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GUIDE / HIGH-VOLTAGE-RESISTOR

高電圧抵抗器とは?高耐圧チップ・薄型SIP・円筒形の種類の違いと、最高使用電圧・抵抗値・許容差の選び方

高い電圧がかかる回路で電圧を分けたり電流を絞ったりする高電圧抵抗器の3つの種類、最高使用電圧と定格電圧の違い、モールドの有無、抵抗値と許容差の見方を、公式資料の数字でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

高電圧抵抗器は、高い電圧がかかる回路で電圧を分けたり電流を絞ったりする抵抗器です。高圧抵抗器とも呼びます。形は高耐圧チップ形・薄型SIP形・円筒形の3つで、掛ける電圧で決まります。選ぶときは「掛ける電圧」「抵抗値」「許容差」の3つを先に決めます。

高電圧抵抗器とは

高電圧抵抗器は、一般の抵抗器では耐えられない電圧がかかる回路に使う抵抗器です。プリンターや複写機やエアコンのほか、X線装置や電子顕微鏡でも使います。電圧を分けて測定器に入れる分圧の回路によく使います。

種類と違い

  • 高耐圧チップ形は、基板に直接載せる小さな角板です。ロームのKTR25は600V、釜屋電機のRZC63は2,000Vです。
  • 薄型SIP形は、薄い板に厚膜の抵抗を印刷した形です。村田製作所のMHR0319SAは、単体で8.0kVDC、モールドして14.0kVDCです。
  • 円筒形は、長さで電圧を受ける形です。三菱ガス化学ネクストのHVPは、30kVから300kVです。

選び方

掛ける電圧から決める

最高使用電圧は上限です。定格電圧は定格電力と抵抗値で決まり、村田製作所の例では1.0W・10MΩで3.16kVDCです。計算の値が最高使用電圧を超えるときは、最高使用電圧を定格電圧とします。

モールドの有無を確かめる

村田製作所のMHR0319SAのように、単体とモールドで最高使用電圧が変わる品があります。樹脂で固める設計なら、モールドの値を見ます。

抵抗値と許容差を見る

  • 三菱ガス化学ネクストのRHは、抵抗値が10kΩから10GΩ、許容差は±0.5%からです。
  • 村田製作所のMHR0319SAは、1MΩから200MΩの範囲で±0.5%を選べます。
  • ロームのKTR25は、許容差±0.5%、±1%、±5%です。

使う場所の温度と環境を見る

  • 釜屋電機のRZC63は、-55〜+125℃です。
  • ロームのKTR25は、-55〜+155℃で、AEC-Q200に対応します。
  • 三菱ガス化学ネクストのHVPは、絶縁油による劣化がないとしています。

値段

今回の11製品で、公式に価格を出している製品はありませんでした。品番と数量を決めて、各社か特約店に見積もりを取ります。

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