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GUIDE / ZINC

亜鉛とは?地金・粉末・粒・チップの違いと、純度・粒径・価格の選び方

めっき・合金製造・材料研究に使う金属亜鉛について、地金・亜鉛末・粒・チップの違い、純度と粒径の見方、再生亜鉛、試薬の価格と取扱条件をメーカーの公式資料でまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

亜鉛は、鉄の防錆めっきや真鍮などの合金、材料研究の原料に使う金属です。工場の原料には地金やめっき用の粒、塗料の配合や有機合成には粉末、材料評価には純度を指定した粒やチップを選びます。発注前に、用途・純度の規格・粒径や寸法・荷姿をそろえます。酸化亜鉛や亜鉛めっき済みの完成品とは分けて調達します。

亜鉛とは

元素記号Znの金属で、鉄を錆から守るめっきや、合金の添加金属、無機薬品の原料として使います。彦島製錬の金属事業は、めっきのほか伸銅品・乾電池材料などの用途を案内しています。

亜鉛の比較ページでは、金属亜鉛の地金・高純度原料・粉末・粒・板状チップを載せています。酸化亜鉛などの化合物、亜鉛合金そのもの、塗料、犠牲陽極、専用スパッタリングターゲット、めっき済み完成品は含みません。

地金・粉末・粒・チップの違い

  • 地金は、めっきや伸銅品などの工場用原料です。DOWAのAZC電気亜鉛は純度99.995%以上のJIS認定品で、真鍮などの原料にも使います。大阪亜鉛工業は、溶融亜鉛めっき(溶融亜鉛メッキ)・鋼線めっきのユーザー規格に合わせて製造・販売しています
  • 高純度原料は、電子材料向けに純度グレードを指定します。アサヒメタルコーポレーションの亜鉛は、6N Gradeを選べます。形状・寸法・包装は問い合わせて決めます
  • 粉末は亜鉛末とも呼び、防錆塗料や還元剤などに使います。工業用粉末と試験研究用試薬では、用途条件と規格を分けて選びます
  • 粒は、電気めっき用と研究材料用を区別します。AZC亜鉛粒は電気めっき向け、高純度化学研究所のZNE02GBは純度4Nの粒状材料です
  • チップは、小さな板状の材料です。高純度化学研究所のZNE02CBは純度3Nで、分析表が付きます

純度と規格含量の見方

純度だけで発注先を決めず、試験方法と不純物の規格も確かめます。比較表では、N表記と滴定の規格含量をそのまま残しています。

  • AZC電気亜鉛の純度は、99.995%以上です。用途は自動車・建材のめっき、伸銅品、亜鉛華の原料です
  • 大阪亜鉛工業の上丁亜鉛の品位は、Zn98.50%以上です。亜鉛ドロスなどから不純物を除いて再精製した原料で、中古の部材ではありません
  • 富士フイルム和光純薬の269-00212の規格含量は、滴定で90.0%以上です。同社の261-02031は、滴定で97.0%以上です
  • 高純度化学研究所のZNE02GBの純度は4N、ZNE02CBは3Nです。分析表と受入規格を照合します

粒径と寸法をそろえる

平均粒径と、粒径の範囲は別の項目です。平均値だけで粒度分布を決めつけず、配合・反応・供給方法に合う仕様を確認します。

  • 本荘ケミカルのF-500の平均粒径は、7.5±0.5μmです。F-3000は3.7±0.3μmで、同じ亜鉛末でも粒径が異なります
  • 富士フイルム和光純薬の261-02031の平均粒径は、6〜9μmです。有機合成用として案内されています
  • 高純度化学研究所のZNE02GBの粒径は、3〜7mmです。粉末ではなく粒状です
  • 同社のZNE02CBの寸法表記は、10×10×t1です。取得した公式本文に単位がないため、発注前に単位と寸法公差を確認します
  • ハクスイテックのR末の純度・粒径は、取得した本文では確認できません。銘柄を伝えて規格書を取り寄せます

価格と荷姿

試薬の小包装価格を、地金の大量購入費と同じ条件では比べません。必要量・純度・包装・運賃をそろえて見積もりを取ります。

  • 富士フイルム和光純薬の269-00212は、25gで1,800円です
  • 同社の261-02031は、100gで4,000円です
  • どちらも税別希望納入価格です。規格含量と包装量が違うため、価格だけで置き換えを決めません
  • 地金・工業用粉末・高純度材料は、取得した本文に製品価格がありません。荷姿と最小発注量をメーカーに問い合わせます

亜鉛と硫酸の反応・保管と試薬の用途条件

富士フイルム和光純薬の269-00212は、室温保存・アルゴン封入です。同社は、湿った空気中で自然発火することがあると注意しています。硫酸や水酸化ナトリウム溶液との反応では水素が発生するため、使う銘柄のSDSに従って扱います。

同社の試薬は試験研究用です。製造原料へ使うときは、試薬の規格が合うかだけで判断せず、営業部門へ用途を伝えて確認します。

出典

仕様・用途・価格の確認日は2026年10月28日です。

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