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車の電装部品・ポンプ・電気部品に使うPPS樹脂の成形材料や板・丸棒を選ぶ、設計・生産技術・購買の担当の方へ

PPS樹脂のメーカー5社比較【2026年】

PPS樹脂は、熱と薬品と火に強い、
車や電気の部品に使う耐熱樹脂です。

ABOUT

PPS樹脂とは

比較表を見る ↓

PPS樹脂とは、ポリフェニレンサルファイドという結晶性の耐熱樹脂です。
ガラス繊維や無機フィラーで強化した成形材料と、
削って使う板・丸棒の形で売られ、
車の電装部品・ポンプ・電気部品に使います。
ポリフェニレンスルフィドとも呼びます。

製品の特長

  • 熱に強い連続使用温度は200〜240℃(東レ)
  • 燃えにくい難燃剤なしでUL94 V-0(東ソー)
  • 薬品に強い耐薬品性はフッ素樹脂に次ぐ⁠(東レ)

使うメリット

  • 金属や熱硬化性樹脂から置きかえられる射出成形で形を一度に作れる
  • 水を吸いにくい吸水による寸法の変化や強さの低下が小さい⁠(東レ)
  • 薄くても燃えにくいサスティール GS-40は0.38mmでV-0

選ぶときに注意すること

  1. 成形の前にペレットを乾かす(DICは130℃で3〜5時間)
  2. 金型温度が低いと結晶化が進まず、耐熱が落ちる(DICは130〜150℃)
  3. 溶融粘度が低く、バリが出やすい
  4. ガラス繊維入りは、シリンダとスクリューを耐摩耗仕様にする
  5. ガソリンや軽油の芳香族の成分とはなじみやすい。燃料に触れる部品は先に試す

※仕様は各メーカーの公式の製品ページ・物性表による(数値は代表値で保証値ではない)。

LIST

PPS樹脂の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

PPS樹脂8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

ガラス繊維強化

3製品
DIC株式会社DIC.PPS FZ-1140高温で剛性のいる金属代わりの部品口コミを書く要見積

架橋型のPPSにガラス繊維を40%入れた、DIC.PPSの基本の品番です。荷重たわみ温度は270℃、引張強さは200MPaあります。架橋型なので、高温でも剛性が落ちにくくクリープに強い側です。

強化材と形
ガラス繊維強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
架橋型
強化材
GF40%
荷重たわみ温度
270℃
引張強さ
200MPa
難燃性
V-0相当(⁠0.36mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.67g/cm³
吸水率
0.02%
用途・⁠⁠⁠特長
機械物性・耐熱性・成形加工性のバランス
記載なし
長期の使用温度
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東ソー株式会社サスティール GS-⁠40薄肉で燃えにくさのいる部品口コミを書く要見積

東ソーのサスティールで、ガラス繊維を40%入れた標準の品番です。引張強さは165MPaで、UL94のV-0を0.38mmの薄さで取っています。

強化材と形
ガラス繊維強化
形状
コンパウンド(成形材料)
強化材
GF40%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
165MPa
難燃性
V-0(⁠0.38mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.66g/cm³
吸水率
0.02%
用途・⁠⁠⁠特長
標準
記載なし
ポリマーの型・長期の使用温度
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東レ株式会社トレリナ A604粘りと強さのいるGF強化部品口コミを書く要見積

リニア(直鎖)型のPPSにガラス繊維を40%入れた、高靭性の品番です。引張強さは195MPaで、同じGF40%の架橋型の標準品番の190MPaを上回ります。

強化材と形
ガラス繊維強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
リニア型
強化材
GF40%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
195MPa
用途・⁠⁠⁠特長
高靭性
記載なし
難燃性・密度・比重・吸水率・長期の使用温度
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ガラス繊維+フィラー強化

3製品
DIC株式会社DIC.PPS FZ-3600硬さと寸法の安定がいる部品口コミを書く要見積

ガラス繊維と無機フィラーを入れた架橋型の標準タイプで、荷重たわみ温度は275℃です。密度は1.96g/cm³とガラス繊維だけの品番より重く、そのぶん硬く寸法が安定します。

