kJ、東京製綱のTSガードフェンスは300kJと550kJ、日本サミコンのゼロハチフェンスは最大300kJです。日鉄神鋼建材のハイジュールネットは250〜3000kJです。柵ではなく補強土壁の前田工繊のジオロックウォールは、5500kJまで対応します。

施設管理の疑問落石防護柵の設置基準・設計は何に従う?

道路の落石対策は、日本道路協会の落石対策便覧に沿って設計します。2017年12月の改訂で実物大の実験による性能の確かめ方が入り、ベルテクスは重錘を32m以上の高さから落とし、衝突速度25m/s以上で確かめたと案内しています。JFE建材のSGTDタイプや前田工繊のネイチャーネット工法も、改訂版への対応をうたっています。

設備担当の疑問落石防護柵の標準図・CADは手に入る?

ベルテクスは、無料の会員登録でダブルフェンスなどのCADデータをダウンロードできます。日本サミコンも会員登録で製品カタログを出し、日鉄神鋼建材は製品図面のダウンロードのページを設けています。東京製綱とJFE建材は、構造図の入ったカタログのPDFを公開しています。

工場長の疑問基礎はいる?コンクリート基礎とアンカー基礎の違いは?

東京製綱のロックフェンスやJFE建材のSGTDタイプは、道路際にコンクリート基礎といっしょに立てます。TSガードフェンスは基礎杭に支柱を建て込み、筑豊金網工業のキャフロンネットは軽いアンカー基礎で斜面の途中にも立てられます。ストンゼットーは先に打ったアンカーに支柱をかぶせるので、基礎工がいりません。

総務の疑問簡易な落石防護柵や小規模な落石向けの柵はある?

山陽ロード工業のストンゼットーは柵高1.0m・1.5m・1.8mの簡易な柵で、擁壁の上や道路脇に長く張れます。筑豊金網工業のキャフロンネットは50kJ・100kJ以下の小さな落石向けで、対象岩50cm以下、落下高さ10.0m程度を想定しています。どちらも部材が軽く、大きな重機を入れずに立てられます。

工場長の疑問仮設の落石防護柵は使える?

前田工繊のネイチャーネット工法は本設にも仮設にも使え、立木を支柱にするタイプは工事用の安全対策や公衆災害防止の仮設に使います。JFE建材は、SGTDタイプは施工が簡単なので、急ぐ現場にも早く立てられると案内しています。

工場長の疑問落石防護柵の施工手順は?

キャフロンネットは、伐採などの準備のあと、アンカーを打ち、支柱を建て込み、ロープとネットを張って仕上げます。ストンゼットーも、アンカーの削孔と打設、支柱、ワイヤー、金網の順に組みます。コンクリート基礎の製品は、基礎といっしょに支柱を立てる手順をメーカーのカタログで確かめます。

設備担当の疑問落石防護網の覆式とポケット式の違いは?

覆式は、岩の出た法面を金網とワイヤロープで覆い、落ちた石を金網と法面のすき間から法尻へ導きます。ポケット式は、支柱で金網の上端を法面から離し、金網より上から落ちてくる石もポケットに入れます。JFE建材のミニ支柱式は、法勾配45°以下で法面が安定している所で使います。

施設管理の疑問崩れてくる土砂や土石流も止められる?

日鉄神鋼建材のハイジュールネット(崩壊土砂対応型)は⁠、平方メートルあたり100〜200kNの土砂の衝撃力に合わせた3つの型があり、実験で合計約300tの土砂を捕捉しました。小規模な土石流にも使えます。東京製綱のTSガードフェンスには落石と兼用の崩壊土砂仕様があり、前田工繊のジオロックウォールは大規模な斜面崩壊の対策にも使えます。

経営者の疑問雪の多い地域や雪崩には使える?

