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GUIDE / WES

ウエスとは?メリヤスウエス・ペーパーウエス・不織布・クリーンルーム用・油吸着材の違いと選び方

工場・整備・印刷・クリーンルームで使う業務用のウエスとワイパーの5つの種類、素材と大きさの違い、値段の比べ方(1kgあたり・1枚あたり)、油の付いたウエスの捨て方と自然発火の注意を、メーカーの公式資料と消防・自治体の資料をもとにまとめました。

2026年10月12日更新

この記事の答え

ウエスは、工場や整備の現場で、油や汚れを拭き取るのに使う布や紙です。業務用は、布のウエス(メリヤス・シーツ地・リサイクル⁠)⁠、紙ワイパー(ペーパーウエス)、不織布ワイパー、クリーンルーム用ワイパー、油吸着材の5つに分かれます。選ぶときは「何を拭くか(油・水・溶剤)」「毛羽やちりを嫌うか」「どれだけの量を使うか」の3つを先に決めます。

ウエスとは

ウエスは、機械や工具、床に付いた油や汚れを拭き取り、汚れたらそのまま捨てる布や紙です。工業用ウエス・ペーパーウエス(紙ウエス)・不織布ウエスとも呼びます。洗って何度も使う雑巾とちがい、工場では10kgの袋や200枚入りの箱で買って使い切ります。

比較ページには、工場・整備・印刷・クリーンルームで使う業務用のウエスとワイパーを、日本法人のある会社の代表品で載せています。家庭用だけの製品、衛生用だけのウエットティッシュ、手拭き用だけのペーパータオル、中古品、代理店が売る他社製品は載せていません。

5つの種類

  • 布のウエス:Tシャツ地などのメリヤス生地やシーツ地を切った布です。10kg・20kgの袋や箱で買います。例は日本ウエスの角切りシーツウエス、JAPAN松江のA-MN1、南繊維のUWC-20、大阪興商のNES-601、トラスコ中山のTMU-10Aです
  • 紙ワイパー(ペーパーウエス):パルプの紙を箱や束にしたものです。小判は研究室や精密部品、大判の何枚重ねかの紙は機械や工具の油拭きに使います。箱入りや束のほか、巻いたロール(ロールウエス)もあります。例は日本製紙クレシアのキムワイプ S-200、大王製紙のプロワイプ ソフトワイパー S200、王子ネピアのペーパーウエスです
  • 不織布ワイパー:毛羽立ちにくく、濡らしても破れにくいワイパーです。例は日本製紙クレシアのワイプオール X70、大王製紙のストロングタオルE50、小津産業のベンコット M-3IIです
  • クリーンルーム用ワイパー:超純水で洗い、クリーンな袋に入れた低発じんのワイパーです。例はタニムラのMK-CSW、東レのトレシー、KBセーレンのザヴィーナMX、小津産業のシェルパーです
  • 油吸着材(オイルマット):油を吸って水はほとんど吸わないシートです。例はスリーエム ジャパンのHP-156、イチネンケミカルズのオイルハンター、トラスコ中山のTOC-P100です

メリヤスウエスと白ウエス

  • メリヤスウエスは、Tシャツなどの工場から出たニット生地の端材を、裁断・梱包・検針して作ります
  • 白ウエスは白い生地だけをそろえたものです。新品の生地のものと、使った衣類(古着)⁠か⁠ら⁠作⁠るリサイクルのもの(イシハラサクセスのR-1)があります
  • 端材のメリヤスは大きさがばらばらです。大きさをそろえたいなら、350×350mmのトラスコ中山のTMU-10Aや、約45cm×40cmの湘南ワイパーサプライの新メリヤスAのように切りそろえた品を選びます

紙と不織布の使い分け

  • 紙は値段が手ごろで、多量の水や油を拭いてそのまま捨てられます
  • 不織布は毛羽立ちにくく、濡らしても布のように丈夫です。洗浄液やアルコールを含ませた拭き上げに使います
  • 精密部品や光学機器には、ケバや紙粉の少ない小判の紙ワイパー(キムワイプ S-200は120×215mm)⁠を使います

値段の比べ方

  • 布のウエスは1kgあたりで比べます。税抜で、端材のメリヤスやシーツ地は350〜530円、糸から編んだ生地(大阪興商のNES-601)は2,000円です
  • 油吸着シートは100枚入りの箱で、通販で25,278〜37,378円(税込)⁠で⁠す⁠。大きさが違うので、1枚あたりと1m²あたりで比べます
  • 紙・不織布・クリーンルーム用は、メーカーが公式に値段を出していません。通販の価格を、1枚の大きさと入り数をそろえて比べます

クリーンルームで使うとき

  • 清浄度クラスは、空気中の粒子の数で分けます(JIS B 9920-1。ISO 14644-1⁠を基にした規格)
  • タニムラのMK-CSWはクラス100対応で、四辺をレーザーで溶断しています。東レのトレシー PW23H-GCPもクラス100レベルで洗浄・包装しています

油の付いたウエスの捨て方と自然発火

  • 九都県市のQ&Aでは、合成繊維のウエスは廃プラスチック類、天然繊維のウエスは一般廃棄物、付いた油は産業廃棄物の廃油です
  • 動植物油が染みたウエスは、酸化の熱がたまって自然発火することがあります。出火は数時間から数十時間あとのこともあります
  • 捨てるまでは水を十分に含ませ、積み重ねたり丸めたりせず、風通しのよい所に置きます
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