強化材と形
ガラス繊維+フィラー強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
架橋型
強化材
GF+無機フィラー
荷重たわみ温度
275℃
引張強さ
140MPa
難燃性
V-0相当(⁠0.40mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.96g/cm³
吸水率
0.01%
用途・⁠⁠⁠特長
標準タイプ、諸特性と成形加工性のバランス
記載なし
長期の使用温度
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東ソー株式会社サスティール G-10反りを抑えたい電気部品口コミを書く要見積

ガラス繊維とフィラーを合わせて65%入れた、サスティールの標準品番です。密度は1.96g/cm³で、荷重たわみ温度は260℃を超えます。

強化材と形
ガラス繊維+フィラー強化
形状
コンパウンド(成形材料)
強化材
GF+MD 65%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
125MPa
難燃性
V-0(⁠0.75mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.96g/cm³
吸水率
0.02%
用途・⁠⁠⁠特長
標準
記載なし
ポリマーの型・長期の使用温度
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東レ株式会社トレリナ A310MX04寸法精度のいる精密部品口コミを書く要見積

架橋型のPPSにガラス繊維とフィラーを合わせて65%入れた、東レの標準のハイフィラー品番です。荷重たわみ温度は260℃を超え、温度による強さの変化が小さい側です。

強化材と形
ガラス繊維+フィラー強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
架橋型
強化材
GF+フィラー65%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
130MPa
用途・⁠⁠⁠特長
標準
記載なし
難燃性・密度・比重・吸水率・長期の使用温度
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

板・丸棒(切削用の素材)

2製品
エンズィンガージャパン株式会社TECATRON GF40 natural高温で荷重のかかる部品の切削口コミを書く要見積

ガラス繊維を40%入れたPPSの板・丸棒で、削って部品を作ります。長期の使用温度は230℃、比重は1.63g/cm³です。高温で長く大きな荷重がかかる部品に使います。

強化材と形
板・丸棒(切削用の素材)
形状
板・丸棒
強化材
GF40%
引張強さ
83MPa
難燃性
V-0相当
密度・⁠⁠⁠比重
1.63g/cm³
長期の使用温度
230℃
用途・⁠⁠⁠特長
剛性・クリープ強度が高い
記載なし
ポリマーの型・荷重たわみ温度・吸水率
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ株式会社テクトロン 1000 PPS薬品にふれる装置部品の切削口コミを書く要見積

直鎖状のPPSを押出成形した、削って部品にする素材の基本グレードです。連続使用温度は220℃で、PTFEに次ぐ耐薬品性があります。

強化材と形
板・丸棒(切削用の素材)
形状
押出成形の素材(板・丸棒)
ポリマーの型
直鎖状
長期の使用温度
220℃
用途・⁠⁠⁠特長
耐薬品性・寸法安定性
記載なし
強化材・荷重たわみ温度・引張強さ・難燃性・密度・比重・吸水率
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

ガラス繊維強化3製品

DIC株式会社

DIC.PPS FZ-1140

高温で剛性のいる金属代わりの部品

架橋型のPPSにガラス繊維を40%入れた、DIC.PPSの基本の品番です。荷重たわみ温度は270℃、引張強さは200MPaあります。架橋型なので、高温でも剛性が落ちにくくクリープに強い側です。

コスト要見積

強化材と形
ガラス繊維強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
架橋型
強化材
GF40%
荷重たわみ温度
270℃
引張強さ
200MPa
難燃性
V-0相当(⁠0.36mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.67g/cm³
吸水率
0.02%
用途・⁠⁠⁠特長
機械物性・耐熱性・成形加工性のバランス
記載なし
長期の使用温度
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東ソー株式会社

サスティール GS-⁠40

薄肉で燃えにくさのいる部品

東ソーのサスティールで、ガラス繊維を40%入れた標準の品番です。引張強さは165MPaで、UL94のV-0を0.38mmの薄さで取っています。

コスト要見積

強化材と形
ガラス繊維強化
形状
コンパウンド(成形材料)
強化材
GF40%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
165MPa
難燃性
V-0(⁠0.38mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.66g/cm³
吸水率
0.02%
用途・⁠⁠⁠特長
標準
記載なし
ポリマーの型・長期の使用温度
公式ページへ
東レ株式会社

