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GUIDE / HOREIZAI

業務用の保冷剤・蓄冷剤とは?ハードケースとソフトパックの違いと、融点・凍らせる温度・価格の選び方

冷凍・冷蔵の配送や医薬品の定温輸送で箱の中を冷やす業務用の保冷剤・蓄冷剤の2つの種類、融点と維持温度の関係、凍らせる設備の温度、ドライアイスとの違い、大きさと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

業務用の保冷剤・蓄冷剤は、凍らせて箱に入れ、溶けるときの温度で中の荷物を冷やす資材です。樹脂の固い容器に入ったハードケースと、フィルムの袋に入ったソフトパックに分かれます。選ぶときは「何℃で運ぶか」「何℃で凍らせられるか」「何度使うか」の3つを先に決めます。

業務用の保冷剤・蓄冷剤とは

保冷剤は、凍らせて保冷ボックスや段ボールに入れ、溶けるときに周りの熱を吸って中を冷やします。溶けるときの温度を融点と呼び、溶けきるまでその近くの温度を保ちます。蓄冷剤・蓄冷材・保冷材とも呼びます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売る業務用の保冷剤・蓄冷剤を、各社の代表の型の単位で載せています。保冷剤を入れる箱、店頭やお弁当向けの小さな保冷剤、熱中症対策の品は載せていません。

2つの種類

  • ハードケース(樹脂容器)は、固い容器に中身を詰めた型です。洗って繰り返し使えます。例はシャープの TK-M22A5B、スギヤマゲンのクールラボアイス3、アイスジャパンの FIH05B、トライ・カンパニーのキャッチクール・ブローです
  • ソフトパック(フィルム包装)は、袋にゲル状の中身を詰めた型です。荷物のすき間や上に沿わせて置けます。例はアイスジャパンのスーパー冷却チルテイン-18℃タイプ400です

融点と運ぶ温度

  • 医薬品を2〜8℃で運ぶなら、融点が3℃のスギヤマゲンのクールラボアイス3があります。血液製剤の2〜6℃、ワクチンの1〜5℃にも合わせています
  • 冷凍品を-18℃以下で運ぶなら、融点が-22℃のシャープの TK-M22A5B があります
  • 融点が-19℃のシャープの TK-M19A5B は、箱の中を-15℃以下、条件によっては-18℃以下に保ちます
  • ドライアイスの代わりにするなら、融点が-31℃のスギヤマゲンのクールラボ-31があります

凍らせる設備

  • 融点が低い品ほど、低い温度で凍らせます
  • スギヤマゲンのクールラボアイス3は、-15℃で凍るので一般の冷凍庫で足ります
  • シャープの TK-M22A5B は-30℃、TK-M19A5B は-25℃で凍らせます
  • トライ・カンパニーのキャッチクール・ブローは、-21℃タイプなら-35℃以下の冷凍庫で凍らせます。バラで凍らせると、12〜24時間で完全に凍ります
  • スギヤマゲンの解説では、風の強い蓄冷剤凍結庫では固まりやすく、無風のストッカーでは固まりにくいことがあります

ドライアイスとの違い

  • ドライアイスは冷やすのは得意ですが、決まった温度に合わせられません。使い切りなので、毎回の量を見込んで買い足します
  • 蓄冷剤は融点で温度を決められ、凍らせて繰り返し使えます。シャープの解説では、初期投資はかかりますが、買ったあとは冷凍設備の電気代だけになります

大きさと値段

  • 重さは、アイスジャパンのチルテイン-18℃タイプ400の400gから、スギヤマゲンのクールラボ-31の800gまであります
  • 値段を公式に出しているのはスギヤマゲンで、クールラボアイス3の480gとクールラボ-31の800gが、どちらも1,800円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかの会社は公式に値段を出していないので、見積もりで買います
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