JFE建材のSGTDタイプには、金網の上に上弦材を付けた積雪対応タイプがあり、ダブルフェンスも積雪地域で使えます。ハイジュールネットにも積雪対応型があります。斜面に積もった雪が動き出すのを抑える雪崩予防柵は別の製品なので、このページには載せていません。

TYPES

落石防護柵の種類の違い

ボタンを押すと、表がその種類の製品だけになります。

従来型の防護柵

支柱にワイヤロープと金網を張り、支柱・ロープ・金網が曲がって落石を受け止める形です。東京製綱のロックフェンスは50kJまでで、道路際にコンクリート基礎といっしょに立てます。部材が単純で、壊れた所だけ取り替えて直せます。

向いている場所

  • 道路際の小さな落石
  • 擁壁の上に立てる柵
  • 古くなった柵の取り替え

根拠:金網とワイヤロープ、支柱の塑性変形によって落石エネルギーを吸収する構造です(東京製綱 ロックフェンス)(出典1)

この種類の4製品を表で見る

高エネルギー吸収型の防護柵

緩衝装置やリング、伸びるネットで落石のエネルギーを吸い、従来型より大きな落石を受けます。小さな落石向けの50kJ級から、ハイジュールネットの3000kJまであります。アンカー基礎で斜面の途中に立てられる製品が多くあります。

向いている場所

  • 大きな落石が来る山腹の斜面
  • 守る家や道路が近い所
  • 重機の入らない斜面

根拠:従来の待ち受け型落石防止柵が有している吸収エネルギーは最大で100kJ前後(日鉄神鋼建材 ハイジュールネット)(出典5)

この種類の6製品を表で見る

落石防護網(覆式・ポケット式)

金網とワイヤロープで法面を覆う覆式と、支柱で金網の上端を浮かせて上から来る石も受けるポケット式があります。落ちた石を金網と法面の間を通して法尻へ導き、道路に飛び出させません。

向いている場所

  • 岩の出た切土の法面
  • 落石の出どころが高い所
  • 路肩に余裕のない道路

根拠:覆式落石防護網は、落石の危険性のある切取法面または山腹の岩石を金網とワイヤロープの組合せで覆い(JFE建材)(出典8)

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崩壊土砂の捕捉柵・防護擁壁

崩れてくる土砂や巨大な落石を、斜面の下で待ち受けて止める柵と補強土壁です。日鉄神鋼建材のハイジュールネット(崩壊土砂対応型)は平方メートルあたり100〜200kNの土砂の衝撃力、前田工繊のジオロックウォールは500〜5500kJに対応します。

向いている場所

  • がけ崩れのおそれがある斜面の下
  • 家の裏の急な斜面
  • トンネルの坑口の防護

根拠:崩壊した土砂を強靭で柔軟なケーブルネットで捕捉し、すり抜け防止の金網により、土砂の流出を最小限に抑えます(日鉄神鋼建材)(出典6)

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この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:道路・鉄道・斜面で、落石・崩れてくる土砂を止める防護柵・防護網・防護擁壁で、日本法人のある会社が自社で作るか自社製品として売り、公式サイトで今案内している製品。従来型の落石防護柵(ワイヤロープ+金網)、高エネルギー吸収型・エネルギー吸収型の防護柵(緩衝装置つき)、覆式・ポケット式の落石防護網、崩壊土砂の捕捉柵と落石防護擁壁(補強土壁)の4つに分けています。斜面に積もった雪が動き出すのを抑える雪崩予防柵は別の製品として外し、落石と雪の両方に使える柵は載せています。浮石を押さえるロープ掛工・ロープ伏工などの落石予防工、法面工事や吹付だけのもの、防風柵・防雪柵、仮設フェンス(別の比較)、中古、金網やワイヤだけの材料、施工だけを請け負う会社の工法、ほかの会社が開発して研究会や協会で広める工法を代理で扱う製品は除いています。1社3製品までに絞りました。値段はメーカー公式の価格表か、メーカーが自分で出している通販の店の値段だけを載せる決まりですが、今回は値段を出している製品がありませんでした。

並び順:種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

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