トレリナ A604

粘りと強さのいるGF強化部品

リニア(直鎖)型のPPSにガラス繊維を40%入れた、高靭性の品番です。引張強さは195MPaで、同じGF40%の架橋型の標準品番の190MPaを上回ります。

コスト要見積

強化材と形
ガラス繊維強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
リニア型
強化材
GF40%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
195MPa
用途・⁠⁠⁠特長
高靭性
記載なし
難燃性・密度・比重・吸水率・長期の使用温度
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ガラス繊維+フィラー強化3製品

DIC株式会社

DIC.PPS FZ-3600

硬さと寸法の安定がいる部品

ガラス繊維と無機フィラーを入れた架橋型の標準タイプで、荷重たわみ温度は275℃です。密度は1.96g/cm³とガラス繊維だけの品番より重く、そのぶん硬く寸法が安定します。

コスト要見積

強化材と形
ガラス繊維+フィラー強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
架橋型
強化材
GF+無機フィラー
荷重たわみ温度
275℃
引張強さ
140MPa
難燃性
V-0相当(⁠0.40mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.96g/cm³
吸水率
0.01%
用途・⁠⁠⁠特長
標準タイプ、諸特性と成形加工性のバランス
記載なし
長期の使用温度
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東ソー株式会社

サスティール G-10

反りを抑えたい電気部品

ガラス繊維とフィラーを合わせて65%入れた、サスティールの標準品番です。密度は1.96g/cm³で、荷重たわみ温度は260℃を超えます。

コスト要見積

強化材と形
ガラス繊維+フィラー強化
形状
コンパウンド(成形材料)
強化材
GF+MD 65%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
125MPa
難燃性
V-0(⁠0.75mm⁠)
密度・⁠⁠⁠比重
1.96g/cm³
吸水率
0.02%
用途・⁠⁠⁠特長
標準
記載なし
ポリマーの型・長期の使用温度
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東レ株式会社

トレリナ A310MX04

寸法精度のいる精密部品

架橋型のPPSにガラス繊維とフィラーを合わせて65%入れた、東レの標準のハイフィラー品番です。荷重たわみ温度は260℃を超え、温度による強さの変化が小さい側です。

コスト要見積

強化材と形
ガラス繊維+フィラー強化
形状
コンパウンド(成形材料)
ポリマーの型
架橋型
強化材
GF+フィラー65%
荷重たわみ温度
>260℃
引張強さ
130MPa
用途・⁠⁠⁠特長
標準
記載なし
難燃性・密度・比重・吸水率・長期の使用温度
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板・丸棒(切削用の素材)2製品

エンズィンガージャパン株式会社

TECATRON GF40 natural

高温で荷重のかかる部品の切削

ガラス繊維を40%入れたPPSの板・丸棒で、削って部品を作ります。長期の使用温度は230℃、比重は1.63g/cm³です。高温で長く大きな荷重がかかる部品に使います。

コスト要見積

強化材と形
板・丸棒(切削用の素材)
形状
板・丸棒
強化材
GF40%
引張強さ
83MPa
難燃性
V-0相当
密度・⁠⁠⁠比重
1.63g/cm³
長期の使用温度
230℃
用途・⁠⁠⁠特長
剛性・クリープ強度が高い
記載なし
ポリマーの型・荷重たわみ温度・吸水率
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三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ株式会社

テクトロン 1000 PPS

薬品にふれる装置部品の切削

直鎖状のPPSを押出成形した、削って部品にする素材の基本グレードです。連続使用温度は220℃で、PTFEに次ぐ耐薬品性があります。

コスト要見積

強化材と形
板・丸棒(切削用の素材)
形状
押出成形の素材(板・丸棒)
ポリマーの型
直鎖状
長期の使用温度
220℃
用途・⁠⁠⁠特長
耐薬品性・寸法安定性
記載なし
強化材・荷重たわみ温度・引張強さ・難燃性・密度・比重・吸水率
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Q&A

PPS樹脂選びで、よくある疑問

購買担当の疑問PPS樹脂の価格は、どう見積もる?

