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GUIDE / VULNERABILITY-MANAGEMENT

脆弱性管理ツールとは?種類(構成情報の照合型・スキャナ型・基盤組み込み型・集約型)と選び方

社内のサーバーや端末、クラウドの脆弱性を見つけて直すまでを管理する脆弱性管理ツールの種類と選び方を、各社の公式資料をもとにまとめました。脆弱性診断との違いも整理します。

2026年11月6日更新

この記事の答え

脆弱性管理ツールは、社内のIT資産に関わる脆弱性を見つけ、直す順番を決めて、直し終わるまでを追う製品です。脆弱性マネジメントツールとも呼びます。種類は構成情報の照合型、スキャナ型、基盤組み込み型、結果の集約型の4つです。公式に価格を出している製品は少なく、多くは見積もりで決まります。

脆弱性管理ツールとは

脆弱性管理ツールは、サーバーや端末、コンテナ、クラウドの構成を集めて脆弱性情報と照らし合わせ、対応の順番を決めて、進み具合まで管理する製品です。表計算ソフトの台帳と手作業の照合に代わる仕組みです。

脆弱性診断は、ある時点の弱点を調べて報告するサービスです。脆弱性管理は、運用中の資産を見続けて、直し終わるまで追います。アプリの設計の問題は診断で調べ、日々のOSやミドルウェアの脆弱性は管理ツールで追うと分担できます。

比較ページには、自社で開発して提供する会社の製品を、各社1製品で載せました。

4つの種類

  • 構成情報の照合型は、ソフトウェアの構成を脆弱性情報と照らし合わせます。例はFutureVuls、yamory、SIDfm VM、Cloudbaseです
  • スキャナ型は、スキャナやエージェントで資産を調べます。例はTenable One Vulnerability Management、InsightVMです
  • 基盤組み込み型は、セキュリティ製品の基盤の機能として使います。例はMicrosoft Defender 脆弱性の管理、Falcon Exposure Management、Cyber Risk Exposure Management、Singularity Vulnerability Management、Amazon Inspectorです
  • 結果の集約型は、ほかのツールの結果を取り込んで順番を付けます。例はIvanti RBVM、Cisco Vulnerability Management、Cortexエクスポージャ管理です

選び方

選ぶときは「何を見るか」「どう集めるか」「誰が直すか」の3つを先に決めます。

  • 見る対象を決めます。FutureVulsはOS、コンテナイメージ、NW機器、WordPressまで管理でき、yamoryはアプリのOSSからクラウドまで扱います
  • 情報の集め方を決めます。エージェントを入れられない機器があるなら、SSHやSNMPで集めるSIDfm VMや、SSHとWinRMを使えるyamoryを調べます
  • 優先度の付け方を比べます。FutureVulsとCloudbaseはSSVC、SIDfm VMはCVSSと独自指標のSRIを使います
  • 直す人とのやりとりを決めます。SIDfm VMは委託先ベンダーと共同で使え、FutureVulsはタスクのチケットで担当を管理します

価格

公式に価格を出しているのはTenable One Vulnerability Managementで、1年250資産まで3,700ドルです。FutureVulsはCSIRTとPSIRTのプランとも100ライセンスからの案内で、金額は見積もりです。Microsoft Defender 脆弱性の管理はユーザーごとの月額で、料金はプランによって異なります。InsightVMは資産のタイプとユースケースで価格が決まります。

導入で気をつけること

  • 管理の対象に入れていない機器の脆弱性は見つかりません。最初に資産の洗い出しを済ませます
  • 見つけるだけでは直りません。修正する担当と期限を社内で決めておきます
  • 深刻度の数字だけで順番を決めると、直す量が増えます。攻撃の状況や事業への影響も入れて絞ります
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