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GUIDE / TUNGSTEN-OXIDE

酸化タングステンとは?試薬・工業用の粉・光触媒の分散液の種類と、純度・粒度・価格の選び方

触媒・光触媒・元素分析の研究や原料に使う酸化タングステン(三酸化タングステン・WO3)の違いを整理。試薬の等級と価格、工業用・高純度の粉の不純物の上限、可視光で働く光触媒の分散液をメーカー公式資料からまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

酸化タングステンは、触媒・光触媒やタングステン化合物の原料に使うタングステンの酸化物で、化学式はWO3です。試験研究なら等級と容量の決まった試薬を、電池やガラスの原料なら不純物の上限を決めた工業用の粉を、室内光で働く光触媒加工なら分散液を選びます。二酸化タングステン(WO2)や金属のタングステンとは別のものです。

酸化タングステンとは

酸化タングステンは、酸化タングステン(VI)⁠と⁠も三酸化タングステンとも無水タングステン酸とも呼びます。タングステンの酸化物の中で6価が一番安定で、水にはほとんど溶けず、水酸化ナトリウム溶液に溶けます。和光純薬は物性情報(参考値)⁠と⁠し⁠て⁠、融点を2410℃、比重を7.16と書いています。

酸化タングステンの比較ページは、自社で作るメーカーの酸化タングステンを、品番の単位で載せています。金属のタングステン、二酸化タングステン、タングステン酸塩は含みません。

使い道から種類を選ぶ

  • 試薬の酸化タングステン(VI)は、試験研究に使う瓶入りの品です。和光純薬の品番206-03462は、25gと500gの2容量があります
  • 工業用・高純度の三酸化タングステン粉は、二次電池の添加剤やガラスレンズの添加材、シンチレーターの原料です。日本新金属は、純度や分散性の相談も受けています
  • 光触媒用の分散液は、酸化タングステンを水に分散させた加工の材料です。Niterra Materialsのルネキャットのスラリー液は、法人向けに出しています

純度と不純物の上限をそろえる

  • 和光純薬の品番206-03462は、重量分析で含量を95.0%以上と決めています
  • 関東化学の鹿1級は、純度99.0%超です
  • 三津和化学薬品は、純度3Nの酸化タングステン(Ⅵ)を一覧に並べています
  • 日本新金属のWO3-4Nは、C・Ca・Cr・Fe・Mo・P・Siを各10ppm以下に抑えています
  • 日本新金属のWO3-5は100%リサイクル製品で、WO3は99.95%以上です

粒度と価格の確かめ方

  • 関東化学の鹿1級は、平均粒子径を30μmと書いています
  • 和光純薬の品番206-03462は、25gが3,500円(税別・希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 元素分析用の品番204-07162は、25gで5,300円(税別・希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の品番40344-01は500gで17,500円と出ていて、税区分は書かれていません
  • 工業用の粉と光触媒の分散液は価格を公開していないので、量と純度を決めてから見積もりを取ります

光触媒として使うときの注意

  • ルネキャットは、紫外光に加えて480nm以下の可視光を吸収するので、白色LEDの下でも光触媒反応が起こります
  • 光触媒の効果は表面の汚れで落ちるので、加工した製品の使い方まで決めておきます
  • 取扱いと保管は、製品ごとのSDSに従います

仕様は2026年11月5日に確認したメーカー公式資料によります。各品の出典は比較ページの出典欄⁠と製品詳細にまとめています。

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