このページの製品で、値段を公式に出しているものはありません。成形材料は品番と使う量を、板・丸棒は厚さや径を決めて見積もりを取ります。エンズィンガーは、PEEKとPPSではPEEKの方が高価と案内しています。

設備担当の疑問PPS樹脂の耐熱温度は何℃?

東レはトレリナの連続使用温度を200〜240℃、短時間なら260℃以上と案内しています。連続使用温度は、40,000時間熱処理しても強度を50%以上保てる上限の温度です。荷重たわみ温度は、ガラス繊維強化のFZ-1140が270℃、FZ-3600が275℃で、東レと東ソーの強化品も260℃を超えます。

工場長の疑問架橋型とリニア(直鎖)型の違いは?

架橋型は高温でも硬さを保ち、クリープに強いタイプです。リニア型は伸びと粘り強さがあり、高温多湿でも水を吸いにくいとDICは説明しています。東レのGF40%品では、引張強さは架橋型のA504X90が190MPa、リニア型のA604が195MPaです。

設備担当の疑問PPSの融点とガラス転移温度、比重は?

DICの資料では、PPSのガラス転移温度は約90℃、融点は約280℃です。融点は、東レのトレリナで278℃、東ソーのサスティールで281℃です。密度はガラス繊維40%品で1.66〜1.67g/cm³、ガラス繊維とフィラーを入れたFZ-3600とG-10で1.96g/cm³です。

設備担当の疑問PPSは燃えにくい?UL94 V-0は?

PPSは難燃剤を入れなくても自己消火性があり、東ソーは難燃剤無添加でUL94 V-0と案内しています。サスティール GS-40は0.38mm、DICのFZ-1140は0.36mmの厚さでV-0相当です。ガラス繊維強化PPSの限界酸素指数は47です⁠(東レ)。

施設管理の疑問PPSの耐薬品性は?弱い薬品はある?

東レは、酸やアルカリ、各種有機溶剤への耐性はフッ素樹脂に次ぐと案内し、東ソーは一般の強酸化性酸以外には侵されないとしています。一方で、ガソリンや軽油の芳香族の成分とはなじみやすいと東レは説明しています。燃料や強い酸化性の酸に触れる部品は、実際の条件で先に試します。

工場長の疑問PPSの成形条件と乾燥は?

DICは、予備乾燥を130℃で3〜5時間(120℃なら4〜6時間)と⁠し⁠、シリンダ温度は300〜340℃で、350℃以上にはしないよう案内しています。金型温度は130〜150℃で、低いと結晶化が進まず耐熱が落ちます。溶融粘度が低くバリが出やすいことと、シリンダとスクリューに耐摩耗仕様がいることも、DICの注意点です。

設備担当の疑問PPSとPEEKの違いは?

エンズィンガーの資料では、引張強度はPEEKが166MPa、PPSが103MPaで、強さと粘りはPEEKが上です。そのかわりPPSは値段が安く、耐薬品性ではPEEKより優れます。長期の使用温度は、PPSで最高230℃です(エンズィンガー)。

施設管理の疑問削って部品を作るなら?PPSの板・丸棒は?

三菱ケミカルグループのテクトロン 1000 PPSは、直鎖状のPPSを押出成形した素材で、連続使用温度は220℃です。エンズィンガーのTECATRON GF40 naturalはガラス繊維40%入りの板・丸棒で、長期の使用温度は230℃です。エンズィンガーによると、半導体製造では無添加のPPS、一般の産業ではGF40の強化品が多く使われます。

総務の疑問PPS樹脂のデメリットは?

PPSはもともと脆さが欠点とされ、靭性を上げたリニア型やエラストマー改質の品番が出ています。溶融粘度が低くバリが出やすく、酸素のある所で200℃以上に長く置くと物性が落ちて色が変わります(DIC)。強化していない品番はガラス転移温度の近くで熱変形温度を示すので、アニールで結晶化度を上げます⁠(東レ)。

経営者の疑問PPS樹脂の主なメーカーとブランド名は?

