口コミを書く
GUIDE / SUM23

SUM23とは?硫黄快削鋼の種類(圧延材・みがき棒鋼)⁠・成分・寸法とSUM22・SUM23Lとの違い

旋盤で削るねじや小物部品に使う硫黄快削鋼SUM23の解説。圧延材とみがき棒鋼の違い、硫黄量、丸・六角の寸法、SUM22・SUM23Lとの違いを公式資料からまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

SUM23は、硫黄を加えて削りやすくした低炭素の硫黄快削鋼で、硫黄は0.26〜0.35%です。形は圧延の線材・棒鋼と、引き抜きや研削で仕上げるみがき棒鋼に分かれます。鉛を足した鋼種はSUM23Lとして分かれます。選ぶときは「仕上げ」「径と形」「鉛の有無」の3つを先に決めます。

SUM23とは

SUM23は、JIS G 4804の硫黄快削鋼の1つです。硫黄を多く入れ、炭素を0.09%以下に抑えています。SAEの鋼種では1215に相当します。

比較ページには、日本の会社が自社の工場で作るSUM23と、SUM23を含むと公式に書かれた鋼種を載せました。

2つの種類

  • 圧延材(線材・棒鋼)は、製鋼メーカーが圧延して作ります。例はJFEスチールのSUM22〜31と、中山製鋼所のSUM23です
  • みがき棒鋼は、線材や棒鋼を引き抜きや研削で仕上げます。例は秋山精鋼のASK-2200R、城北伸鉄と大阪ミガキのみがき棒鋼です

成分

  • 炭素は0.09%以下です
  • マンガンは0.75〜1.05%です
  • りんは0.04〜0.09%です
  • 硫黄は0.26〜0.35%です

SUM22・SUM23Lとの違い

  • SUM22は、炭素が0.13%以下で硫黄が0.240〜0.330%です。SAEの鋼種では1213に相当します
  • SUM23Lは鉛を足した鋼種です。秋山精鋼のASK-2100は、JIS近似鋼種がSUM23Lで、概略組成は0.07C-S-Pbです
  • 秋山精鋼のASK-2200Rは、JIS近似鋼種がSUM22とSUM23で、概略組成は0.07C-Sです

寸法

  • 城北伸鉄の製造可能寸法は、丸が5〜65mm、六角が7〜46mmです
  • 大阪ミガキの製造品目は、丸が5.00〜75.00mm、六角が10.00〜46.00mmです
  • 秋山精鋼の受注生産品は、外径0.9〜50.0mmが標準の製造範囲です
  • JFEスチールの棒鋼は直径16〜450mm、コイルは直径4.2〜38mmです

これらは多くが各社の製造範囲で、SUM23だけの寸法ではありません。作れる寸法は注文の前に確かめます。

選び方

  • 寸法の精度と表面の光沢がほしいなら、みがき棒鋼を選びます
  • 細い部品なら、外径の許容差まで決めます。秋山精鋼の在庫品は、研削材がh7、引抜材がh9です
  • 六角の部品を削るなら、六角棒を作る会社に頼みます
  • 鉛を避ける部品なら、SUM23とSUM23Lの記号を見分けます

価格

このページの5製品は、どれもメーカーが値段を公開していません。鋼種・形状・寸法・数量を決めて見積もりを取ります。大阪ミガキは生産の最小ロットを300kgと書いています。

比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