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GUIDE / SILANE

シランとは?半導体用モノシラン・ジシランの違いと、純度・混合濃度・容器の選び方

半導体・液晶・太陽電池の成膜に使うシランガスについて、モノシランとジシランの用途、純度と含有量、不純物、混合ガスの濃度、ボンベ容量と充填量、価格の確認方法を公式資料で整理しました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

シランは、半導体などの製造工程でシリコンを含む薄膜の原料に使うガスです。まず装置が指定するガス種を決め、純度の計算条件・不純物・容器条件をそろえます。混合ガスは原料の純度と製品の濃度を分け、希釈ガスまで指定します。

シランとは

このページでは、シランを成膜用のモノシランとジシランに絞って扱います。接着や表面処理に使うシランカップリング剤、クロロシラン、有機シラン、薬品の水溶液は含めません。

メーカー比較には、自社または自社グループで製造・精製する会社の製品を、ガス種・グレード・資料上の含有量と代表の容器条件で載せています。一般の溶接・熱処理・分析用ガスは高圧ガスの比較⁠で確認できます。

モノシランとジシランの化学式・用途の違い

  • モノシランの化学式は、SiH₄です。三井化学は半導体・液晶・太陽電池のシリコン膜・シリコン酸化膜形成用CVDガスとして案内しています
  • ジシランの化学式は、Si₂H₆です。三井化学は低温・高速でシリコン膜を形成する工程用として案内しています
  • ガス種を変えるときは、純度の数字だけで置き換えず、装置と成膜条件から確認します

用途の出典は、三井化学のモノシラン・ジシランの公式製品案内です。

純度と不純物の読み方

  • 日本酸素のモノシランは、純度>99.9995%です。掲載した代表容器は47Lです
  • 高千穂化学工業のモノシランRは、Researchグレードで純度99.999%です。ジシランRは99.99%です
  • SK specialtyのモノシランは、99.9999%と記載し、水素を計算から除いています。除外する成分が違う純度を、そのまま順位にしないでください
  • SKの仕様表には、O₂+Arが1.0ppmv、N₂が1.0ppmvとあります。水分欄は同じページの重複表で値が異なるため転載せず、発注時に確認します

出典は、日本酸素・高千穂化学工業・SK specialtyの日本語製品仕様です。工程が管理する不純物の上限を、見積書と仕様書でそろえます。

GPSの含有量は現在の品質保証値ではない

三井化学のGPS安全性要約書には、モノシランの含有量99.999%以上、ジシランの含有量99.99%以上とあります。いずれも2014年作成の資料で、品質を保証する資料ではありません。現行製品の取扱いは製品ページで確認していますが、現在の発注規格と最新SDSはメーカーに確認します。

含有量の出典は、三井化学のシランのGPS資料・ジシランのGPS資料です。

混合ガスの選び方

  • 日本酸素は、モノシランの混合製品について製造可能濃度1ppm〜50%と案内しています
  • ジシランの混合製品については、製造可能濃度10ppm〜30%です
  • これらは作れる濃度の範囲で、固定した製品の組成ではありません。ガス種・必要濃度・希釈ガス・不純物規格を指定してから、圧力・容器・弁を確認します
  • 混合後の濃度と、原料ガスの純度は別の項目です。高千穂化学工業も、混合ガスの濃度・充填圧力・容器サイズ・バルブ種類を問い合わせるよう案内しています

出典は日本酸素のモノシラン・ジシラン、高千穂化学工業の混合ガスです。固定組成の仕様を確かめられなかったため、比較表に混合ガスの製品行は設けていません。

容器容量・充填量・⁠⁠⁠価格

  • 日本酸素のジシランは、47Lと10Lの容器を案内しています。比較表には47Lを代表仕様として載せています
  • SKのモノシランは、47L容器に10kgまたは12kgを充填する仕様があります。比較表は10kg仕様で、Lは容器内容積、kgはガスの質量です
  • 充填圧力は、ガスの蒸気圧や容器の耐圧とは別です。公開資料にない圧力は推定せず、注文する仕様の温度条件と一緒に確認します
  • 掲載仕様の公開価格は確認できませんでした。同じガス種・品質・容器条件で見積もりを取り、容器貸与・配送・交換の条件も確認します

シランの毒性・自然発火性と取扱い

三井化学の製品案内は、モノシランとジシランに自然発火性があることを示しています。三井化学のシランのGPS資料には、吸入すると有害と記載されています。購買時は最新SDSを入手し、供給元と保安担当が設備・容器弁・容器交換手順を確認します。比較表の純度や容量だけで取扱条件を決めないでください。

仕様・用途の確認日は2026年10月28日です。日本酸素は現行公式サイトの社名で表記しています。

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