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GUIDE / CRYSTAL-FILTER

水晶フィルタとは?無線機・通信機器で使う水晶フィルタ(MCF)の種類(表面実装・リード・ケース型)と選び方

必要な周波数だけを通す水晶フィルタ(MCF)の3つの種類、通過帯域幅・ポール数・挿入損失・終端インピーダンスの見方を、公式資料の品番で整理しました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

水晶フィルタは、必要な周波数だけを通し、不要な成分を落とす電子部品です。基板への載せ方とケースで、表面実装型・リード型・ケース型の3つに分かれます。選ぶときは「中心周波数」「通過帯域幅」「ポール数」の3つを先に決めます。公開価格は無いので、見積は各社の営業窓口に頼みます。

水晶フィルタとは

水晶フィルタは、無線機や通信機器の回路で、欲しい周波数の信号だけを通して不要な成分を落とす部品です。大真空の案内では、水晶の高いQ値を活かして低損失、急峻な減衰特性、高安定を実現します。1枚の水晶板に2極以上の電極を形成したモノリシック型は、MCFとも呼びます。

比較ページには、日本の会社の自社製品を品番の単位で載せています。商社が売る製品と、水晶振動子・水晶発振器は載せていません。

3つの種類

  • 表面実装型は、基板の表面に載せる型です。大真空の DSF753SAF、九州電通の 45R15B、ソラチ・クォーツの 45SS15B があります
  • リード型は、足を基板の穴に挿す型です。東京クオーツの 21M15A、多摩デバイスの 10M15B があります
  • ケース型は、ポール数が多くケースが大きい型です。九州電通の 21M7D、ソラチ・クォーツの 10.7M2400 があります

通過帯域幅の見方

  • DSF753SAF と 21M15A の通過帯域幅は、±7.5kHz(3dB)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 21M7D は、±3.75kHz(3dB)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 10.7M2400 は、±1.2kHz(6dB)で、基準の dB が違います

ポール数と減衰の深さ

  • 21M15A の保証減衰量は、35dB・50dB ⁠⁠です
  • 45M15B は、70dB ⁠⁠です
  • 8ポールの 21M7D は、90dB です。挿入損失は 4.0dB に増えます

挿入損失とリップル

  • 21M15A は、挿入損失 1.5dB、リップル 0.5dB ⁠⁠⁠です
  • DSF753SAF は、挿入損失 2dB、リップル 1dB ⁠⁠です
  • 3次オーバートーンの DSF753SAO は、挿入損失 4dB、リップル 1dB ⁠⁠です

組むときの注意

  • 終端インピーダンスを公式の条件に合わせます。10M15B は 3000Ω//1pF、DSF753SAF は 1500Ω//2.5pF ⁠⁠です
  • 多摩デバイスの 10M15B は、2素子が1セットです。必ず同じ袋のペアで使います
  • 入力と出力を近づけると、減衰量が足りなくなります。なるべく離して配置します

値段

掲載した5社は、公開価格を出していません。周波数・通過帯域幅・数量を伝えて、各社の営業窓口に見積を頼みます。

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