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GUIDE / TEREPHTHALIC-ACID

テレフタル酸とは?特級と一級の違い、純度・価格の選び方

ポリエステルの原料に使うテレフタル酸の試薬について、特級と一級の違い、純度・強熱残分の規格、25g・500gの価格、工業用PTAとの違いをメーカー公式資料からまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

テレフタル酸は、ポリエステル繊維やフィルムの原料に使う芳香族ジカルボン酸です。「試薬か工業品か」「特級か一級か」「使う量」を先に決めます。試薬の特級は純度の下限が98.0%超〜99.0%以上、和光一級は95.0%以上で、25gの公開価格は税抜1,400円〜2,500円です。

テレフタル酸とは

テレフタル酸は、p-フタル酸・ベンゼン-1,4-ジカルボン酸とも呼ぶ物質で、CAS RNは100-21-0、分子量は166.13です。厚生労働省のモデルSDSは、ポリエステル系合繊やフィルムの原料を推奨用途に挙げています。

工場で原料に使う高純度品はPTAと呼びます。メーカー比較ページは、公式の製品ページで規格を確かめられた試薬を扱います。PBTやPETの樹脂、キシレン、テレフタル酸ジメチルは含めません。

特級と一級の違い

  • 特級は純度の下限が高い等級で、分析や合成の研究に使います
  • 一級は特級より下限が低い等級で、純度の差が結果に響かない下準備に使います

純度と規格の見方

会社ごとに、規格書で決めている項目が違います。

  • 純正化学の48400-0410は、純度99.0%以上、乾燥減量0.1%以下、強熱残分0.02%以下です
  • キシダ化学の000-76285は、含量99.0%以上の特級です
  • ナカライテスクの32726-62は、純度98.0%以上の特級です
  • 関東化学の40015-30は、純度98.0%超の鹿特級です
  • 和光の208-08162は、含量95.0%以上、強熱残分0.3%以下の和光一級です

価格と容量

  • 25gは、税抜で純正化学が1,400円、関東化学が1,700円、ナカライテスクが2,390円、和光が2,500円です
  • 500gは、税抜で純正化学が3,400円、関東化学が3,900円、和光が4,300円です
  • キシダ化学の500gは5,000円です

和光は一級で、ほかは特級です。値段を比べるときは等級の差も見ます。

融点と溶け方

融点の値は資料で違います。関東化学は文献値で300℃超、ナカライテスクは300℃(昇華)で、厚生労働省のモデルSDSは402℃を昇華点としています。どれも参考の値です。

水・エタノール・エーテルには溶けず、DMFとアルカリに溶けます。ナカライテスクはDMFに50mg/mLと出しています。

工業用のPTAの供給

三井化学は岩国大竹工場の40万トン/年のプラントを2023年8月に停止する予定と発表し、タイのGC-M PTA社から輸入して販売を続けるとしました。三菱ガス化学も2015年3月末を目途に事業から撤退すると発表しています。量産の手配は、各社に今の供給を問い合わせます。

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