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GUIDE / POLYETHYLENE-FILM

ポリエチレンフィルムとは?LDPE・LLDPE・HDPEの違いと、シーラント・帯電防止・養生用の種類、厚さ・幅・価格の選び方

包装の袋の内側に貼るシーラント、帯電防止や無添加の機能グレード、自動包装用や養生用のロールまで、ポリエチレンフィルムの種類と、LDPE・LLDPE・HDPEの違い、厚さ・幅の範囲、ボイルの上限、価格の決まり方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

ポリエチレンフィルムは、ポリエチレン樹脂を薄くのばした、包装や養生に使うフィルムです。PEフィルム・ポリフィルムとも呼びます。使い方で、ラミネートの内側に貼るシーラント、帯電防止や無添加の機能グレード、そのまま包む・覆う汎用フィルムに分かれます。選ぶときは「何と貼り合わせるか」「中身は何か」「厚さと幅」の3つを先に決めます。

ポリエチレンフィルムとは

ポリエチレンフィルムは、ポリエチレン樹脂を薄いフィルムにした材料です。アイセロの解説では、安くて加工しやすく、水蒸気を通しにくいので、食品の包装に使われています。食品や日用品の包材では、いちばん内側に貼るフィルムとして使われます。

作り方は、円形のダイからチューブ状に膨らませるインフレーション法と、平らなダイから押し出して急冷するTダイキャスト法があります。宇部フィルムの機能性シーラントは、共押出インフレーションで3層に作っています。

LDPE・LLDPE・HDPEの違い

  • LLDPEは比重0.910〜0.925で、耐ピンホール性に優れます。剛性はHDPEとLDPEの中間で、透明度はLDPEより少し劣ります
  • HDPEは比重0.942以上の硬いポリエチレンです
  • 宇部フィルムの解説では、L-LDPEの75%はフィルムとして使われています
  • シーラントの多くはLLDPEが主原料です。フタムラ化学のLLシリーズはメタロセン触媒のLLDPEを使っています

3つの種類

  • ラミネート用シーラント。バリア材と貼り合わせ、包材の内側で熱シールを受け持ちます。例はフタムラ化学のLL-XMTN、東洋紡のL4102、タマポリのTC400、宇部フィルムのGP-3です
  • 帯電防止・無添加の機能グレード。粉や電子部品、医薬品の包装に使います。例は東洋紡のL4182、タマポリのVE-7、アイセロのN-606です
  • 単体で使う汎用・養生用。貼り合わせずにそのまま使います。例は大倉工業のオークラフィルムとDフィルム、宇部フィルムのウベポリシートです

厚さと幅

  • フタムラ化学のLL-XMTNは、番手20〜150まで選べます
  • 宇部フィルムのGP-3は、厚さ30〜200μmです。機能性シーラントの幅は最大2,000mmで、厚さの上限は樹脂の構成と幅で変わります
  • 大倉工業のオークラフィルムは、厚さ20・30・50・70・100μmの5種類で、幅は950〜4,200mmです
  • 宇部フィルムのウベポリシートは、厚さ30〜200μmで、幅は950〜3600mmです
  • 広い品は半分に折った半折や片開きで届くので、広げたときの幅で選びます

帯電防止グレードの注意

  • プラスチックは電気を通しにくく、静電気が逃げません。粉を詰めると、シール部に粉がかみやすくなります
  • 東洋紡のL4182は、ドライラミネートしたあとも帯電防止性が残ります。ただし高温でエージングすると効きが落ちることがあり、40℃以下で管理するよう案内しています
  • アイセロのL-140AS-1は、帯電防止の効きが安定していて透明性が高いグレードです

ボイルと耐熱

  • 東洋紡のL4102は、95℃までのボイルに使えます
  • 宇部フィルムのGP-3は、耐熱温度95℃(自社法)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 物性表の数字は測定の一例で、規格値ではありません。実際の包材で試してから決めます

値段

  • 載せた12製品とも、公式サイトに価格はありません。厚さ・幅・巻長・数量をそろえて見積もりを取ります
  • 東洋紡は2026年4月21日納入分から、LLDPEフィルムの価格を17.5銭/cc改定しています。原料の値動きで価格が変わります
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