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GUIDE / SODIUM-HYPOPHOSPHITE

次亜リン酸ナトリウムとは?ホスフィン酸ナトリウムの種類(試薬特級・一級・工業用)と、純度・不純物・価格の選び方

無電解めっきの還元剤や合成樹脂の触媒に使う次亜リン酸ナトリウム(ホスフィン酸ナトリウム一水和物⁠)⁠の等級の違い、純度の数字の読み方、500gの値段、25kg袋の買い方、保管の注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

次亜リン酸ナトリウムは、無電解めっきの還元剤や合成樹脂の触媒に使う白い結晶です。ホスフィン酸ナトリウム一水和物とも呼びます。試薬特級・試薬一級・RoHS2対応用・工業用に分かれます。選ぶときは「不純物の上限」「買う量」「純度の基準」の3つを先に決めます。

次亜リン酸ナトリウムとは

次亜リン酸ナトリウムは、CAS RN 10039-56-2 の白い結晶です。太平化学産業は工業用の用途に、無電解メッキ用、還元剤、合成樹脂触媒、医薬原料を挙げています。

比較ページには、日本のメーカーが自社製品として出す試薬と工業用の品を、品番の単位で載せています。他社製品を扱う通販の品、調合済みのめっき液は載せていません。

4つの区分

  • 試薬特級:不純物の上限が厳しい試薬です。例は和光の193-02225、関東化学の37196-00、純正化学の69148-0401、ナカライテスクの31520-85、林純薬工業のGRです
  • 試薬一級:特級より上限がゆるい試薬です。例は和光の190-02235、純正化学の69148-1201、林純薬工業の一級です
  • RoHS2対応用:関東化学の37054-84 は、目的で品番を分けた10kg入りです
  • 工業用:太平化学産業の品は、紙袋25kgです

国産化学のK-GRとK-EP、日本化学工業の次亜燐酸ソーダは、公式に等級の説明が無いので区分を分けていません。

不純物の上限

  • 和光の特級は、塩化物0.01%以下、鉛5ppm以下、ひ素1ppm以下です
  • 和光の一級は、塩化物0.03%以下、鉛0.002%以下、ひ素0.002%以下です
  • 純正化学の特級は、鉛0.0005%以下、ひ素0.0001%以下です
  • ナカライテスクの特級は、鉛5ppm以下、鉄5ppm以下です

純度の数字の読み方

純度の数字は、会社ごと、等級ごとに基準が違います。和光と関東化学の特級の82.0〜86.5%は、NaPH2O2としての値です。ナカライテスクの特級は、滴定の純度を99.0〜104.0%と書いています。数字だけで高い低いを比べず、何として測った値かを見ます。

値段

  • 特級の500gは、林純薬工業のGRが3,400円、ナカライテスクが4,150円、関東化学・純正化学・和光が4,200円です
  • 一級の500gは、林純薬工業が3,200円、純正化学が3,700円、和光が3,800円です
  • 国産化学はK-GRの500gが3,600円、K-EPの500gが3,400円で、税区分の記載がありません
  • 工業用の25kg袋とRoHS2対応用の10kgは、公式に値段が出ていません

保管と注意

  • 湿気を吸うので、涼しい場所で密閉してしまっておきます
  • 純正化学のSDSには、加熱すると容器が爆発するおそれがあると書かれています
  • 亜リン酸二ナトリウムは別の物質で、CAS番号は13517-23-2です
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