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GUIDE / SORBIC-ACID

ソルビン酸とソルビン酸カリウムの違いと選び方

食品の保存料の分析や試験に使うソルビン酸の3つの種類、分子量と溶けやすさ、特級とEP・一級の違い、ソルビン酸カリウム、食品分析用の標準品、値段と保管の注意をまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ソルビン酸は、食品のカビを抑える抗カビ剤や試験・分析に使う白い結晶の有機酸です。試薬は、ソルビン酸の特級・GR、水に溶けやすいソルビン酸カリウム、食品分析用の標準品に分かれます。水溶液で使うならカリウム塩、規格書で不純物まで確かめるなら特級、食品の保存料を測るなら標準品を選びます。

ソルビン酸の性質

ソルビン酸は、別名を2,4-ヘキサジエン酸といい、分子量は112.13、CAS RNは110-44-1です。白い結晶で、富士フイルム和光純薬の和光特級の規格では融点132〜136℃です。

水には溶けにくく、富士フイルム和光純薬の製品ページでは30℃で0.25%としています。エタノールには12.5%、メタノールには20%溶けます。中性または酸性でカビを抑える力が強く、特定の食品の抗カビ剤や合成樹脂の原料に使います。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すソルビン酸とソルビン酸カリウムを、品番・等級・荷姿の単位で載せています。ソルビン酸ナトリウム、エステル、保存料の製剤は扱っていません。

3つの種類

  • ソルビン酸の特級・GRは、純度を保証し、会社によって融点や不純物の上限まで規格書に書いた試薬です。富士フイルム和光純薬・関東化学・純正化学・米山薬品工業が出しています
  • ソルビン酸カリウムは、水に極めて溶けやすいカリウム塩です。富士フイルム和光純薬・純正化学・米山薬品工業が500gで出しています
  • 食品分析用の標準品は、食品の保存料の量を測るときの基準に使う品です。関東化学が500mgで出しています

特級・GRで見る所

  • 純正化学の42060-0401は、純度99.0%以上で、塩化物0.005%以下、重金属0.001%以下、鉄0.002%以下まで規格書に書いています
  • 富士フイルム和光純薬の和光特級(194-03735)は、含量98.0%以上、融点132〜136℃を規格書で保証しています
  • 関東化学の鹿特級(37304-00)は、滴定の純度が98.0%を超えます。不純物ごとの値は規格書を取り寄せて確かめます
  • 米山薬品工業のGR(37997)は、純度98.50%です

ソルビン酸カリウムの選び方

  • 水溶液にして使うなら、ソルビン酸よりカリウム塩のほうが扱いやすくなります。分子量は150.22です
  • 純正化学の粉末(42065-0401)は、純度が乾燥後で98.0〜102.0%、ひ素0.0003%以下まで規格書に書いています
  • 富士フイルム和光純薬の和光一級(161-06765)は、含量98.0%以上、乾燥減量0.5%以下、塩基0.2%以下です
  • 米山薬品工業のEP(03556)は、純度98〜101%で、500gが3,000円です

食品分析用の標準品

  • 関東化学の37479-96は、食品分析用の標準品で、純度は98.5%を超えます
  • 500mgの小びんで6,100円(税抜)、0〜6℃の冷蔵で保存します

危険性と保管の注意

  • 富士フイルム和光純薬の安全データシートでは、ソルビン酸もソルビン酸カリウムも、消防法・毒物及び劇物取締法・労働安全衛生法は非該当です
  • ソルビン酸は、皮膚刺激(区分2)、眼刺激(区分2A)、水生環境有害性(急性・区分3)に分類しています。ソルビン酸カリウムは眼刺激(区分2B)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 直射日光を避け、換気のよい涼しい場所に密閉して保管します。強酸化剤と混ぜないようにします
  • ソルビン酸は重合しやすいと製品ページにあります。製品ごとの保存条件を守ります

購入価格と見積もり

  • 値段を公式に出しているのは、500g以下のびんだけです
  • ソルビン酸の500gは、純正化学が4,900円(本体)、富士フイルム和光純薬と関東化学が5,400円(税抜)、米山薬品工業が15,200円です
  • ソルビン酸カリウムの500gは、米山薬品工業が3,000円、純正化学が5,200円(本体)、富士フイルム和光純薬が6,800円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 25gなら、関東化学の鹿特級が2,100円(税抜)、純正化学のソルビン酸カリウムが1,600円です
  • 試薬は試験研究用です。製造の原料に使うときは、用途と量を伝えてメーカーに問い合わせます
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