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GUIDE / SYNTHETIC-RUBBER

合成ゴムとは?SBR・BR・NBR・CR・EPDM・シリコーンゴムの種類と違い、ムーニー粘度と組成の見方

タイヤ・ホース・シール・ベルトの原料にする合成ゴムの4つの種類(汎用ゴム・耐油ゴム・耐候ゴム・シリコーンゴム⁠)⁠、NBRとEPDMの違い、ムーニー粘度と結合アクリロニトリル量の見方、シリコーンゴムの耐熱と加硫を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

合成ゴムは、ブタジエンなどの原料を重合して作る、ゴムの弾性をもった高分子の材料です。タイヤやベルトに大量に使う汎用ゴム(SBR・BR)、油に強い耐油ゴム(NBR)、熱・オゾン・雨風に強い耐候ゴム(CR・EPDM)、熱にも寒さにも強いシリコーンゴムに分かれます。選ぶときは「油に触れるか」「外で使うか」「何℃になるか」を先に決め、そのあと品番のムーニー粘度と組成で絞ります。

合成ゴムとは

合成ゴムは、ブタジエンなどの原料を重合して作るゴムです。天然ゴムと違って、品番ごとに組成と粘さが決まっていて、同じ品番なら毎回同じ性質で届きます。生ゴムに配合剤を入れて練り、加硫してゴム製品にします。

比較ページには、日本の会社が自社で作る合成ゴムを、品番の単位で載せています。フッ素ゴムはフッ素ゴム、熱可塑性エラストマーはエラストマー、ゴムの板はゴムシートのページで比べていて、ここには載せていません。

4つの種類

  • 汎用ゴムは、SBR・BR・IRのように、タイヤやベルトに大量に使うゴムです。日本ゼオンの Nipol 1502、ENEOSマテリアルの ESBR 1500、UBEの BR150、クラレの L-IR-30 を載せています
  • 耐油ゴムは、油に溶けにくくしたゴムです。日本ゼオンの NBR Nipol 1041 と、大阪ソーダのエピクロルヒドリンゴム エピクロマーH を載せています
  • 耐候ゴムは、日光・オゾン・雨風にさらされても割れにくいゴムです。デンカのクロロプレンゴム M-40、ENEOSマテリアルの EP 35、三井化学の 三井EPT 3045 を載せています
  • シリコーンゴムは、熱にも寒さにも強いゴムです。信越化学工業の KE-951-U と KE-971-U を載せています

NBRとEPDMの違い

  • NBRは油に強く、油圧機器のシールや燃料ホースに使います
  • EPDMは主鎖に二重結合が無く、熱・オゾン・雨風に強いゴムです。パッキン・電線・防水シートに使います
  • 油に触れる部品ならNBR、外で使う部品ならEPDMと分けます
  • NBRは、結合アクリロニトリル量が多いほど油に強くなります。日本ゼオンは43%以上の極高ニトリルから25%未満の低ニトリルまで分けていて、Nipol 1041 は40.5%の高ニトリルです

ムーニー粘度の見方

  • ムーニー粘度は、練る前の生ゴムの粘さを表す数字で、大きいほど腰のある生地になります
  • UBEの BR150 は43、三井EPT 3045 は40、日本ゼオンの Nipol 1041 は82.5です
  • デンカの M-40 は43〜53、大阪ソーダのエピクロマーH は45〜60と幅で出ています
  • ENEOSマテリアルの EP 35 の55.5は125℃で測った値です。100℃の値とは、そのまま比べません

シリコーンゴムの耐熱と加硫

  • 信越化学工業のシリコーンゴムコンパウンドは、150℃ではほとんど特性が変わりません
  • 圧縮永久ひずみは、-60〜+250℃の広い範囲で安定しています
  • 一般成形用の硬さは、KE-931-U のA31から KE-981-U のA84までそろっています。KE-951-U はA52、KE-971-U はA71です
  • Uタイプには加硫剤が入っていません。KE-951-U は加硫剤C-8を2.0phr足し、165℃×10minで一次加硫、200℃×4hで二次加硫します

練りやすくする液状ゴム

  • 液状ゴムは、生ゴムに入れて練りやすくする配合剤です
  • クラレの L-IR-30 は粘度70Pa・sの液状イソプレンゴムで、ガラス転移温度は-63℃です
  • オイルと違って固形ゴムと一緒に架橋するので、あとからしみ出しにくくなります

価格と見積もり

  • このページの11製品は、どれも値段を公開していません
  • 品番と量を決めて、メーカーか取引のある商社に見積もりを取ります
  • 表の数字は設計値や代表値で、保証値ではありません。採用の前に配合して試作で確かめます
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