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GUIDE / ASPHALT

アスファルト補修材とは?袋入り常温合材の種類・施工方法・厚さと保存期間の選び方

道路や駐車場の穴・段差を直す常温合材を、水硬性・投入転圧型・排水性舗装用に分け、散水量、粒径、施工厚さ、交通開放、保存期間、見積もりの確認点をメーカーの公式資料からまとめました。

2026年10月26日更新

この記事の答え

道路・駐車場の小さな穴や段差を直すなら、現場で加熱しない袋入りの常温合材を使えます。先に「排水性舗装か」「補修する深さはどれくらいか」「雨天に作業するか」を確認します。水硬性は散水の順番と量を、投入・転圧型は締固めと硬化の条件を確かめて選びます。

アスファルト補修材とは

常温合材は、現場で加熱せず、道路や駐車場の穴・段差に入れて締め固めるアスファルト混合物です。工場の敷地や店舗の駐車場の補修、管工事後の仮復旧などに使います。

アスファルトのメーカー比較では、メーカーの自社製品・自社グループ製品から、袋入りの常温合材を掲載しています。加熱合材による面全体の舗装、アスファルト乳剤単体、ひび割れの注入材、セメント系補修材は対象を分けています。

補修材の種類と違い

  • 水硬性・散水硬化型:水をかけて反応を進めます。シンレキ工業のロードプラスター Kが該当し、締め固める前に散水します
  • 投入・転圧型:補修箇所へ入れて均し、転圧して仕上げます。NIPPOのレミファルトST・S5、大成ロテックのTRミックス、福田道路のアクアパッチなどです。東亜道路工業のコールドパーミックスは、香りの成分の揮発で固まります
  • 排水性舗装用:既設の排水性・透水性舗装に合わせた補修材です。シンレキ工業の排水性エムコールは最大粒径13mmで、薄い端部には標準品や細粒品を併用します

この区分は施工方法と補修対象によるものです。「投入・転圧型」の硬化の仕組みは製品ごとに違います。名前に「アクア」が付いているだけで、散水して固める品とは判断しません。

粒径と施工厚さを合わせる

  • エース・パッチ 細密型:近江理工が製造・販売する最大粒径2.5mmの薄層補修材です。厚みが2cm以上なら標準型を使います
  • レスキューパッチ:最大粒径5mm。重交通路線の穴埋めや、2cm以上の段差修正に使います
  • コールドパーミックス:施工厚さは1〜5cm。6cm以上では揮発しにくいため、層を分けて敷き均します
  • 排水性エムコール:排水性舗装の深さ5cm程度の穴補修に使います。薄いすり付けまで同じ粒径で仕上げず、端部は小粒径の製品と組み合わせます

深い穴は、材料を足す前に下地の状態も確認します。コールドパーミックスの資料では、下地が軟らかい場合に砕石で路盤をつくる手順を示しています。

雨天施工と水硬性の散水

  • ロードプラスター K:雨天や水たまりで施工できます。散水は締め固め前に行い、20kgに対して1.0〜2.0Lを使います
  • 下地が路盤など透水性・吸水性の材料なら、ロードプラスター Kの散水量は20kgに対して1.5〜3.0Lです
  • アクアパッチとレスキューパッチ:雨・雪の日や濡れた施工面で使えます。ただし、湿った面で使えることと、水を張った穴へそのまま投入できることは分けて確認します
  • レミファルトST:乳剤コーティングの前処理は不要です。アクアパッチも施工面の乾燥やプライマーは不要ですが、清掃や締固めまで省けるわけではありません

交通開放と完全硬化を分ける

  • アクアパッチ:施工後すぐに交通開放できるとメーカーが案内しています
  • コールドパーミックス:施工後直ちに交通開放できますが、揮発して固まるまでには気候によって半日〜1週間かかることがあります
  • ロードプラスター K:24時間は完全硬化までの時間です。この数字を交通開放までの待ち時間としては扱いません
  • TRミックス:特別な施工機械は不要ですが、しっかり締め固めて仕上げます。現場で加熱しなくても、転圧は必要です

コールドパーミックスは、大量の砂やベニヤ板・鉄板で覆うと添加剤が揮発できず、固まらないことがあります。養生方法も、その製品の手順に合わせます。

保存期間と袋の扱い

  • レミファルトS5:30kg袋で、袋詰めの状態で3か月程度保存できます
  • カジマクールミックス:30kg袋で、未開封ならおよそ3か月保存できます
  • エムコール:製造日から1年以内に使用します。直射日光と水濡れを避け、袋を高く積み過ぎないように保管します
  • ロードプラスター K:袋に穴が開くと硬化が始まります。袋を破らず、直射日光・雨・雪を避けます

必要量と価格の確認

袋数で見積もる前に、面積と深さ、製品ごとの密度から必要質量を求めます。シンレキ工業の計算式は「面積×厚さ×密度」⁠で⁠す⁠。エムコール標準品の密度を、排水性品や別の補修材へそのまま流用しません。

  • アクアパッチは15kg袋、ロードプラスター Kは20kg袋、カジマクールミックスは30kg袋です。同じ袋数でも材料の量が違います
  • 比較対象の取得資料には公開価格がありません。製品名、補修面積・深さ、必要袋数、荷下ろし条件、納入先をそろえて見積もりを取ります
  • 材料代と一緒に、清掃・下地補修・転圧・交通規制の作業を見積もります。袋入り材料の代金だけを、舗装工事一式の費用として比べないでください

仕様と施工・保存条件の出典は、比較ページの公式資料一覧⁠にまとめています。

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