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GUIDE / MICRO-HYDRO

マイクロ水力発電機とは?農業用水・工場排水で使う種類(プロペラ・クロスフロー・ペルトン・下掛け)と、出力・落差・価格の選び方

農業用水や工場の排水、河川の水で発電するマイクロ水力発電機の4つの種類、小水力との違い、有効落差と水量での選び方、導入の前に確かめる水利権と電力会社への接続を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

マイクロ水力発電機は、用水路や配管の水で発電する、主に100kW未満の発電機です。水車の形で、プロペラ・軸流型、クロスフロー型、多連ペルトン型、下掛け型に分かれます。選ぶときは有効落差と使用水量を測り、ゴミの量と付ける場所で形を絞ります。公式に価格を出している製品は無いので、見積もりで確かめます。

マイクロ水力発電機とは

マイクロ水力発電機は、農業用水・河川・排水路・工場の配管を流れる水で水車を回し、電気をつくる機械です。明確な決まりはありませんが、業界では主に100kW未満をマイクロ水力と呼びます。水が流れている限り昼も夜も発電でき、ダムのような大きな工事をせずに据えられます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るマイクロ水力発電機と水車を、各社の代表の型の単位で載せています。販売元が売る他社製品、海外メーカーの水車を売る会社の製品は載せていません。

4つの種類

  • プロペラ・軸流型:プロペラや軸流の羽根を水の中で回します。例はマルヒのすいじんと、北陸精機のパワーアルキメデスです
  • クロスフロー型:円筒の羽根車に水を横切らせて回します。例はマルヒの ME074、新井製作所の AK-20Y と AK-50、北菱電興の SuiREN-OCF、朝日機工のクロスフロー水車です
  • 多連ペルトン型:配管の水をおわん形の羽根に噴き当てて回します。例は北菱電興の SuiREN-P ⁠⁠⁠です
  • 下掛け型:水路の流れを水車の下側で受けます。例はエリスの WaterWeco ⁠⁠⁠です

選ぶときに見るところ

選ぶときは「有効落差」「使用水量」「付ける場所」の3つを先に決めます。

  • 有効落差が1〜2mしかない水路なら、SuiREN-OCF は1〜2m、ME074 は1〜3mで使えます
  • 水量が多く配管で使うなら、すいじんの3kWタイプは、水量100〜300L/s、落差2〜4mで定格2.4kWです
  • 落差と水量の幅が広い地点なら、パワーアルキメデスは、開放型が落差1〜5m、配管型が落差5〜30mで、出力は1〜50kWです
  • 用水路のゴミが多いなら、ME074 は除塵機不要の型で、SuiREN-OCF はゴミをランナの上に流します
  • 工事を短くしたいなら、AK-20Y は排水路の上に置くだけ、SuiREN-OCF は水路の天端に固定するだけで据えられます

価格の調べ方

表の9製品で、公式に値段を出している製品はありません。パワーアルキメデスは据える場所に合わせて作る受注品で、価格と寸法がその都度変わります。落差と水量の記録を用意して、メーカーに見積もりを出してもらいます。

導入の前に確かめること

  • 水利権と、すでにその水を使っている人の同意を確かめます
  • 売電するなら、電力会社への接続を先に検討します
  • 流量は季節で変わるので、測ってから型を決めます
  • 海水・温泉水・廃液は、金属が腐食するので使えない型があります
  • ゴミが通り抜ける型でも、出力が落ちることがあります。点検の手間を見込みます
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