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GUIDE / CARD-EDGE-CONNECTOR

カードエッジコネクタとは?M.2・S.O.DIMM・MXMのモジュール用、産業機器向けの汎用、電線を直接つなぐ型の種類と、ピッチ・定格電流・温度の選び方

基板の端の接点をそのまま差し込んでつなぐカードエッジコネクタの3つの種類、M.2コネクタとの違い、ピッチと極数、定格電流、使用温度、適合基板厚、位置ずれの吸収とノイズ対策を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

カードエッジコネクタは、基板の端に並べた接点を、そのまま差し込んでつなぐコネクタです。エッジコネクタとも呼びます。何をつなぐかで、M.2・S.O.DIMM・MXMなど規格のモジュールを挿す型、産業機器の基板どうしをつなぐ汎用の型、電線を基板の端に直接つなぐ型に分かれます。選ぶときは「挿すモジュールの規格」「流す電流」「使う温度」の3つを先に決めます。

カードエッジコネクタとは

カードエッジコネクタは、基板の端に金めっきの接点を並べ、その端をコネクタに差し込んでつなぐ部品です。相手の基板にはコネクタを付けずに済みます。京セラは、ノートPC・OA機器・車載機器などで使う業界標準の規格に沿った型を出しています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るカードエッジコネクタを、代表の品番の単位で載せています。代理店や通販が売る海外の製品、メモリカード用のコネクタ、ふつうの基板対基板・電線対基板のコネクタは載せていません。

3つの種類

  • 規格モジュール用は、M.2・S.O.DIMM・MXMのモジュールを挿します。例は京セラの6411シリーズ、I-PEXのSX-M2、JSTのDM-200P、イリソの18010Sです
  • 汎用・基板間用は、産業機器の基板どうしをつなぎます。例はケルの4630シリーズと1156シリーズ、ヒロセのFX27です
  • 電線を直接つなぐ型は、電線の先のハウジングを基板の端に挿します。例は日本端子のK86K91です

M.2コネクタとの違い

  • M.2コネクタは、カードエッジコネクタのうち、PCI Express M.2の規格に沿った型です
  • 京セラの6411シリーズとI-PEXのSX-M2は、どちらも0.5mmピッチの67極です
  • I-PEXは、M.2をmSATAに代わる小型の拡張モジュール向けの規格と説明しています。Wi-Fi・Bluetooth・LTE/5Gの通信モジュールにも使われます
  • M.2はキーと高さの組み合わせを、挿すモジュールと合わせます

ピッチと極数

  • モジュール用は狭く、京セラ・I-PEX・イリソは0.5mm、JSTのDM-200Pは0.6mmです
  • ヒロセのFX27は0.8mmで、極数は最大120極です
  • ケルの4630シリーズは2.54mmで44〜100極、1156シリーズは4mmで20〜88極です
  • 日本端子のK86K91は2.0mmで、1列の2〜6・8・10・12極です

定格電流と使用温度

  • モジュール用の定格電流は、JSTのDM-200Pが0.3A、京セラの6411シリーズが0.4A、I-PEXとイリソが0.5Aです
  • 電源も通すなら、ケルの4630シリーズと1156シリーズは1端子に3A、日本端子のK86K91は5.25Aです
  • 使用温度は、JSTのDM-200Pが-25〜+85℃、イリソの18010Sが-40〜105℃、日本端子のK86K91が-40〜120℃、ケルの1156シリーズが-30〜+125℃です

基板の厚さ・位置ずれ・ノイズ

  • ケルの4630シリーズと1156シリーズは1.6mmの基板に、日本端子のK86K91は1.2mmと1.6mmの基板に合わせます
  • ヒロセのFX27は、中継基板のカードエッジでつなぎ、XYに±0.6mmずつ動いて位置ずれを吸います。2個使えば最大±1.2mmまで動きます
  • I-PEXのSX-M2は、シールドのカバーでM.2モジュールのノイズを抑えます

値段と生産状況

  • 値段を公式に出している製品は無く、どれも見積もりです。代理店か各メーカーに極数と数量を伝えて聞きます
  • 規格の型でも、生産中止の品番があります。京セラのS.O.DIMM用は生産中止品の扱いです。採用前に各社の生産状況を確かめます
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