PPS樹脂とは?ガラス繊維強化・フィラー強化・板丸棒の違いと、耐熱温度・融点・難燃性・架橋型とリニア型の選び方
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PPS樹脂は、
PPS樹脂とは
PPSは、
比較ページには、
3つの種類
- ガラス繊維強化は、
いちばん 広く 使う 形です。例は DICの DIC.PPS FZ-1140と、 東レの トレリナ A604、 東ソーの サスティール GS-40で、 どれも ガラス繊維を 40% 入れています - ガラス繊維+
フィラー 強化は、 ガラス繊維に 無機フィラーを 足して、 硬さと 寸法の 安定を 上げた形です。例は DICの FZ-3600と、 東レの A310MX04、 東ソーの G-10です - 板・丸棒は、
PPSを 押出成形した 切削用の 素材です。 例は三菱 ケミカルグループ の テクトロン 1000 PPSと、 エンズィンガーの TECATRON GF40 naturalです
架橋型とリニア型の違い
- 架橋型は、
高温でも 高い 剛性を 保ち、 クリープ変形に 強いタイプです (DIC) - リニア型は、
伸びと 靭性に 特長が あり、 純度が 高いので 高温多湿でも 水を 吸いに くいタイプです (DIC) - 東レの
GF40% 品では、 引張強さは 架橋型の A504X90が 190MPa、 リニア型の A604が 195MPaです - クレハは、
1987年に 直鎖状の PPS樹脂の 生産を 始め、 PPSの 欠点と されていた 脆さを 大きく 改善したと 案内しています
耐熱温度と融点
- 東レは、
トレリナの 連続使用温度を 200〜240℃、 短時間なら 260℃以上と 案内しています - 連続使用温度は、
40,000時間 熱処理しても 強度を 50%以上 保てる 上限の 温度です(東レ) - 荷重たわみ温度は、
DICの FZ-1140で 270℃、 FZ-3600で 275℃です。 東レと 東ソーの 強化品も 260℃を 超えます - 融点は、
東レの トレリナで 278℃、 東ソーの サスティールで 281℃です - 強化していない
PPSは、 ガラス転移温度の 近くで 熱変形温度を 示します。 高温での 硬さが いるなら、 アニールで 結晶 化度を 上げます(東レ)
難燃性と耐薬品性
- 東ソーは、
難燃剤を 入れずに UL94 V-0と 案内しています。 サスティール GS-40は 0.38mmの 厚さで V-0です - ガラス繊維強化PPSの
限界酸素指数は 47です(東レ) - 耐薬品性は、
酸や アルカリ、 各種有機溶剤に 対して フッ素樹脂に 次ぎます(東レ) - ガソリンや
軽油に 含まれる 芳香族の 成分とは なじみやすいので、 燃料に 触れる 部品は 実際の 条件で 先に 試します(東レ)
成形前の乾燥と成形条件
- DICは、
予備乾燥を 120℃なら4〜6時間、 130℃なら3〜5時間、 140℃なら2〜3時間としています - シリンダ温度は
一般に 300〜340℃で、 350℃以上には 加熱しません (DIC) - 金型温度は
130〜150℃です。 低いと 結晶 化が 進まず、 耐熱性が 落ちます (DIC) - 溶融粘度が
低く、 バリが 出やすい 材料です。 シリンダと スクリューは 耐摩耗仕様にします (DIC)
PEEKとの違い
- エンズィンガーの
資料では、 引張強度は PEEKが 166MPa、 PPSが 103MPaで、 強さと 粘りは PEEKが 上です - そのかわりPPSは
値段が 安く、 耐薬品性では PEEKより 優れます (エンズィンガー) - PPSの
長期の 使用温度は、最高 230℃です (エンズィンガー)
削って使う板・丸棒
- テクトロン 1000 PPSは、
直鎖状の PPSを 押出成形した 素材で、 連続使用温度は 220℃です - TECATRON GF40 naturalは、
ガラス繊維 40% 入りの 板・丸棒で、 剛性と クリープ強度が 高くなっています - エンズィンガーに
よると、 半導体製造では 無添加の PPS、 一般の 産業では GF40の 強化品が 多く 使われます
値段
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