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GUIDE / SILVER-PASTE

銀ペーストとは?焼成型・樹脂型・導電性接着剤の種類と違い、硬化温度・比抵抗・用途の選び方

電子部品の電極・回路の印刷・ダイボンド・アースやシールドに使う銀ペースト(導電性ペースト)の3つの種類、焼成と硬化の温度、比抵抗の違い、低銀タイプ、保管のしかたを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

銀ペーストは、銀の粉を樹脂や溶剤で練り、塗って固めると電気を通す膜や接着になる材料です。導電性ペーストとも呼びます。固め方で、ガラスと一緒に高温で焼き付ける焼成型、樹脂で固めて配線を引く樹脂型、部品やチップをつなぐ導電性接着剤に分かれます。選ぶときは「何℃まで熱をかけられるか」「どの基板に塗るか」「抵抗と放熱をどこまで求めるか」の3つを先に決めます。

銀ペーストとは

銀ペーストは、銀の粉をバインダと溶剤で練ったペースト状の材料です。昭栄化学工業の解説では、導電ペーストは銀・銅・ニッケルなどの金属粉末と、分散を保つバインダと有機溶媒でできています。印刷やディスペンスで塗り、焼くか硬化させると、電極・配線・接着になります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る銀ペーストを、品番の単位で載せています。はんだの粉を使うソルダーペースト、原料の酸化銀、導電性テープは載せていません。

3つの種類

  • 焼成型は、銀の粉にガラスの成分を混ぜ、セラミックスやガラスの基板に印刷して高温で焼き付けます。例は京都エレックスのDD-1204A-102、ナミックスのSR4000系、大研化学工業のUS-202Aです
  • 樹脂型は、銀の粉を樹脂で包み、熱で固めるか溶剤を飛ばして乾かします。例は京都エレックスのDD-1630L-245、藤倉化成のFA-451A、東洋紡エムシーのDW-250H-5とDW-420L-2です
  • 導電性接着剤は、電気を通しながら部品やチップを接着します。例は化研テックのCR-3520とCR-2800、田中貴金属工業のTS-985シリーズです

焼成と硬化の温度

  • 三ツ星ベルトの解説では、焼成型は600〜900℃の高温で焼きます
  • 京都エレックスのDD-1204A-102は810℃・7分、ナミックスのSR4000系は800〜900℃で焼きます
  • 大研化学工業のUS-202Aは、ガラス基板向けに430〜480℃で焼けます
  • 樹脂型の藤倉化成のFA-451Aは150℃・30分、京都エレックスのDD-1630L-245は200℃・40分で硬化します
  • 化研テックのCR-2800は、90℃・60分で硬化します

比抵抗の違い

  • 焼成型は樹脂が残らないので、抵抗が低く出ます。大研化学工業のUS-202Aは1.9〜2.2μΩ・cmです
  • 樹脂型では、京都エレックスのDD-1630L-245が7×10-6Ω・cm、東洋紡エムシーのDW-250H-5が3.5×10-5Ω・cmです
  • 銀を減らした化研テックのCR-2800は、6×10-3Ω・cmです。アースやシールドに使います

ダイボンドと放熱

  • 田中貴金属工業のTS-985シリーズは、銀の焼結と樹脂の接着を組み合わせた型で、熱伝導率は130〜240W/m・Kです
  • 化研テックのCR-3520は、熱伝導率20W/m・Kのエポキシ系です。ディスペンサーで塗れます

低銀タイプと値段

  • 一般的な高銀の導電性接着剤は銀80wt%前後で、化研テックのCR-2800は50wt%です。比重は2.1で、同じ重さあたりの使用量が2倍になります
  • 今回の製品は、どれも値段を公開していません。品番と量を決めて見積もりを取ります

保管のしかた

  • 化研テックはTKペーストを冷凍(-10℃以下)でしまい、使う前に室温まで自然に解凍するよう案内しています
  • 藤倉化成のFA-451Aは、常温で保管できます
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