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GUIDE / MOLD-TRANSFORMER

モールド変圧器とは?油入との違いと、高圧・特別高圧・低圧の種類、容量・耐熱クラス・価格の選び方

巻線を樹脂で固めた油を使わない変圧器(モールド変圧器)の仕組み、油入変圧器との違い、高圧・特別高圧・低圧の種類と容量の幅、損失・耐熱クラス・耐震・搬入の見方と価格の出し方をまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

モールド変圧器は、巻線を樹脂で固めた、油を使わない変圧器です。燃えにくく油漏れもないので、ビルや病院など屋内の電気室に置きます。受ける電圧で高圧・特別高圧・低圧の3つに分かれ、値段はどれも容量と電圧で決まる見積もりです。

モールド変圧器とは

モールド変圧器は、巻線をエポキシなどの樹脂で固めた乾式の変圧器です。英語ではキャストレジン変圧器と呼びます。油やガスを使わないので、油漏れやガス漏れの心配がありません。

東芝産業機器システムは、ビル・地下街・学校・病院など、火に気をつける屋内設備に使われると案内しています。コイルにバーナーの火を2分間当てても、火を離せば30秒以内に消える自己消火性があります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで出すモールド変圧器を、各社の代表の型の単位で載せています。油入変圧器、スコット結線、小型の電源トランス、計器用変圧器は載せていません。

3つの種類

  • 高圧の型は、6kVか3kVで受けて低圧に下げます。東芝の RCT-N25TA-50300-YD やダイヘンの T3ME-0100K のように、2026トップランナー変圧器に合う型です
  • 特別高圧の型は、22kVや33kVで受けます。明電舎は300〜20,000kVA、富士電機の特別高圧モルトラは最大容量20MVAまで作ります
  • 低圧の型は、200V・400Vのあいだで電圧を合わせます。明電舎の低圧モールド変圧器は10〜500kVAです

損失と耐熱クラスの見方

  • 全損失は、無負荷損と負荷損を足したものです
  • 東芝の RCT-N25TA-50300-YD の三相300kVAは、無負荷損410W、負荷損2,930Wです
  • 発熱量(kJ/h)は、3.6×全損失(W)で出します。電気室の換気や空調を決めるときに使います
  • 耐熱クラスは、日新電機の特別高圧モールド変圧器でF種が95K、H種が120Kです

置き場所と耐震

  • 東芝のNFシリーズは屋内用で、周囲温度-5〜40℃、標高1000m以下で使います
  • 屋外キュービクルに入れるときは、直射日光がモールドコイルに当たらないようにさえぎります
  • 日立産機は、1000kVA以下のモールドの本体を耐震2Gに対応させています
  • 耐震1.5G以上にするときは、変圧器と盤のずれを抑える固定を付けます

搬入と点検

  • 特別高圧の型は重く大きいので、扉やエレベータから分けて運び込める型を選びます
  • 東芝・富士電機・日新電機は、分けて搬入し現地で組み直せる型を作っています
  • コイルや鉄心が外に出ているので、定期点検がしやすい作りです

値段

  • 表の8製品に、公開価格を出している製品はありません。容量・電圧・耐熱クラス・付属品をそろえて、2社以上に見積もりを取って比べます
  • 損失の電気代は、日立産機のように単位電力量料金21.8円/kWhで計算すると比べやすくなります
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