成形材料は、DICのDIC.PPS、東レのトレリナ、東ソーのサスティールです。東ソーは、国内ではじめてPPSの生産を始めたメーカーです。板・丸棒は、三菱ケミカルグループのテクトロン、エンズィンガーのTECATRONがあります。

TYPES

PPS樹脂の強化材と形の違い

ボタンを押すと、表がその強化材と形の製品だけになります。

ガラス繊維強化

PPSにガラス繊維を入れた、いちばん広く使う形です。GF40%の品番が中心で、荷重たわみ温度は260℃を超えます。架橋型は高温での硬さ、リニア型は粘り強さで選びます。

向いている使い方

  • 車の電装部品・センサーのケース
  • ポンプ・給湯器の水回り部品
  • コネクタ・電気部品

根拠:基本的には強度が高く比較的靭性に優れた ガラス繊維強化タイプ(出典7)

この強化材と形の3製品を表で見る

ガラス繊維+フィラー強化

ガラス繊維に無機フィラーを足して、強化材を増やした形です。東レのA310MX04と東ソーのG-10は、合わせて65%入れています。硬く、反りや寸法の変化を抑えたい部品に使います。

向いている使い方

  • 寸法精度のいる精密部品
  • 反りを抑えたい平たい部品
  • 電気部品のケース

根拠:寸法精度に優れた ガラス繊維+フィラー強化タイプ(出典7)

この強化材と形の3製品を表で見る

板・丸棒(切削用の素材)

PPSを押出成形した板・丸棒で、削って部品にします。型を作らずに、少ない数の部品や治具を作れます。連続使用温度は、テクトロン 1000 PPSで220℃です。

向いている使い方

  • 半導体・液晶の製造装置の部品
  • 検査治具
  • 薬品にふれる装置の部品

根拠:テクトロン™ PPSは、直鎖状のポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂を押出成形した素材で、連続使用温度は220℃です。(出典15)

この強化材と形の2製品を表で見る
MAKERS

PPS樹脂の主なメーカー5社

PPS樹脂の主なメーカーは、次の5社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

エンズィンガージャパン株式会社

ガラス繊維を40%入れたPPSの板・丸棒で、削って部品を作ります。

東京都

DIC株式会社

架橋型のPPSにガラス繊維を40%入れた、DIC.PPSの基本の品番です。

東京都

東ソー株式会社

東ソーのサスティールで、ガラス繊維を40%入れた標準の品番です。

東京都

東レ株式会社

リニア(直鎖)型のPPSにガラス繊維を40%入れた、高靭性の品番です。

東京都

三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズ株式会社

直鎖状のPPSを押出成形した、削って部品にする素材の基本グレードです。

東京都

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:車の電装部品・ポンプ・電気電子部品・機械部品に使うPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)の成形材料(コンパウンド)と⁠、削って使う板・丸棒で、自社で作るか自社グループの製品として日本で売っている会社が、公式サイトで今案内していて、仕様を公式の物性表・カタログで確かめられたものを、品番の単位で1社2製品まで載せています。エンズィンガージャパンはドイツのエンズィンガーの日本法人で、グループで作る板・丸棒を売っています。三菱ケミカルアドバンスドマテリアルズは三菱ケミカルグループの会社です。ダイセル(旧ポリプラスチックス)のジュラファイドは、公式サイトの中身が文字で取れず物性を確かめきれなかったので載せていません。クレハのフォートロンKPSは成形材料の元になるポリマーで、射出成形用の材料はダイセルが売っているので載せていません。ソルベイ(ライトン)・セラニーズ(フォートロン)は⁠、今回は公式の資料を取れず確かめきれなかったので載せていません。フィルム・繊維・3Dプリンタ用の粉、成形品や加工品、商社・販売店が売る他社の製品、中古品、販売終了品は除いています。ナイロン(nylon-resin)・ポリカーボネート(polycarbonate)と⁠は素材で分けています。並びは強化材と形ごとに会社の五十音順です。

並び順:強化材と形ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

PPS樹脂を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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