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GUIDE / SODIUM-GLUTAMATE

グルタミン酸ナトリウムとは?分子量・pHと、試薬特級・一級、食品添加物・細胞培養用の違いと選び方

試験・分析や培地づくり、食品の仕込みに使うグルタミン酸ナトリウムの性質、試薬の特級と一級の違い、食品添加物と細胞培養用の規格、グルタミン酸との違い、包装と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

グルタミン酸ナトリウムは、うま味のもとになるグルタミン酸のナトリウム塩です。業務用は、試薬の特級・一級と、食品添加物・細胞培養用に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「どこまで規格で保証してほしいか」「どの量で受けるか」の3つを先に決めます。

グルタミン酸ナトリウムの化学式と性質

試薬では「L-グルタミン酸ナトリウム一水和物⁠」の名で売られています。分子式はC5H8NNaO4・H2O、分子量は187.13、CAS RNは6106-04-3です。

  • 水に溶かすと中性に近く、富士フイルム和光純薬の和光特級は、pHを6.7〜7.2(100g/L、25℃)と決めています
  • 関東化学は「L-グルタミン酸水素ナトリウム一水和物⁠」の名で載せていますが、CAS RNは同じです
  • うま味調味料のもとで、味の素は「うま味調味料(グルタミン酸ナトリウム)」⁠と書いています

試薬の特級と一級の違い

特級と一級では、純度の下限と、規格書に並ぶ不純物の項目が違います。

  • 関東化学の鹿特級37176-00は、純度を滴定で>99.0%としています
  • 同じ関東化学の鹿1級37176-01は、純度が>98.5%です
  • 純正化学の純正一級27365-1201は、純度98.0%以上(乾燥後)で⁠、塩化物0.05%以下と重金属0.005%以下を規格書に出しています
  • 米山薬品工業のGR規格36457は、製品ページに純度99%と出しています

試験法が特級を指定しているなら、特級を選びます。緩衝液や研究用の培地の下ごしらえなら、一級で足ります。

食品添加物と細胞培養用

試薬は試験・研究用の品で、食品には使えません。使い道が決まっているなら、その規格で作った品を選びます。

  • 富士フイルム和光純薬の食品添加物199-14177は、食品添加物公定書に適合した品で、20kgで受けます
  • 同じ社の細胞培養用035-24135は、エンドトキシン25.0EU/g未満、マイコプラズマ試験適合、生菌数100CFU/g以下を規格に入れています
  • どちらも、含量は乾燥物換算で99.0%以上、鉛は1μg/g以下です

グルタミン酸との違い

グルタミン酸ナトリウムは、グルタミン酸にナトリウムが付いた塩です。遊離のグルタミン酸とは品番もCAS RNも別なので、注文の前に名前とCAS RNを見比べます。遊離のグルタミン酸は、別の比較ページで扱っています。

包装と値段

試薬は500gのびんが中心です。

  • 関東化学の鹿1級37176-01は、2,600円(税抜)
  • 純正化学の27365-1201は、2,800円(本体)
  • 国産化学の2111250は、価格表で2,800円
  • 関東化学の鹿特級37176-00は、3,300円(税抜)
  • 米山薬品工業の36457は、11,700円
  • 富士フイルム和光純薬の細胞培養用035-24135は、25,400円(希望納入価格)

食品添加物の20kgは、公開価格がなく見積りです。税の表示がメーカーでそろわないので、比べるときは税抜か税込かを確かめます。

選ぶ順番

  • まず使い道を決める。食品なら食品添加物、細胞培養なら細胞培養用、試験や研究なら試薬
  • 試薬なら、試験法の指定を見て特級か一級かを決める
  • 規格書で、塩化物・重金属・比旋光度など、自分の工程で効く項目が出ているかを見る
  • 最後に包装量と値段を比べる
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