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GUIDE / SURGE-ABSORBER

サージアブソーバとは?バリスタ・ガス入り放電管・シリコンの種類の違いと、電圧・サージ耐量の選び方

機器の電源や通信の回路を雷・開閉サージから守るサージアブソーバの3つの種類(酸化亜鉛バリスタ・ガス入り放電管・シリコン)の違い、電圧とサージ耐量の見方、AC電源で放電管を使うときの注意、価格の出し方をまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

サージアブソーバは、雷や開閉のサージから機器の電子回路を守る部品です。アレスタ・避雷器とも呼びます。しくみで、酸化亜鉛バリスタ、ガス入り放電管(マイクロギャップを含む)、シリコンの3種類に分かれます。選ぶときは「ふだんの回路電圧」「サージの大きさ」「線の種類」の3つを先に決めます。値段はどのメーカーも公式に出していないので、数量を決めて見積もりを取ります。

サージアブソーバとは

サージアブソーバは、雷サージやリレーの開閉で出るサージから、電子機器を守る部品です。三菱マテリアルは、アレスタ、避雷器、ガス入り放電管とも呼ばれると書いています。ふだんの電圧では電流を流さず、決まった電圧を超えたときだけ働いて、サージを逃がすか吸収します。

比較ページには、基板や機器の中に付けるサージアブソーバの素子を、各社の代表の品番の単位で載せています。分電盤や制御盤に付ける完成品のSPD・避雷器はアレスタの比較に、TVSダイオードと名乗る品はツェナーダイオードの比較に分けています。

3つの種類

  • 酸化亜鉛バリスタは、酸化亜鉛を焼き固めたセラミックの素子です。例はTDKのS14K275、SEMITECのZ10D820、KOAのチップバリスタNV73S2Jです
  • ガス入り放電管は、サージが来ると中で放電して電流を逃がします。例は岡谷電機産業のR28-102-BHL、サンコーシヤのY05-60B、ボーンズの2027-35です。三菱マテリアルのDA53は、マイクロギャップの放電を使う型です
  • シリコンサージアブソーバは、シリコンのPN接合のアバランシェ効果でサージを抑えます。例はSEMITECのZS1012です

バリスタと放電管の違い

  • 静電容量は、TDKのS14K275が440pF、SEMITECのZ10D820が2,000pFです。放電管は、サンコーシヤのY05-60Bと三菱マテリアルのDA53が1pF以下です
  • 静電容量の小さい放電管は、通信の回線を守る用途に書かれています。岡谷電機産業のR28の用途には、ビジネスホンや移動体無線の基地局があります
  • 放電管をAC電源に単体で付けると、続流が生じることがあります。サンコーシヤは、AC電源ではバリスタと併用するよう書いています

電圧の選び方

  • バリスタは、最大許容回路電圧を見ます。TDKのS14K275はAC275V・DC350V、SEMITECのZ10D820はAC50V・DC65Vまでです
  • 放電管は、直流放電開始電圧を見ます。サンコーシヤのY05-60Bは51〜72V、ボーンズの2027-35は350V、岡谷電機産業のR28-102-BHLは1,000Vです
  • ふだん回路にかかる電圧では動かない型を選びます

サージ耐量と寿命

  • 8/20μsのサージ耐量は、ボーンズの2027-35が25,000A、岡谷電機産業のR28-102-BHLが10,000Aを10回、TDKのS14K275が4,500A、三菱マテリアルのDA53が3,000Aです
  • 面実装のKOAのNV73S2Jは、500〜1,200Aです
  • サージを受けるたびに素子は傷みます。岡谷電機産業のR28は、8/20μsで1000Aを300回と寿命の回数を書いています

値段

  • 今回の8製品は、どのメーカーも値段を公式に出していません
  • 部品なので、品番と数量を決めて、メーカーか取引のある商社に見積もりを取ります
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